ファッション・ジュエリー
眼鏡・時計の内村
- 相鉄本線「三ツ境駅」から徒歩3分
- 横浜市瀬谷区三ツ境15-10
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- 営業時間:10:00〜19:30
- 定休日:年中無休 ※年始、お盆などの臨時休業あり
相鉄線沿線にある創業70年を超える老舗の眼鏡&時計修理ショップ。「品質の良いものをお求めやすく」をコンセプトに鯖江産のメガネフレームを20~30%OFFで提供。リーズナブルな時計修理にも定評あり!

リーズナブルな時計修理に定評あり! 鯖江産フレームも多数そろう創業70年「眼鏡・時計の内村」
2020年03月16日
移動中に時間を確認するツールといえば、真っ先にスマートフォンが出てくるこのご時世。すっかり腕時計とはご無沙汰になってしまっている人も多いのではないだろうか。
引き出しの奥に眠る、時を刻まない時計・・・
一方で、レコードやカセットテープのブームが再燃するなど、近年のアナログ回帰の流れを受けて30年以上前の時計が「アンティークウォッチ」として脚光を浴び、同時に「時計修理」のサービスが注目を集めているという。メンテナンスを重ねて、古きよきものを大切にする・・・とても素敵なことだ!
今回は、そんな時計の楽しみ方を提案してくれたり、“困った”を解決してくれる(それもリーズナブルに!)、横浜市瀬谷区で創業70年を超える老舗を紹介しよう。
やって来たのは、相鉄本線「三ツ境駅」南口。駅前の商店街に入るとすぐに・・・
目的のお店「眼鏡・時計の内村」に到着
リールナブルな時計修理
お店の中には眼鏡がたくさん!
話題の鯖江(さばえ)産眼鏡フレームが豊富にそろう
リーズナブルな時計修理。眼鏡フレームは常時20~30%OFF
創業70年を超す「眼鏡・時計の内村」。祖母、父と受け継がれてきた同店の三代目が内村太郎(うちむら・たろう)さんだ。
やわらかな笑顔が印象的な内村さん
時計修理の職人でもある
まずは、率直な質問だが、三代目となりお店を継ぐのは自然な流れだったのだろうか。
「人と接する仕事がしたかったので、最初は百貨店に勤めていました。でも、自分の思う接客をするには少し規模が大きすぎたというか・・・。1年後『もう少しお客様と近い距離で接したい』と思って退職し、家業を継ぐことを決めました。ありがたいことに、この場所でなら自分の理想に近い接客ができると思ったんです」と内村さん。
「お客様とゆっくり向き合えることがうれしいです」
さらに、内村さんには外の世界を知ったからこそ、見えたものがあるという。
「お店に入って最初に感じたことは、眼鏡って値段が高すぎるなぁと(笑)。ここ数年は安く買える商品も出てきましたが、ブランドや品質にこだわると、それなりにいいお値段になりますよね。モノの良さは分かっているのに、諦めてしまうのは本当に残念なことです。時計の修理に関しても、まず修理金額が昔から変わらないことに疑問をもちました。時計の価値は変化してきているのに、『なぜ安くならないのかな?』と。百貨店に勤めたことで、『冷静にモノの価値を見よう』という気持ちが強くなったのかもしれません」と内村さんは話す。
「お客様の目線に立って、もっとリーズナブルにできないか考えました」
内村さんはまず、時計の修理を全て自前で行うようにするなどコストを見直し、相場の半額を意識した価格設定を行った。その結果、オーバーホール(分解掃除)は国産時計なら6000円(税別・以下同)、海外製のものなら8000円から対応できるようになったのだ。
海外の有名ブランドのオーバーホールは1~2万円が目安となる
「もしかすると『日本で一番安い?』と思うこともあります(笑)。でも、大切なのは多くのお客様に利用していただくことなので」と内村さん。
眼鏡についても、“眼鏡の街”「福井県鯖江市」で作られた純国産フレームを中心に、定価の20~30%OFFで提供しているという。そこには、「良いものをお求めやすく」をコンセプトにしたという、内村さんの強い思いが表れていた。
ファッション誌などで目にする機会も多く人気の眼鏡フレームだ
オーバーホールの作業に密着!
そんな内村さんだが、お店を継ぐ決意をした際には、時計修理について一から必死に学んだという努力家でもある。
「父からの指導はもちろんですが、職人さんのところにアポイントなしで訪ねたこともあります。断られる覚悟で行ったのですが、この業界は若い人が少ないこともあってか、意外と温かく迎えてくれて(笑)。あれから10年が過ぎましたが、指導してもらった方々には本当に感謝しています」
せっかくなのでオーバーホールを通じて、内村さんの修理の様子を見せてもらおう。
修理をするのは1973(昭和48)年製のSEIKO「ロードマーベル」
シンプルで上品な雰囲気が漂うこちらは、現行の「GRAND SEIKO」につながるモデル。内村さんもその“つくり”のよさから高く評価しているという。
店内には、修理工房が併設されている。緻密な作業が行われる場所だけに、独特の緊張感も漂う空間だ。バンド調整や電池交換はその場の対応が可能で、通常なら5~10分で完了するが、時計を分解するオーバーホールはじっくり余裕をもって取り組んでいるという。
工房に入ると内村さんは職人モードに!
最初に文字盤を外す。これだけでも何だかスゴイ
文字盤から細かいパーツを取り除き
時計の針も抜いていく
完全に文字盤だけになった
分解専用の台にはめこみ、パーツを一つひとつ丁寧に取っていく
えっ? 中にもSEIKOの刻印があるなんて!
ついに歯車を発見!
細かい作業に、見ているコチラも思わず息をのむ
これで、一連の「分解」作業が終了した。
時計が動かなくなってしまった原因は、劣化によって時計の中で油が固まり、「歯車」を動力で動かせなくなったことだという。この時計に再び息吹を与えるべく、パーツの一つひとつを「掃除」していくのだ。
汚れがひどい箇所は個別にブラシで洗い
ホワイトガソリンの入った「超音波洗浄機」に入れる
洗浄機で洗ったら乾かし、組み立てて油を差せば終了だ
修理後、お客さんからの要望で皮のベルトにリニューアル!
通常は、オーバーホールが完了すると裏蓋の内側などに修理者のサインを記すそうだが、こちらの時計はそれが見当たらなかったので、「初オーバーホール」の可能性もあるとか。40年以上の時を超えて美しく生まれ変わる。そんな時計の生命力に驚き、改めて機械式時計の精巧な作りに脱帽させられた。
古いものの良さが見直されてきている昨今、ネットオークションなどでアンティークウォッチを手にする人が増えていると聞く。そんな人にはぜひ、「眼鏡・時計の内村」のリーズナブルな時計修理サービスを利用してみてほしい。
「もっとカジュアルに時計を楽しんでもらいたいです!」
匠の技が光る鯖江産のフレーム、レンズは信頼の「HOYA」ブランドのみを使用
次に、ズラリと並んだ眼鏡のラインアップもじっくりと見せていただくことにしよう。
昔ながらの商店街にあるお店だが、店内にはファッショナブルな眼鏡がたくさん!
鯖江産の純国産フレームを中心に、内村さんが展示会へと足を運び、実際に手に取り、かけてみることで、自身が納得できたフレームだけを選んでいるそう。
こちらが内村さんが特にイチオシするコーナー
「この数年は、鯖江産のフレームに力を入れています」と内村さん
既に述べたが、「眼鏡・時計の内村」では、「品質の良いものをお求めやすく」との思いから、鯖江産をはじめとした眼鏡フレームが定価の20~30%OFFで販売されている。
「匠の技と、メイドインジャパンのこだわりにあふれた鯖江産のフレームは、使い続けるほどにその良さを感じることができますね。最近はファストファッションが流行しながらも、『ものづくりの素晴らしさ』が見直されてきていると思うんです。だからこそ、優れた技術をもっと世に出していくことが必要だと感じています」
抜群のセンスを感じさせる
クールな印象を与えるシルバーのフレーム
こんな色も! 職人の技が光る鮮やかな発色だ
そもそも厳選したフレームをチョイスしているため、どの眼鏡にも愛着があるという内村さんだが、最近は、クラッシックな雰囲気のフレームに人気が集まっているとのこと。
品質の良さとデザイン性を兼ね備えた「谷口眼鏡」
トレンド感もありながら、ちょっとした遊び心がプラスされている
ほかにもオススメがあるというので、内村さんにかけてもらうと・・・
モダンクラッシックな雰囲気の中に、個性が光る!
眼鏡一つで顔の印象が変わるのも楽しい。手軽にイメチェンができる!
さらに、眼鏡へのこだわりはフレームにとどまらずレンズにも!
「お店での取り扱いは『HOYAレンズ』のみとなります。お値段は少し高くなりますが、他のレンズと比較してみても視野の広さ、歪みのなさ、傷や汚れのつきづらさなど、全てにおいて最高の品質なんです。やはり眼鏡にとってレンズは重要ですからね」
こちらで視力検査のほか、カウンセリングも丁寧に行う
多焦点レンズは「遠近・中近・近々」両用の3種類。「中近」があるのはめずらしい!
「多焦点レンズは遠近両用のみ」というお店もある中、「遠近」「中近」「近々」の全てを取りそろえたのには理由がある。そこには、お客様の仕事や趣味など、ライフスタイルに応じて”最適なレンズを提供したい“という内村さんの強い思いがあるのだ。
「車の運転をする方にとっては遠近両用レンズが便利ですが、室内での使用が多いようであれば、中距離がよく見える中近両用レンズの方が快適です。また、ものを書いたりパソコン作業などのデスクワークが多い方には、近距離に適した近々両用レンズがおすすめですね」
なるほど! それぞれの生活スタイルにより、適したレンズは全く異なるというわけだ。
「だからこそ、カウンセリングの時間を大切にしています。日常生活の中で不便を感じる点をお聞きし、お客様ご自身でも気づいていない視力の悩みへと導きながら、ベストなご提案をする。これが、ウチのような小さなお店の強みでもありますね」と、内村さんは話してくれた。
改めてトータルのお値段を聞いてみると・・・
「レンズ代込みで1万6000円からご用意しています。鯖江産の高品質フレームでお作りいただいても3万円ほどで、多焦点(遠近両用など)のレンズを使っても5万円前後になります。これからも『良いものをお求めやすく』で勝負していきます!」
と、力強い言葉をもらった。
はまれぽ編集部・阿部も鯖江産のメガネ@「眼鏡・時計の内村」を愛用
また、内村さんはこう続ける。
「わたしたちは、お客様に眼鏡を売っているのではなく、目の悩みを解決し、『眼鏡のある快適な生活』を提供したいと考えています。それには、お客様のライフスタイルをしっかりとヒアリングし、複数の選択肢を提案していくことが大切なんです」
内村さんの眼鏡コレクション
実は視力が悪くないという“ダテ眼鏡”の内村さんだが、生活の中で意識的に眼鏡を使い、ユーザーの気持ちを理解する努力は怠らないという。
「もちろん眼鏡は大好きですよ(笑)」
基本情報
店名 | 眼鏡・時計の内村 メガネ・トケイノウチムラ |
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ジャンル | 時計修理 眼鏡の販売 |
住所 | 〒246-0022 横浜市瀬谷区三ツ境15-10![]() |
アクセス | 相鉄本線「三ツ境駅」から徒歩3分 |
駐車場 | 無 ※提携駐車場あり |
TEL1 | 045-391-0106 はまれぽを見たとお伝えください |
TEL2 | |
FAX | |
営業時間 | 10:00~19:30 |
定休日 | 年中無休 ※年始、お盆などの臨時休業あり |
URL | https://yokohama-seya-megane-tokei.on.omisenomikata.jp |
カード利用 | 可 |
個室 |