ファッション・ジュエリー
オーダースーツ専門店「ナガサカ」
- 横浜市営地下鉄ブルーライン「伊勢佐木長者町駅」から徒歩6分
- 横浜市中区伊勢佐木町5-127 三ツ星ビル1階
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- 営業時間:11:00~19:00
- 定休日:木曜日(祝日の場合は営業)
スーツは男の戦闘服! デキル男は、スーツが違う? 横浜・伊勢佐木町のオーダースーツ専門店「ナガサカ」は、3万円代から可能。お好みのデザイン、生地、サイズ感で最高の1着を仕立てよう!

ハマの最旬スタイルは横浜・伊勢佐木町にあり!
2019年10月15日
先日、大学時代の友人たちと女子会を開催した。最も盛り上がった話題は、某大手企業で受付をしている友人の「デキル男の見極め方」。彼女によると、「スーツの着こなし」を見れば、その人が「デキル男か」どうかが分かるという。確かに、シワのあるヨレヨレのスーツや、サイズの合わないスーツを着ている男性には、「仕事ができる」イメージを持ちにくいもの。世の女性たちは、男性のスーツ姿を細かくチェックしているのだ。
「デキル男」はスーツの着こなしもカッコいい!
友人曰く、「素敵だな」と思ったスーツは「オーダーメイド」であることが多いというから、「デキル男」を目指すのも楽ではない。ただ、これまでオーダースーツは「高級なモノ」というイメージが強かったが、ここ最近は、比較的低予算で作れるお店も増えてきているそうなのだ。
そういえば以前、はまれぽ編集部から伊勢佐木町に、そんなお店があると聞いたことがある。ここはひとつ、「オーダースーツ」の最新事情を探りにお店に向かってみることにしよう。
イセザキ・モールにあるオーダースーツ屋さん
横浜市中区の歴史ある商店街「イセザキ・モール」の中にある「オーダースーツ専門店ナガサカ」。最寄り駅は横浜市営地下鉄ブルーライン「伊勢佐木長者町駅」。駅から徒歩6分ほどの場所にあるお店だ。その外観からはスーツの生地や工房の様子がガラス越しにうかがえる、いわゆる“オーダーメイドのスーツ屋さん”特有の雰囲気が漂ってくる。
イセザキ・モールでひときわお洒落な外観のお店
えっ? オーダースーツが3万8000円(税別・以下同)~?
木目調をベースとした明るい雰囲気の店内
生地の見本がズラリと並んでいる
こんなステキな佇まいのお店でオーダースーツが3万円台から作れるというのは少々驚いたが、考えてみれば「何をどこまでオーダーできるの?」を全く分かっていない筆者。今回は、この辺りもじっくり聞いてみたいと思う。そんな中、「こんにちは」と社長の長坂敏行(ながさか・としゆき)さんが、笑顔で迎えてくれた。
さすが! 美しくスーツを着こなす長坂さん
「オーダースーツ」の販売を始めた理由
「オーダースーツ専門店ナガサカ」の歴史は、長坂さんの父親の代にまでさかのぼる。1968(昭和43)年に創業し、当時イセザキ・モール内にあった「横浜松坂屋」にて、洋服の裾直しなどを専門に行うファッションリフォーム業を行っていた同店。大学を卒業後、自然な形で入社を決めたという長坂さんだが、すぐに業界の厳しさを痛感したそうだ。
「手作業で行うリフォームは、とにかく時間とコストがかかるんです。いくら注文が入っても、受けられる量には限界があるから、『このまま続けていていいのだろうか?』と考える日々でした。そんなとき、ふと、リフォームで培った技術や経験がそのまま生かせるオーダースーツの販売を始めてみようと思ったんです」
オーダースーツの販売に乗り出した!
しかし、当初は店舗を持っていない状態。どのようにして顧客を獲得していったのだろうか? 「知人に保険会社の方がいて、『営業所に生地見本を置いてみたら?』と声をかけてくれたんです。そこから少しずつ注文が入るようになり、お客さまの会社や事務所、ご自宅へ出張採寸に行くようになりました。転勤がある方も多く、転勤先でも宣伝していただいて助かっています(笑)」とのことだ。
出張採寸は、社長である長坂さんが行うことが多いそう
出張採寸は現在も続けており、遠方の方はもちろん、忙しいビジネスマンや、身体に障がいがある方など、声がかかれば日本全国どこへでも飛んでいくそう。
出張採寸の仕事でコツコツ実績を積み重ねていき、2008(平成20)年に、現在の地に新店舗をオープン。オーダースーツの販売をメインとしながら、併設の縫製工場で洋服リフォームも請け負う、現在の「ナガサカ」のスタイルが形になった。
イセザキ・モールの角地に路面店をオープン
工場併設のため、スピード感のある対応が可能
「オーダースーツ」の基本
オーダースーツで最初に行うのはグレードの選択。だいたいどのお店にも「パターンオーダー」「イージーオーダー」「フルオーダー」が用意されているが、長坂さんによると、お店では「イージーオーダー」をオススメしているという。
「オーダースーツには、型紙を1から手作業で作る『フルオーダー』、既存の型紙をベースに体型の補正を加え、好みのデザインに変えていく『イージーオーダー』、サイズ感を少しだけ調整する『パターンオーダー』の三つがあります。なかでも『イージーオーダー』が、お客さまの望むスタイルを一番作りやすいんですよ」と長坂さん。
「オーダースーツ」の定義は、店舗によっても異なるそう
流行を取り入れた型紙を使いながら、自分のサイズにピッタリ合った1着が作れ、そこには生地や裏地、ボタン、縫い方などのこだわりも反映できる。「イージーオーダー」という名前ながら、イメージとしては「フルオーダー」に近い感覚だ。
価格については、国産の生地なら3万8000円から、舶来の生地でも5万8000円から作れるそうなので、ここで筆者の「オーダースーツは高そう」という概念は大きく変わることになる。さらに、「どんな生地が選べるのか?」もキニナルところだが、これはのちほど、実際のオーダーの流れにそって紹介したいと思う。
もう既製品には戻れない! オーダースーツの魅力
そんなオンリーワンの1着には、どんな魅力があるのだろう?
「自分好みのデザインという点はもちろんですが、何よりも体に合ったフィット感ですね。見た目にも美しく、着ていても心地いい。この着ているときの高揚感を味わうと『もう既製品には戻れない!』というお客さまも多いんですよ」
「快適な着心地を味わって欲しい」
この「フィット感」に深く関係しているのが採寸だ。
「サイズ感を合わせるのはもちろんですが、そこにお客さまの『好み』も反映させることが重要なんです。何気ない会話からご提案できる場合もあるので、コミュニケーションはしっかり取るように心がけています」と長坂さんは話す。
もちろん本日、長坂さんが着用されているスーツも、「ナガサカ」で仕立てた「オーダースーツ」。生地は、フランス発の高級服地ブランド「DORMEUIL(ドーメル)」で、何よりも「つや感」が最高にいいそうだ。スリーピースのスーツには、同じ「DORMEUIL」のネクタイも合わせ、上品でクラシカルな雰囲気に仕上がっている。
「DORMEUIL」は、英国仕込みの織と光沢、エレガントな風合いが特徴
「きょうは、はまれぽさんの取材だから、きちんと感を出そうとフォーマル寄りのコーディネートにしましたよ」と長坂さん。それでは・・・
「ドーメル君(?)のようなポーズでお願いします!」とリクエストすると・・・
「これで合ってる?」
ポーズをビシッと決めてくれた!
オーダースーツはこうして作られる!
長坂さんの素敵な着こなしを見て、オーダースーツの魅力を感じ始めた筆者。では実際、「ナガサカ」でオーダースーツを作る場合、どのような流れになるのだろうか?
まずは、「オーダースーツで何ができる?」「予算や納期はどれぐらい?」など、特に初めての方との時間はしっかり設けるそう。きちんと納得してからオーダーできるので、とても安心だ。
「まずは相談から」という方も大歓迎!
そこで、正式にオーダーすることが決まれば、次に行うのは「生地選び」。「ナガサカ」は、世界的に有名なブランドである「Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)」「Loro Piana(ロロピアーナ)」「DORMEUIL(ドーメル)」などの正規取扱店となっているのが強みだ。
本国より、その年の最新の生地を入手できる
高級感漂う「ゼニア」の生地見本
また、たとえば「ゼニア」の場合、正規取扱店だと“ゼニアの裏地”を付けられる大きな魅力がある。青ではなく「赤いタグ」こそが正規の目印とのこと。
赤い「Ermenegildo Zegna」に注目!
こちらの3つのブランドに加え、イタリア製らしい風合いと光沢感が特徴の「REDA(レダ)」や、同じくイタリア製で比較的リーズナブルな「MAURIZIO(マウリッチョ)」も人気が高いという。
「もちろん、国産の生地でも十分にご満足いただけると思います。お客さまの好みや要望、予算などもお聞きして、いろいろとアドバイスさせていただきますよ」と長坂さん。
「防シワ」や「ストレッチ」「はっ水」など機能性素材もオーダーできる
こちらのカタログには
冬に人気の「フランネル」素材も! 最近はクラシック回帰の流れもあるとか
裏地にも個性を! ラインアップの数はなんと200種類以上
裏地のないカジュアルジャケットもオーダー可能!
生地が決まったら、次はデザインに入る。現在も細身のスタイルが流行しているそうだが、ここ最近は、パンツにワンタックが入ったスタイルが出始めているとか。いわゆる古臭いデザインではなく、ノータックのようなすっきりしたシルエットを保ちながら、エレガントでクラシカルな装いが演出できるそう。流行をイチ早く取り入れたい方には、オススメだ。
ゼニアのボタンは「水牛」「ヤシの実」「貝殻」と、オーダー欲を刺激させる
ブランドの持つ世界観を存分に堪能できる
デザインが決定したところで、いよいよ採寸へ。せっかくなので、はまれぽ編集部・阿部に活躍してもらおう。
若干、緊張気味の阿部をモデルに採寸スタート
まずは、肩幅やウエストなどの基本箇所を採寸し、サイズ感の近いゲージ服(サイズの基準となる形のスーツ)を着用。そして、肩幅やお腹周りなど細かいサイズ調整を行っていく。
種類豊富なゲージ服も「ナガサカ」の魅力
肩のサイズを合わせると、余計なシワができないそう
お客さんと会話しながら丁寧な採寸が行われる
採寸・オーダーの内容はすべて「採寸書」に記載される
お中まわりのフィット感に欠かせない「股上」も最大7cmまで変更できるなど、正に至れり尽くせりの内容には驚いたが、ここまでの細やかな採寸と要望が反映されるからこそ、自分にピッタリ合った「最高の1着」が手に入るというわけだ。
あ、袖がボタンで開く! これは「本切羽(ほんせっぱ)」という仕様
ちなみに「イージーオーダー」なら「採寸書」の項目すべてを網羅できる。決して“イージー”ではないことを、ここで改めてお伝えしたい。
1~1ヶ月半ほどで完成!
最終フィッティング後にお直しも可能
モデル体験後の阿部は、「世界に1着のスーツなんて、最高にいい気分なんでしょうね」となんだかうれしそう。さらに阿部から「ベルトや靴下なんかも扱っているんですか?」と質問が! 「もちろん、スーツに合うスタイルを提案させていただきますよ」と長坂さん。せっかくなので、こちらも見せていただこう。
基本情報
店名 | オーダースーツ専門店「ナガサカ」 オーダースーツセンモンテン ナガサカ |
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ジャンル | オーダーメイドスーツ・シャツ販売、ファッションリフォーム |
住所 | 〒231-0045 横浜市中区伊勢佐木町5-127 三ツ星ビル1階![]() |
アクセス | 横浜市営地下鉄ブルーライン「伊勢佐木長者町駅」から徒歩6分 |
駐車場 | 提携駐車場有(店舗向かいのイセザキ・モールパーキング) ※ 5000円以上のご利用で1時間の駐車サービスあり |
TEL1 | 045-253-6789 はまれぽを見たとお伝えください |
TEL2 | |
FAX | |
営業時間 | 11:00~19:00 |
定休日 | 木曜日(祝日の場合は営業) |
URL | https://www.t-nagasaka.com |
カード利用 | 可 |
個室 |