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相鉄線特急運転開始後便利だと感じている利用者はどのくらいいる?

ココがキニナル!

相鉄線特急の通過待ち、快速、各停、と乗りたい電車の間隔も広がるうえ乗り換えが必須で横浜に出るのにものすごく不便になりました。実際喜んでいる人がどれほどいるのか知りたいです(ゴーヤさん)

はまれぽ調査結果!

特急運転開始によって便利になったと感じている人とそうでない人は利用駅によってさまざま。結果は本文参照

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ライター:三輪 大輔

実際のところ、街の人は便利になったと思っているのか。これまで、はまれぽでは、上野東京ラインと東急東横線の副都心線への相互乗り入れなど、横浜市民を揺るがした鉄道事情の調査を行っている。

そして今回、新たな鉄道事情の本音を知りたいという投稿があった。それが相模鉄道である。
 


相鉄グループは2017年に創立100周年を迎える
 

東京への乗り入れや新綱島駅の誕生など、これから多くの話題を控えている相模鉄道。日本最多の乗り入れ事業者を誇る横浜駅の中でも、1日約42万人とJRを除いてナンバーワンの利用者がいる。
 


東日本屈指の数の改札機が並んでいる相鉄線横浜駅の1階
 

そんな相鉄線の特急運転で恩恵を受けている方とそうでない方がいるという。実際、相模鉄道の利用者の方々は、どのように感じているのだろうか。街に出て、調査を開始することにした。
 


相模鉄道の特急運転とは?



そもそも相模鉄道の特急運転が始まったのは、2014(平成26)年4月27日のダイヤ改正から。運転されているのは、平日と休日の午前10時から午後4時の間。本線といずみ野線で1時間あたり2本ずつ運転を行う。

本線の停車駅は、横浜・二俣川・大和・海老名の4駅で、いずみ野線は横浜・二俣川・いずみ野・湘南台に停まっている。海老名駅から横浜駅までの所要時間を大幅に削減することで、利便性の向上を狙ったそうだ。
  


相模鉄道の路線図
 

なぜ、利便性の向上を狙ったはずなのに、不満が出てくるのだろうか。その謎を街の方々の声から探っていきたい。

今回、調査を行ったのは、相模鉄道の相鉄口周辺。インタビューを行ったのは、普段、通勤や通学で相鉄線を実際に利用している方に限定した。平日の午後6時に、いざ調査開始!
 


みんな、どのように思っているのだろうか・・・?
 



特急運転で便利になった?



帰宅ラッシュが始める時間帯ということもあり、相鉄口周辺は多くの人で溢れていた。早速、声を聞いていくことに。

まず「緑園都市」が最寄り駅である男性が、インタビューに答えてくれた。
 


よろしくお願いします!
 

「便利になったとは感じていませんね。むしろ急行や特急の通過待ちが増えたように感じます。緑園都市駅にも特急が停車すれば問題はないんですけどね」とのこと。

やはり特急が停まらないと、利便性は感じないのだろうか。現に、この後、それを裏付けるような話を立て続けに聞けた。かしわ台が最寄り駅の20代女性は「昼間に特急に乗ったら、最寄り駅に停車しなかったので焦りました。間違っていたことに通過したあとに気づいて・・・。通過待ちも増えたので不便ですね」と答え、いずみ中央駅を使う30代の男性は「通勤時以外には使わないから問題はありません。ただダイヤは分かりづらくなりましたね」と話す。

しかし中には、特急停車駅の利用者ではない方でも、「便利になった」と感じている人もいた。鶴ヶ峰駅が最寄りだという20代の女性は「便利になりました」と答えると、次のように話を続ける。
 


待ち合わせ中、ありがとうございます!
 

「隣駅の二俣川で、特急に乗る人が増えたからでしょうか。星川・鶴ヶ峰に停車する快速を利用する人が減って、快適になりましたね」

なるほど、特急が停まらない駅の方でも、こうした意見があるのか。このほかにも、便利派の方の意見は上がっている。「特急は停車しませんが、ダイヤ改正でアクセスはよくなったと感じています」という三ツ境駅が最寄りの10代女性や「不便さは感じませんね。二俣川で特急に乗り替えることもできますし」という瀬谷駅を利用する20代女性などもいた。

市民の声を二分する相模鉄道の特急運転。それでは、特急停車駅の方は、どのように感じているのだろうか。そこで「海老名」「大和」「二俣川」「湘南台」「いずみ野」の方々にインタビューをしてみることにした。