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東神奈川の傾いた家、所有者が代執行間近に現れたため一時中断

東神奈川の傾いた家、所有者が代執行間近に現れたため一時中断

ココがキニナル!

東神奈川の傾いた家が所有者自ら解体する意向を市に伝えて代執行が中止に。当面は所有者の動向を見守るそうですが、危険な建築物をいつ解体するのか明言しないのですか?怪我人がでたらどうする?(ねこみくさん)

はまれぽ調査結果!

市の担当者によれば「解体する意思は十分に確認できたが、そんなに長くは待たない。いつでも代執行できる準備は整っている」とのこと。怪我人がでた場合は所有者の責任

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ライター:はまれぽ編集部

解体に向けて動き始めた神奈川本町の傾いた家。その後、動向に変化があった。
 


10月15日時点の様子

 
市は2018(平成30)年9月5日に、「10月12日までに所有者による解体がなされない場合は略式代執行を実施する」と記者発表。そして10月12日を前に、所有者が現れたことで代執行に向けた手続きが一時中断となった。

建築局建築指導課によると、所有者は自ら解体する意思を市に伝えたという。その際、所有者からは「解体する意思は十分に確認できた」と担当者は話す。現状、市は様子を見守ることしかできない。
 


2階の窓ひさし(雨よけ)が落ちてこないか心配になる

 
「解体にもさまざまな手続きがあるので、今すぐに解体できる訳ではありません。相手側の動向を確認しながら、もし解体が進まない場合はいつでも代執行できるよう準備は進めています。あくまでも『一時中断』ですので、いつまでにという明言はできませんが、今の状態をうやむやにすることはありません」とのこと。

執行猶予が延びただけで、市としてもこの危険な状態を野放しにする気はないようだ。
 


9月6日時点

 
10月1日には台風24号が直撃し、記録的な暴風雨に見舞われた。その影響もあるのだろうか、ベランダが以前よりも河川側に沈み2階の網戸のネットが外れている。
 


10月15日時点

 
市内の解体業者に問い合わせたところ、通常の流れであれば、現地調査(2~3日)や建設リサイクル届出の提出(1週間)などの手続きを踏んだ上での着工となる。

建物の大きさや解体場所にもよるが、築73年、地上2階建て、延床面積39.66平方メートルの木造家屋であれば、着工から1週間もせずに解体工事は終了するそうだ。
 


京急の電車から見たことがある人も多いだろう

 
ただし、同家屋の前は車通りも多く片側一車線の道路しかない。2トン車、4トン車、重機など解体に必要な車両を駐車しておくのも一苦労だ。建物自体が安定していないので、一歩間違えば河川側に崩れてしまう可能性もある。
 


通常の解体工事通りには進まないかもしれない

 
同日、数名の取材陣が周辺を張っていた。はまれぽ編集部も所有者に突撃できるかと身を潜めていたが、所有者が現れることはなかった。
 


同家屋の前の道は人通りも多い

 
ご近所にお住まいの方は「いつ取り壊されるのか気にはなっていましたけど、柵ができてから何ヶ月もこのままなので、この間の台風の時は怖かったです。家族で『あの家壊れてるんじゃない?』と話していました。一日でも早く解体してほしいですね」と眉をしかめていた。

また代執行の有無に関わらず、怪我人が出た場合、責任の所在は所有者にある。現在はかろうじて所有者と連絡が取れているそうなので、何か問題が起きた際には張り紙にある連絡先に問い合わせてほしい。
 


事故が起きてからでは遅いので、一刻も早い解体を願う

 
通常であれば解体工事に伴い、近隣住民には工期などの工事挨拶がされる。所有者が積極的に解体工事を進めているのであれば、最短でも10月中には工事が始まるだろう。
はまれぽでは引き続き、進捗状況を追っていく。
 
 
ー終わりー
 
 

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  • そろそろ10月も終わりそうですが、その後どうなったんでしょうか?

  • 解体までの期限を切って通告しないと。役所だっていたずらに長引いたら面倒でしょうに。市民からしたらその力をもっと前向きな方向に使って欲しい。下の方が書いているようにごね得許してはならないですよ。

  • 解体費用などをゴネるためにやってるように見えるな。彼らの手口。けが人とか出てもそれの支払いもゴネそうだしさっさと壊して解体費用を請求してほしい。

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