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横浜文化体育館への案内看板が「198メートル」の理由

横浜文化体育館への案内看板が「198メートル」の理由

ココがキニナル!

関内駅から横浜文化体育館への案内は198M。おそらく正確な数値でしょうが、この正確さは何を意味する?個人的には200Mの方が感覚をつかみやすいです。(Aloha.Rickyさん)

はまれぽ調査結果!

198メートルとした正確な理由は不明。2メートルずらすと進入禁止の道路標識と近くなるので考慮したか、目に付きやすいようにしたか、看板設置の担当者が新日本プロレスファンだった可能性がある

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ライター:はまれぽ編集部

JR関内駅南口を出て横断歩道を渡ると、その看板はある。Vの字の支柱で支えている珍しい形の案内板だ。
 


横浜文化体育館まで


198m(メートル)

 
今回はこの「198m」について、なぜ200メートルじゃダメなのか?という投稿だ。横浜文化体育館について調べてみたが、開館時期、住所、電話番号、面積、営業時間など数字に関する情報に「198」は使われていない。もしかしたら、正確な距離を記載する特別な理由があるのかもしれない!
 
 
 

ということで、さっそく調査開始!


 

案内板は「かながわ信用金庫」のビルの前に設置


Google mapの地図上で距離を測定してみると、案内板から横浜文化体育館の階段を上がる手前までが198メートルだった。
 


この辺りまでが198メートル

 
まずは案内板に従って歩いてみる。不老町の交差点まで直進すると、交差点の前に「横浜文化体育館→140m」と記された案内板を発見。
 


ここで右折


しばらく歩くと、前方に横浜文化体育館の青い看板が目に入る

 
普通に歩いて2分ちょっと、全力で走って1分かからない距離。不老町の交差点を曲がると早い段階で横浜文化体育館の看板が見えてくるので、関内駅の出口を間違えなければ迷うことなく辿り着けそうだ。
 


目印はこの看板。遠くからでも結構目立つ


横浜文化体育館前の交差点には「JR関内駅→210m」の案内板が立っていた

 
実際に歩いてみても「198m」につながるヒントはなく、謎は深まるばかり。そこで、ほかにも1メートル単位で記載してある案内板がないか探してみた。

南口側には「198m」「140m」のほかに、関内駅南口の出口と大通り公園前の横断歩道横に案内板を発見。北口側には、市役所から横浜スタジアムに向かう途中に「横浜文化体育館→240m」の案内板が設置されていた。
 


関内駅前は「270m」


大通り公園前は「300m」


北口側は「240m」

 
関内駅周辺には、横浜市庁、横浜スタジアム、中華街、伊勢佐木町などの施設や観光地が記されていたが、そのどれもが10メートル単位で記載。やはり「198m」は特別な看板なのかもしれない。
 
 
 

関係者に聞いてみた


 
歩いてみても分からなかったので、横浜文化体育館の関係者に聞いてみることに。

まず、施設の指定管理者である「公益財団法人横浜市体育協会」に問い合わせたが、案内板については分からないとの回答。
つぎに横浜文化体育館を所有している横浜市市民局のスポーツ振興課は、「当時の資料が残っておりませんので推測ですが、正確性を期すための数字ではないかと考えます。1995年度に『横浜市公共サインガイドライン』が策定され、誘導サインの距離表示については『3桁の場合、下1桁を四捨五入』とあるので、おそらくガイドライン策定以前に作られたものだと思われます」という。

さらに、案内板を管轄する中土木事務所に聞いてみると、「案内板の内容についてはこちらでは分かりません。設置時期の正確な記録は残っておりませんが、もともと不老町の交差点にある案内看板の場所に設置されていて、2002(平成14)年に新しい案内看板ができたタイミングで現在の場所に移設されたと推察します。こういったV字タイプの支柱は珍しいです」とのこと。
 


よく見かけるこの案内看板は2002~2003年ごろに大々的に設置された

 
ということで、関係各所に聞いてみても「198m」と記されている理由は分からなかった。そこで、逆に200メートルにしなかった理由の仮説を立ててみることに。