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横浜中華街、招福門の「キッズ手作り点心教室」に行ってみた!

横浜中華街、招福門の「キッズ手作り点心教室」に行ってみた!

ココがキニナル!

横浜中華街の招福門で開催、夏休み企画「キッズ手作り点心教室」がキニナル!(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

その日にこねた生地で作るアニマルまんは幸せの味。 親子の夏休みの思い出作りにぴったりのワークショップだった!

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ライター:のなかあき子

学校の夏休み期間が短縮され、旅行の計画は消え、地域のお祭りやイベントもなくなった2020年の夏。小学5年生の娘は「外は暑いし、クーラー効いた部屋でゴロゴロできれば十分」というが、それではあまりにも寂しすぎる…私が。

何か夏休みの思い出が欲しい。そう思っていたところに、中華街の広東料理店「招福門」で開催されるワークショップ「キッズ手作り点心教室」の情報が入ってきた。



中華街の招福門で開催される「キッズ手作り点心教室」


点心師にアニマルまん作りを教わるワークショップで、対象年齢は4歳〜小学6年生。参加料金は2,500円だ(保護者の体験は2,000円)。体験後は香港飲茶食べ放題が無料になるという(保護者は体験有無にかかわらず有料)。

中華街歩き、点心作り体験、そして香港飲茶。半日はバッチリ楽しめそうなプランだ。ものづくりが好きな娘は「行く!」と即答。短い夏休みに入ってすぐに元町中華街へと向かった。



朝陽門から中華街へ、タピオカが気になっている…?



こんなに静かな中華街は初めてみた


何かと物珍しそうにしている娘。そういえば、物心ついてから初めての中華街かもしれない。

人が少なく、まるで中華圏の映画のセットの中にいるようだ。娘はいちご飴やタピオカ、パンダの雑貨、店先の占いの機械などに足を止めている。

私も久々に訪れた、中華街のエキゾチックな雰囲気にワクワクが止まらない。娘と2人、いちいち誘惑されながら「招福門」に到着した。



赤いランタンとソフトクリームが目印


案内してくれたのは、招福門広報の鈴木安佳音(すずき・あかね)さんだ。少し会話をしただけで、娘と打ち解けた鈴木さん。聞けば以前は保育園の栄養士さんだったとか。


子供心をつかむオーラを放つ鈴木さん





点心師の格好で体験スタート!





ワークショップの会場は4階の宴会場だ。円形のテーブルが4つ、しっかり距離を置いて配置されていた。1団体で1つのテーブルを利用、しっかりソーシャルディスタンスが取られているので感染対策も安心だ。



この日は4つのテーブル、最大でも5つのテーブルに制限



テーブルの上に体験道具一式が用意されている


体験の際は帽子とコックコートを着用する。服から道具まで必要なものは全部借りられるので、手ぶらで参加できるのが嬉しい。


サイズは120cmと130cm、袖を折ってサイズを調節する



髪の毛をネットでまとめ、帽子をかぶり、手を消毒して準備完了!



コックコートと帽子で、気分は点心師!


着替えが終わったら、いよいよ点心作りスタート。今回のワークショップで作る点心は肉を包んだアニマルまんだ。各テーブルには可愛いサンプルが置かれている。

最初に白い肉まんを作り、餡(肉)を包み、色付きの生地でパーツを付けて完成する。



お手本はコレ。パンダにくま、コアラにニワトリかな?



生地と餡(肉)は、あらかじめ必要量に分けられている


まずは会場の大型スクリーンに映し出される動画で、作り方のレクチャーを受ける。手元の様子がはっきりわかるし、密にならずに見られるのがいい。


上手に作るコツを子供にもわかりやすいように解説




いよいよアニマルまん作り!





動画を見終えたら、いよいよアニマルまん作りにとりかかる。まな板の上に白い生地を置いて、綿棒で薄く丸く伸ばしていく。


「粘土遊びしているみたい!」


映像に登場した、点心師で副料理長の佐々木慎吾(ささき・しんご)さんの指導を受けながら作業を進める。
「生地はどんどん発酵が進むから、手際よく作りましょう!」
指導を受けるうちに、口数が少なくなり、真剣モードになっていく娘。我が子の集中している姿を見るのはいいものだ!



生地の中に餡を包み、丁寧に丸めていく



けっこう手際、いいんじゃない?


「いいね。次は生地の表面を水でぬらしましょう」
水でぬらすことで、パーツをしっかり接着することができるという。次のステップは、色付きの生地をちぎってアニマル風に仕上げていく。さて、どんなアニマルまんを作るのだろうか?



パンダだろうか…でも先が尖っているような…


お手本を見ることはなく、自分の意志のままにパーツをつけていく。作っている最中にも生地の発酵が進むので、手際よくパーツをつけていくのがコツだ。限られた時間の中で、満足出来る作品はできるだろうか?


茶、ピンク、黄色。全色使いたいらしい



迷いなく動く指先、完成は近い

 


できた、ネズミまんと猫まんだろうか?


作り終えたら、いよいよ仕上げの「蒸す」工程に入る。せいろの中にアニマルまんを入れ、階下で蒸してきてもらう。蒸すとひとまわり大きくなるので、雰囲気が変わるそうだ。


しばしのお別れ、行ってらっしゃい!


蒸し上がるまでの待ち時間に楽しめるコーナーやイベントも用意されている。まずはフロアの一角の、中華街をイメージしたフォトスポットへ。ここで点心師の格好で記念写真を撮っておこう。金属製の中国の銅鑼を鳴らせるコーナーもある。


2頭のパンダに挟まれてポーズ!



遠慮なく大きな音を出してOKとのこと!


くじびきイベントも開催された。2つの黒いカプセルのどちらかに、1階入口脇で販売されているソフトクリームが当たるチケットが入っている。はずれても可愛いオリジナル点心キャンディがもらえるので、がっかりしないで!


真剣勝負、娘が選んだカプセルはどうだろうか?



「ああっ…」娘の口からため息が漏れた



残念賞は、餃子や焼売の形をしたキャンディ!




ついに完成!!キニナルお味は?





あっという間に時間が過ぎ、点心師の佐々木さんがせいろを持って戻ってきた。蒸しあがりはどんなかな……オープン!


全体的にプックリした蒸しあがり


蒸しあがったアニマルまんを見た娘が一言「おいしそう…」。
えっ。すでに自分の「作品」ではなく、「肉まん」として見ているのか。中華風のイラストがプリントされた紙に猫まんを挟み、いざ実食!



目玉がこぼれ落ちそうだ



「いっただっきま〜す!」


「うわ!こんな肉まん初めてなんだけど!」娘が驚いている。一体どういうことなのだろうか。普通の肉まんと、何がどう違うのだろうか。

一気に食べ…いや、食らいついているという表現の方がぴったりかもしれない。「生地がフワモチで、お肉がすごいよ……(言葉にならず)」



撮られているということを完全に忘れている


点心師の佐々木さんは、この体験は本物の味を知ってもらう『食育』だと話した。

通常私たちが食べている肉まんは、冷凍やチルドのものを温めたり蒸したりしたもの。この体験では、当日にこねたばかりの生地を使用する。新鮮な生地は、時間が経過した生地とは全く別物なのだ。

私も食べてみたが、自然な粉の甘さと上質なクッションのような食感、そして密度の濃い肉…娘の至福の表情に納得だ。私が知る市販の肉まんとは、全く別物である…。



体験が終了すると、修了証をもらえる


ちなみにアニマルまん作りは、招福門ウェブサイトで通信販売されているキット1,620円(税込)でも体験できる。材料は今回使ったものと全く同じ。

肉まん作りのセットだが、生地の一部に食用色素を混ぜれば、今回体験したようなアニマルまんを作ることができる。



体験後、1階の売店で購入することも可能


体験後は2階の香港飲茶食べ放題へ。席間隔が確保されており、オーダー後に調理して席まで運ばれてくるので、安心して食事を楽しむことができる。


タブレットで注文すると、作りたてが運ばれてくる



子供たちが喜ぶメニューがズラリ!


小籠包や餃子などの蒸し物、春巻などの揚げ物、生ザーサイやピータンなどの冷菜、デザートも充実。アニマルまんの美味しさを知った娘、食べ放題への期待も高まっている。娘は好物の春巻と小籠包、ごま団子をオーダーした。


無我夢中で食べ続ける娘


またも撮られていることを完全に忘れている


小籠包、春巻を再注文する娘。いろんな物を食べてみようよ…という助言は耳に入らないようだ。「好きな物を好きなだけ食べる、それが食べ放題でしょ」…その通りだ。

お腹も心も満たされて、ラストは1階の売店へ。中央のガチャコーナーに設置されていた「飲茶ハムスター」を記念に回していくことにした。



中華風のアイテムを集めたガチャコーナー



月餅からハムスター、こ、これはかわいい…ちょうだい…



お友達にあげたい点心キャンディは3本302円、5本518円(税込)



エントランスの渋い飲茶パンダと遊ぶ娘


この夏イチオシのドリンク「九龍球ソーダ」もいただいた。鮮やかな色のソーダの上に、フルーツやクコの実を閉じ込めたビー玉風ゼリーとエディブルフラワーをトッピング。

爽やかな味と、プルプルのゼリーの食感が、この猛暑の辛さを和らげてくれる!



真夏のブーケのような美しさ!映える!


さて、今日は娘にとってどんな1日だったのだろうか。帰路聞いた言葉をまとめてみた。

「アニマルまん作りは、説明のビデオがわかりやすかったよ。作っている時はお店の人が丁寧に教えてくれるし。ただの肉まんじゃなくて、オリジナルのものを作れるのが楽しいよ」

「蒸し上がると、作った時よりも大きくなるのがワクワクした。しかも、今まで食べたことがないような美味しい肉まんだった!」



中華街散歩の締めは、気になっていたいちご飴


「レストランは、食べられるものがあるか心配だったけど、春巻とか好きなものが多くて安心した。お母さんは生ザーサイたくさん食べてたね〜(これが絶品でした)。子供でも大人でも、おいしく食べられるのがいいね」

「くじ引き外れたけど、お兄ちゃんへのお土産ができたからよかった」
「外国にいるような気分になれる街だったね」



招福門オリジナルの消毒液をあちこちに配備



最後に、招福門の新型コロナウイルス感染防止対策について。来場時に検温が行われ、手指消毒は、入り口やエレベーター、体験会場など多くの場所で行える。

スタッフのみなさんも、マスクはもちろん、必要に応じてフェイスシールドや手袋を着用。体験会場や香港飲茶食べ放題では、十分な席の間隔を確保。安心して楽しい時間を過ごせるように配慮されている。



取材を終えて





ワークショップでの点心作りを通じて、本物の肉まんの味と出会った娘。台所にある招福門の肉まんキットを見て「あの肉まんが食べたい、いつ作る?」「また食べ放題行っちゃう?」とせがんでくる。娘にとって、なんらかの転機となったことは間違いない。

旅行やお祭りなど、例年のような過ごし方はできない夏だけど。横浜中華街の魅力を再確認できた1日だった。



―終わり―


招福門 キッズ手作り点心教室
場所/招福門 横浜本店
住所/神奈川県横浜市中区山下町81-3
体験メニュー/アニマルまん2個
開催期間/2020年7月20日〜8月31日(毎日開催)
時間/11:00〜12:00(受付時間10:30〜)
参加料金/4歳〜小学6年生 2,500円、保護者2,000円(すべて税別価格)
特典/参加したお子様は、香港飲茶食べ放題無料(当日限り)
※保護者は参加有無にかかわらず有料
問い合わせ先/045-664-4141(10:00〜19:00)
※ 2020年8月時点の情報です



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  • 娘さん、楽しまれて良かったですね!見ていて微笑ましく思いました。子供の頃の経験はいつまでも残りますから素敵な思い出でしたね。
    私が子供なら体験してみたい笑
    焼き物?蒸し物?は生地から型を形成して、その出来上がりの変化が一番楽しみですからね。
    ふっくらとした出来上がりを拝見して私まで嬉しくなりました。ぜひ大人も体験出来る機会を待っています。中華街はいつ出掛けても素晴らしいです。中華街の皆さん。コロナという大変な時期ですが頑張ってくださいね!また行きます。

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