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「東急グループ100周年トレイン」目黒線田園調布駅から出発!7路線に揃う!

「東急グループ100周年トレイン」目黒線田園調布駅から出発!7路線に揃う!

ココがキニナル!

東急グループが100周年を迎えることを記念し、4月10日からラッピング電車を運行するとの情報が。報道向けの撮影会が行われるということで、ぜひともラッピング電車を取材したい!(ライター・若林のキニナル)

はまれぽ調査結果!

「東急グループ100周年トレイン」は目黒線から順次運行開始し、2023年3月末まで運行予定。車内への記念広告掲出が中心だが、東横線、田園都市線、目黒線、大井町線では車体ラッピングも実施!

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ライター:若林健矢


1872(明治5)年に日本初の鉄道が新橋~横浜(現在の桜木町)間で走り始めてから、今年2022(令和4)年は鉄道開業150周年、節目の年になる!北海道から九州まで、今年は鉄道がいっそうアツくなりそうだ。

その中で、東横線や田園都市線などを運営している東急電鉄、ひいては東急グループも、2022年9月2日に創立100周年を迎える。それにあわせて、4月10日から順次、東急の7路線すべてに1編成ずつ、記念ラッピング電車「東急グループ100周年トレイン」が運行開始となる。

筆者(ライター・若林)のもとにこの情報が届き、10日の運行開始前には報道関係者向けの撮影会が行われた。筆者も撮影会に参加し、じっくりラッピング電車を観察してきた!



目黒線の3020系に100周年記念ラッピング




ラッピング電車のお披露目が行われた場所は、川崎市の元住吉検車区。案内に従って検車区内に入ると、さっそく「東急グループ100周年トレイン」が停まっていた!これは、目黒線で運行している3020系だ。「東急グループ100周年トレイン」第1号は目黒線の3020系となり、4月10日より運行を開始している。本稿掲載時点で、すでに目黒線内を走行しているはずだ。


目黒線3020系(3121~3821編成)に100周年記念ラッピング!



ラッピングは側面に行い、前面には記念ヘッドマークを掲出


その前面には、東急グループ100周年記念ヘッドマークが掲出されている。100周年ロゴマークは「100th」の文字にデザイン性を持たせたもの。安全・安心と環境を象徴する緑色の2本の線でレールを表し、数字の「1」(木々や建物)で鉄道・開発などまちづくりを表現。東急グループのロゴカラーの赤色と、利用者や豊かさを表現した黄色で「0」を描いている。

二つの「0」は赤いほうの右上と黄色いほうの左下で重なり合っており、これから先も東急グループが、利用者を大切にし、寄り添いながら成長を続けていく、ということを表しているとのことだ。


「100th」の文字が3色に分けられ、それぞれ意味がある


側面に関しては、上半分にラッピングを施しているようだ。白い背景に、「100th」の文字を散りばめたデザインとなっている。もともと3020系はステンレスの無塗装部分が多く、それでいて凹凸が少ない側面をしている。だからラッピングが非常にわかりやすく、元々の塗装デザインもラッピングの雰囲気を邪魔せず、ポップな雰囲気と見受けられた。


側面の上半分に白い背景のラッピングが施された



ラッピング全体に「100th」の文字を散りばめたデザイン



寄ってみるとこんな感じ



先頭車両(3821)の全体はこんな感じ



中間車両(3721)の側面の全体



奥にさらに4両が続く


車内は広告ジャックした仕様に。中吊り広告とドア窓のステッカーには、100周年記念広告として「100th」の広告が掲出される。


一見変化してなさそうだが、広告もドアステッカーも100周年記念!



中吊り広告


荷棚の上も東急一色、いや3色だ。赤い広告は歴代の車両紹介、黄色い広告(一部緑色)は東急グループの事業紹介、緑色の広告は「田園調布の100年」(目黒線のみ掲出)ということで、それぞれ色分けされている。


赤い広告「TOKYU TRAIN HISTORY」は歴代車両紹介



黄色の広告「TOKYU 百年絵巻」は事業紹介。1922(大正11)年、目黒蒲田電鉄株式会社設立から始まった



緑色の広告「田園調布の100年」は目黒線にのみ掲出


いくつか、筆者の印象に残ったものをピックアップしてみよう。まずは赤色の車両紹介。田園都市線で活躍している8500系は、今や同線で最古参となり、来年(2023年)1月をもって運行終了となることが発表された。

東急の電車といえばこれを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。引退までの間に東急電鉄からも様々な企画が行われるというので、ぜひ最後まで見届けたい。ちなみに譲渡車両は秩父鉄道(埼玉県)と長野電鉄(長野県)にいる。


東急を代表する通勤電車。これを見られるのもあと少し


東京メトロ日比谷線への乗り入れ対応として登場した1000系。今は地下鉄直通の役目を終え、池上線・東急多摩川線にいる。現在の東急車両では珍しい、短い18メートル車体で3つドアの車両だ。一部車両が地方私鉄に譲渡されており、福島交通(福島県)、上田電鉄(長野県)、伊賀鉄道(三重県)、一畑電車(島根県)でも見ることができる。


池上線・東急多摩川線で見られるほか、地方に行っても会えるかも


最後に「青ガエル」こと旧5000系。ライトグリーンの塗装と、丸みを帯びた顔つきからその名で呼ばれ、当時を知っている人には強烈な印象を与えたのではないかと思われる。また、現役を退いた後は、渋谷駅西口、ハチ公前に観光案内所として設置されていた。覚えている人もきっと多いはず。現在は渋谷から秋田県大館市に移設された。

しかし、4月19日に総合車両製作所(旧・東急車輌)より、創立10周年記念事業として、長野県で保存されていた旧5000系を里帰りさせ、復元保存することも発表された!総合車両製作所による復元保存や、そのための移送はこれから進められると思うが、そちらも今から気になるところだ。


通称「青ガエル」。大人から若者までこの顔を知る人は多い


次は黄色の事業紹介。東急電鉄沿線といえば外せない多摩田園都市だが、開発の開始は1953(昭和28)年と、今から半世紀も前のことだった。


民間企業が主体となる多摩田園都市開発


その新しいシンボルとして、2010(平成22)年に開業したたまプラーザテラス。駅一体の開発が行われたとのことで、一体となっている各施設までほぼ直結だ。また、たまプラーザ駅は改札階からホームまで吹き抜けになっており、開放感もすごい。


2010年に開業した多摩田園都市開発のシンボル、たまプラーザテラス


静岡県伊東市から下田市まで、東伊豆海岸沿いに結ぶ伊豆急行も、東急グループの鉄道会社にあたる。「アルファリゾート21」を改造したクルーズトレイン「THE ROYAL EXPRESS」も見逃せない!


運が良ければ横浜駅で見られるかも?


そして事業はこれからも続く。2023(令和5)年3月開業予定として、相鉄・東急直通線(東急線側は「東急新横浜線」と呼称)の建設も引き続き行われている。こちらもどのような変化をもたらすか楽しみだ。


次は新綱島駅と新横浜駅の開業が近づいている


最後に緑色「田園調布の100年」について。今、田園調布駅を出てすぐのところに旧駅舎が存在するが、目蒲線(現在の目黒線・東急多摩川線)改良工事および東横線複々線化にともなって一度は解体された。しかし街のシンボルとして2000(平成12)年に復元され、現在に至るまで、放射状に伸びる道路の中心に立ち続けている。


今も昔も、田園調布のシンボルとして旧駅舎があり続ける街に


この他にも、様々な車両や事業の紹介が3色の広告によって行われている。「東急グループ100周年トレイン」に乗れた時はぜひチェックしてみてほしい。



田園調布駅で出発記念セレモニー、未来へのきっぷがこどもたちへ




元住吉検車区での3020系取材のあと、東急のまちづくりの基礎となった田園調布駅にて、ラッピング電車の出発記念セレモニーが行われる。同駅は東京都大田区に位置するので本来ははまれぽのエリア外だが、取材の一環として今回はラッピング電車と併せて取材してきた。


街のシンボルたる旧駅舎は桜とともに


出発記念セレモニーは、旧駅舎から階段を降りたところにある、現駅舎の駅前広場にて実施。屋外での実施で天気も非常に良く、参加者以外の多くの見学者もセレモニーを見守っていた。まずは東急グループを代表して、東急株式会社取締役会長・野本弘文(のもと・ひろふみ)氏が挨拶した。

挨拶の中で野本氏は、田園都市開発のルーツについて説明。かの渋沢栄一(しぶさわ・えいいち)氏が理想的な田園都市を創るということで、調布近辺でまちづくりを行うと打ち出したことに始まる。その街から都心へ行くために、1922(大正11)年に目黒蒲田電鉄株式会社が設立された。路線の開業は1923(大正12)年3月11日だが、それも2022年度中に100年を迎える。

100年前から田園調布一帯に街が形成され、その良さが今まで保たれたことに対して「地元の商店会・商店街の皆様のご努力があったからこそ」と野本氏。その上で東急グループにとっての田園調布について「東急のブランドの大元でございまして、それがあるゆえに『東急沿線は素晴らしい』『住みたいですね』と言っていただけるのではないかと、誇りに思っております」とコメントした。

最後に野本氏は、「まちづくりを通じて、いろんな事業を通じて、これからも東急グループは、皆様方と共に頑張って参りたい。皆様方から愛顧され、そして信頼される企業として、これから先の100年も続けて参りたい」と語った。


「7つの路線に、ぜひ乗っていただきたい」と野本氏


野本氏の後、田園調布の住民代表として、一般社団法人田園調布会副会長の佐々木功(ささき・いさむ)氏による挨拶(司会による代読)も行われた。佐々木氏からも、渋沢栄一氏と田園調布との関係や、渋沢氏の鉄道との出会いについて説明。

渋沢氏の遺志を継いでまちづくりに取り組んできた東急グループへの感謝を述べ、「渋沢さんが理想とした、緑多くして豊かな自然環境のこの街田園調布を、東急グループの皆様と共に、未来の子どもたちへ向けて繋いでいくことをお約束します」と話した。

ここで、100周年を迎える東急グループより、これまで共に歩んできた利用者への感謝と、これからも一緒に成長する決意を込めて、将来を担う子どもたちへ「未来への切符」の贈呈も。沿線の子どもたちを代表する二人へ、東急グループの野本氏より、現在から美しい時代への記念切符が手渡された。


東急グループから子どもたちへの「未来への切符」。「のるるん」(画像左)も登場


そしてテープカット!いよいよ「東急グループ100周年トレイン」出発の時が近づいてきた。


「東急グループ100周年トレイン」出発記念のテープカット


テープカット後は田園調布駅3番線に移動し、先ほど元住吉検車区で撮影したラッピング電車の到着を待つ。「東急グループ100周年トレイン」一番列車は臨時列車となり、田園調布の地元住民約30名と、東急グループの関係者が乗車することになっている。

乗車する地元民が順番にホームに降りて来て、ホームは一時にぎやかな空気に。そして、12時17分に「東急グループ100周年トレイン」が入線!


関係者や地元住民が臨時列車に乗車


全員が臨時列車に乗車したのを確認し、田園調布駅長が右手を高く掲げて出発合図。その後、地下ホーム内に列車の警笛が鳴り響き、12時20分の定刻通り「東急グループ100周年トレイン」臨時列車は田園調布駅を発車!電車が完全に見えなくなるまで、手を振ってお見送りした。

これ以降、2023年末まで目黒線に100周年記念のラッピング電車が走り始める。実施期間は1年ほどあるので、見るのも乗るのも焦らなくて大丈夫だ。


田園調布駅長の出発合図で、「東急グループ100周年トレイン」発車!



最後まで手を振ってお見送り




ラッピング電車は田園都市線、東横線、大井町線にも




あらためて、「東急グループ100周年トレイン」は4月10日より、目黒線より順次運行を開始している。それから順番に、13日からは池上線、17日からは田園都市線、20日からは世田谷線、25日からは東横線、27日からは東急多摩川線、最後に29日からは大井町線で運行開始となる。

本稿掲載時点で、すでに7路線に「東急グループ100周年トレイン」は揃ったのではないだろうか。1路線につき1編成に記念装飾が施されるのだが、全7路線で同一の特別企画列車を運行することとなり、これは東急としても過去最大規模の取り組みだという。

ただし、池上線、東急多摩川線、世田谷線では、車内に広告を掲出するのみとなる。この中で車両の外観にもラッピングが行われるのは、目黒線、田園都市線、東横線、大井町線の4路線。目黒線に関しては今回取り上げた通りだ。

田園都市線でラッピングされる2020系は、ざっくり言って、先ほど紹介した目黒線3020系の色違いだと思えば問題ない。3020系の水色のラインが、2020系では緑色になっている。


田園都市線では、2020系に記念ラッピング(画像は過去記事より)


東横線のラッピング対象車両・5050系は、赤い帯とピンクのラインが特徴の、東横線でいつでも見かける車両だ。そして、大井町線のラッピング対象車両は9000系。実は、2013年3月(副都心線への直通運転開始日)まで東横線を走っていた電車。

東横線時代に比べて、8両から5両に短縮、前面の帯をグラデーション帯に変更、その他細かな変化があるが、外観・内装とも東横線時代からあまり大きな変化はない。音を聴くだけなら、ほぼ10年前の東横線だ。


東横線では5050系にラッピング(画像は10両編成の4000番台、過去記事より)



過去に元町・中華街駅まで乗り入れていた9000系が、大井町線でのラッピング電車に


掲出される広告は7路線ともほぼ同一だが、黄色の「TOKYU百年絵巻」には、路線によって微妙に違いがあるという。「田園調布の100年」に関しては目黒線にのみ掲出される。最寄りの東急線から、ぜひとも「東急グループ100周年トレイン」を狙って乗ってみてはいかがだろうか。



取材を終えて




東急グループとしては最大規模のラッピング電車企画は目黒線からスタート。白い背景のラッピングに緑・赤・黄色の「100th」が散りばめられており、ポップなデザインだが、それぞれの色に大きな意味があるようだ。車内の広告にも東急グループのこれまでがまとめられており、車両・事業共に参考になるものばかり。

ラッピング電車は各線で1編成ずつとはいえ、実施期間はいずれも2023年3月末日までと長く設定されている。だから焦らなくても、東急線に乗ったり、よく観察したりしていれば自然と出会えるはずだ。


田園調布の住民を乗せた一番列車は、目黒駅に到達してから日吉方面へと折り返していった


ちなみに「東急グループ100周年トレイン」臨時列車の田園調布駅発車後、しばらく同駅付近で写真を撮っていたら、目黒方面から折り返してくる臨時列車を偶然見かけた。桜の開花シーズンの終わりに、100周年記念ラッピング電車の良いスタートを見られたのではないかなと思う。


―終わり―


取材協力
東急グループ

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