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金沢動物園で発見された外来生物「アギトアリ」って?

ココがキニナル!

金沢動物園で発見された「アギトアリ」は私たちの生活に支障が出る? また横浜近辺に何種類ほどのアリが生息しているの?(sakuragichoさん/masa-hさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

発見されたアギトアリは調査中。直接人に危害を加える可能性は低く、横浜周辺で身近にみられるアリの種類はおよそ50種、珍しいものも含めると100種ほど

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ライター:ほしば あずみ

なぜアギトアリが? その影響は?


本来横浜にはいないはずのアギトアリの生息が確認されたのは、やはり地球温暖化の影響なのだろうか?

「その可能性はあると思います。ただ、中国ではかなり北方からも報告されているようです。報告のあった地域は緯度でいうと、日本の青森に相当するので、必ずしも熱帯地域でしか生息できない種でもないのかもしれません。九州南部や東南アジアなどでは確認されているけど琉球列島には生息していない、など、謎が多いんです」

侵入のルートも今のところ謎との事。ただ自然の環境下での発生とは考えにくいので、何かしらの人為的な経緯があった可能性があるという。
 


環境省自然環境局のサイトでは外来生物について情報を発信している


羽アリ発見から生息地の特定まで3年かかった金沢自然公園のアギトアリ。もしかしたら気付かないだけでほかの場所でも繁殖しているかもしれない?

「もしかすると、そういうケースもあるかもしれませんが、今は発見すれば専門誌に記事が掲載されるほど珍しいという状況です。生態もまだ謎が多いのですが、人家に侵入したり人を襲ったりというような、日常生活に直接的な害をおよぼすような存在でもなく、在来のアリを駆逐したりといった事もないようです。今後どんどん増えていくのか、それとも環境になじまず消えていくのかもまだわかりません」

ちなみに、横浜で日常的にみられるアリは約50種。珍しいものも含めると100種ほどになるそうだ。
「そんなに!?」と思ったが、同じように見えるアリでもよく見ると違いがあって、なかにはルーペで観察しないと見つけられないような、1㎜にも満たない極小のアリもいるそうだ。
 


一口にアリといっても種類はさまざま。同定も難しい

 


アギトアリの今後は?



外来生物といってもさまざまで、セアカゴケグモやカミツキガメといった有毒だったり獰(どう)猛だったりする危険な生物は「特定外来生物」として法的に運搬や飼育が規制されている。
自然環境に影響を与え、生物多様性を脅かす場合は特に「侵略的外来生物」として問題にされる。侵略的といってももちろんその生物が悪いわけではない。(参考:横浜の河川に存在する外来種がもたらす危険性とは?)

アギトアリは現段階では、食物連鎖などの生態系の中でどのような位置にいるのかもわからず、その扱いは「調査中」との事。

「外来種だからなんでもすぐに駆除しなければならないというわけではありませんが、本来いないはずの地域に外来種が入ると、生態系のバランスがくずれ生物多様性に影響が出てしまう。ただ、たとえば本来の生息地では絶滅が危惧されるほど数が減っているのに、外来種としてほかの地域で増えている種があり、難しい問題もあるんです」
 


動物園内の「カブトムシの森」でも、外国産の虫を野山に放さないよう注意書きが

 


アギトアリが見たい



「植物区」某所。
「だいたいこの辺り」という先﨑さんの指示で、広報の高橋さんも動員のもとアリを探すことしばし・・・

「これかな?」と示す高橋さんの足元に、確かに大きめのアリがいた!

 

アスファルトと同化してわかりづらいけど・・・
 

大きなアゴ! アギトアリだ
 

土の上だとさらにわかりづらいけど・・・
 

アギトアリです

アギトアリは危険を感じると、大きなアゴを閉じるバネのような反動を利用して後ろへ飛び跳ねる。その様子は瞬間移動のようだ。先﨑さんいわく「アゴを閉じるスピードは生物最速」らしい。
 


脚と触覚が長いので、より大きく見える


珍しいアリではあるが、動物園で常設的に展示する予定はない。ただ、企画展や生物多様性や外来種についての講演などで公開する事はあるそうだ。
 


取材を終えて



アギトアリが見つかったのが、先﨑さんをはじめ生物に温かなまなざしをそそぐ人たちのいる、動物園という環境であったのは、アリたちにとっても不思議なめぐりあわせといえる。我々にとっても、小さなアリから生物多様性について学び考える機会となった。偶然とはいえ、そこにアリたちのしたたかさを垣間見た気がした。
 

-終わり-


 

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