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世界中が注目!美少女イラストで有名な横浜出身イラストレーター「左さん」を徹底解剖!

ココがキニナル!

横浜出身のイラストレーター、左さんを徹底解剖して下さい。(にゃんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

日本のみならず、世界中が注目している新進気鋭のイラストレーター。地元・横浜を愛し、横浜から世界中にイラストを発信している注目のアーティスト。

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ライター:細野 誠治

アトリエと、作家の精度

19歳でデビュー。そのままトントン拍子にキャリアを重ねていったという先生。仕事場や創作にまつわることを聞いてみよう。自宅の一室を覗かせてもらった。
 


デスクは、こんな感じ
 


PCは2台
 

執筆は完全にデジタル。ペンタブレットを使用


写真では分かりづらいが、室内の照明が極力落とされている。これは使用する液晶スクリーンに光が反射しないよう暗くしているとのこと。

 1日の仕事時間を教えて下さい。
「ほぼ丸一日ですね(笑)。睡眠や食事、入浴などの時間以外は、ほぼ仕事してます」
 !! 大丈夫なんですか?
「仕事が詰まっているとき以外は、毎日ジョギングしてますし、仕事中もちょくちょく休憩を取ってたりしますから」

好きこそものの・・・。創作意欲がどん欲なのだなと実感する。
 


製作過程をチラリと・・・


上の写真のように、左先生の創作はすべてPC上で行っている。

アナログ人間としては、ただただ驚くばかりだ。デジタルで絵を描くきっかけは何だったんでしょう?
「2000(平成12)年くらいにコンピュータを手に入れて、ホームページを作ったりしていたんです。CGで絵を描くきっかけとなったのは、やっぱり学生のころなんですが、友人に見せてもらった雑誌のイラストがすごくキレイだったんです。パステル調で」
 


仕事場のデスク正面に飾られていたイラスト


「気になって友人に、“これはどうやって描いているんだ?”と質問したら、CGだと。当時、CGというとメタリックな感じがあったんですけど、えっ、こんな表現もできるんだ!・・・と驚きまして」

ここからコンピュータで絵を描くことに、どっぷりと浸かっていったという。
元々、漫画家になりたいという希望があり、カラー原稿よりも漫画のモノクロで描かれた絵(というか漫画はイラストの連続で何かを表現するもの)を得意としていたという左先生だが、着色をした美麗(びれい)なイラストを描く作家に変貌をしていったのだ。
 


利き腕と逆の右側には複数のマウスが


「それまではカラーに、さほど興味が無かったんですよ」

それがたった数年でトップにまで登るとは・・・。
 


背後からデスクを見下ろす位置に配されたスカル。すべての仕事を見ている


 それでは、描く上で最も気をつけていることって何でしょう?
「艶、ですね。艶っぽさ。肌の質感が出るように気をつけています」
 


『つぼみ』(芳文社)表紙より


イラストは肌の部分に、ただ「肌色」を乗せれば終わり・・・にはならない。物とは違う「肌」というものを描くことは最も難しい作業の一つだ。イラストのなかで「生きてる」ものの肌を、私たちの持つ・知る肌を連想させて納得するものを描くのだ。

仕事場にお邪魔して目の前で、スクリーンのなかで、どんどん温もりのあるような人物ができてゆく光景が、すごく不思議に見える・・・。



横浜について。心が躍る場所に身を置きたい

横浜に、並々ならぬ想いがあるという左先生。ずばり、横浜で一番好きな場所を聞いてみると・・・。

「JRの横浜駅舎と五番街、その周辺です」
 どんな思い入れがあるんでしょう?
「学校終わりとか休日に、電車に乗って横浜(駅)に行ってたんです。いろいろなものがあったんです。ゲームセンターや絵に使う画材を買いに訪れていました。好きなものが、たくさんあって、わくわくする場所なんで思い出深いんです」
 


混雑するJR横浜駅構内
 

わくわくする場所


確かに横浜駅界わいには何でもある。モノも人も、楽しいことだったり興味を惹かれて心躍る出来事だってそうだ。別に多摩川を越えなくても、勝手知ったる地元で好奇心を腹一杯に詰め込んで、知識の水を飲んだものだ(そんな方、多いんじゃないですか?)。

若いころ街が、自分の「血肉」になった。・・・何だか、学生時代を思い出す。

「実家を出て横浜駅のそばにアトリエを構えたのも、そんな思い出があるからなんです」
―わくわくする場所に、身を置きたかったと。
「はい!」
 


電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(:著/入間人間)
イメージアルバム『幻想の在処は現実』ジャケットイラスト


自分の仕事が大好きで、それを懸命に取り組んでいる人。言葉にするのは簡単だけど、出会ってみると何だかこちらまで嬉しくなってくる。
(あぁ、そろそろインタビューが終わってしまう・・・)

―一番最近のお仕事は何でしょう?
「横浜にあるゲーム会社、コーエーテクモさんのゲーム『討鬼伝 極(とうきでん きわみ)』に登場するキャラクターのデザインをしましたので是非、チェックしてください!」
 


コーエーテクモゲームス『討鬼伝 極』の新キャラクター・相馬


おぉ、コーエーテクモさん! はまれぽでも紹介しました! 北米やアジアマーケットでも好調なセールスを誇るゲームメーカーですよね。
左先生のイラストがまた世界に発信されるんですね~。
 


PS Vita/PSP用和風ハンティングアクションゲーム
『討鬼伝 極』は2014年8月28日(木)発売予定




【取材を終えて】

絵には実体がない。そして人の身体には“線”も無ければ“面”もない。そんな人物を、線と面で描き切ってしまう。また絵のなかで空間や光や風を、匂いや漂う空気感まで感じさせて、見たことのないものを見て誰かにまたそれを見せてくれる。そんな彼ら、モノづくりを画家とか絵師とか、イラストレーターやクリエイターと呼ぶ。

世界中が注目する、横浜から現れた才能は最も勢いのあるイラストレーターで、これからもっと、必ず大きくなる方だと実感する。

ぜひ「イラストレーター・左先生」を覚えておいて損はないですよ。
こんな方が横浜出身で、少し鼻が高いや・・・なインタビューでした!
 


電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(著/入間人間)
イメージアルバム『幻想の在処は現実』ジャケットイラスト



―おわり―
 

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  • 横浜を代表するイラストレーター、左先生がどのようにして絵を描かれているのかがわかり、良かったです。「はまレポ」という限られた記事だけで先生の絵の魅力を伝えきるのは難しいかと思いますが、いろんな方々に左先生の名前を知っていただくきっかけになったのではないかと思います。もし左先生の絵に興味を持たれた方がおりましたら、できれば、アーシャのアトリエ、エスカ&ロジーのアトリエ ‾ 公式ビジュアルブックをはじめとする印刷物を手にとってご覧いただくと良いかと思います。ライターさんの感動がより実感できます。

  • 私の時代は横浜で全部揃えるのは無理でしたけどね−。CGも始めの頃は予算の桁が違ってましたし…。高くても今程のクオリティは望めませんでした。なんか走馬燈のように昔が蘇っちゃった。時代は確かに変わったんですね。

  • 素人だからこその感想ですが、今のCGって凄いですね。全て手描きだと思ってました。子供の頃は友達と下手な漫画やイラスト描いたり見せ合ったりしていた時期がありましたが、ヘタクソ過ぎて自らに嫌気がさしてやめました。アニメどころか、仕事に追われてゲームすらやらなくなりましたが、「アニメやゲームはいずれ卒業するモノ」と言い訳して生きてきましたが、優しい感じのイラストに癒されました。

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