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地元の人でも気づかない!? 伊勢佐木町にあるひっそりとした超ディープな異空間「イセブラ小路」にライター松宮が突撃!

ココがキニナル!

この前、イセザキモール付近を歩いていたらいかにもディープそうな「イセブラ小路」という看板がかかった小さい裏路地を発見しました。どんなところなのか見てきてもらえませんか?(ふんわりハミングさんのキニナル

はまれぽ調査結果!

イセブラ小路ができたのは約40年前。以前はパブやスナックが多かったが、現在はスペインやメキシコバルなど個性的な6店舗が入っており、楽しめた!

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ライター:松宮 史佳

スペインバー「El Encanto」
 


スペインバー「El Encanto(エル・エンカント)」に突撃!


「あの~、すいません・・・」と恐る恐る店内へ入ると・・・

店主らしき男性が! 名刺を出し、取材を申し込む。だが、沈黙する男性。・・・もしや“取材”という日本語が通じないのか!? そこで“インタビュー”“ウェブマガジン”など、別の言葉で言い換えてみる。
 


男性はスペイン出身で「パコさん」というらしい


するとなんとか通じたらしく、電話番号を書いたメモを渡される。メモには日本人名と電話番号が! 

・・・パコさんはあまり日本語がわからない。なので、「詳しくは日本人スタッフに聞いて」ということなのだと推測。日本人スタッフの方に電話をするが、不在。今日はお休みなのかもしれない。

と、いうことで“日本語+英語”でコミュニケーションを図ることに!

店内はアンティークの小物などが飾られ、とてもかわいらしい。店というよりも、外国の一般家庭に遊びに来た感じ! 「内装にはかなりこだわった」とパコさん。自らデザインを考え、施工会社に依頼。「店に何を置くのか」スタッフと考え、店作りをしたそうだ。
 


小物一つひとつにセンスを感じる
 

オシャレな中にもどこか“ホッとする”空間


パコさんは大学の法学部を卒業。事務所を持ち“弁護士+行政書士”というような仕事をしていた。パコさんは日本人の奥様とスペインで出会い結婚。現地で小さいお子さんを育てていた。だが、「子どもが日本語も話せるように」と家族とともに約12年前に日本へ。そして5年前に現在のオーナーさんと出会い「エル・エンカント」をオープン。パコさんが店を守ることになった。
 


サッカーが好きなのか、テレビにはサッカーの中継が映っている


とにかくまず料理を食べてみたい! そこで「メニューはあるか」と尋ねる。が、グランドメニューはなし。ドリンクを注文すると、「1000円でスペイン風のおつまみやタパス、ピンチョスがおまかせで出てくる」ようだ。パエリアの注文や食事を希望する方は予約制。「前日までに要予約」らしい。
 


「スペインのバゲットサンド」や「ボカディージョ」など各600円


そこでドリンクを1杯オーダーし、“おまかせのおつまみ”を楽しみに待つことに!
 


これまたかわいいキッチン用品を見ていると・・・


「!!!!」

なにやら変わった陶器を発見! これはもしや!?
 


女性の胸?


「これ、なーに?」とパコさんに質問する松宮。するとパコさんはいきなり水道の蛇口から水を出し・・・
 


「構え!」 そして・・・
 

「飲んだ!!!」


「おおお~!!!」 

女性の胸をかたどった陶器からは勢いよく水が飛び出る。びっくりした・・・。

パコさんは表情が変わらず、一見コワモテ。だが、実際はとってもサービス精神旺盛でお茶目なのだ!
 


と、ここでドリンクを選ぼうとするが、「全部飲みたい」となかなか決められず・・・
 


迷った挙句、「シェリー酒(ドライ)」に決定


・・・数分後。運ばれていたシェリー酒からは芳醇な香りが漂う。
 


1人でエア乾杯!


「シェリー酒」はキリッとした味わいで美味。
 


続いて「フレッシュオリーブ」が登場!


実は松宮、やや独特な香りがする「黒いオリーブはちょっぴり苦手」。しかし、この「フレッシュオリーブ」はクセがなく、食べやすい。
 


ガーリックバターたっぷりのバゲット&チーズもシェリー酒が進む
 


3品目の「パテペースト&アンチョビが載ったバゲット」
 

ひと口食べると、「ワインが3杯飲みたくなる」


ここで写真を出し、何やら説明してくれるパコさん。「なんだろう・・・」と思って聞いていると、「Twins! (双子)」という言葉が! 
 


写真を見ると“かわいらしいよく似た男の子が2人!”


つまり、「パコさんは双子である」と推測。

留学時代、南カルフォルニアに住んでいた松宮。メキシコに近いこともあり、スペイン語を話す人も多かった。「あの時、スペイン語を勉強しとけばよかったな」としみじみ。しかし、異文化交流に必要なのは“最終的には気合い”なのだ!
 


次にパコさんは男前の男性が映る写真を見せてくれる


英語&日本語で聞いたところ、スペインには徴兵制があったらしい(現在は廃止)。そのため、パコさんは徴兵制により「2年間軍にいた」とのこと。幼いころ、近所に著名な写真家が住んでおり、パコさんは「写真を教わっていた」そう。なので、軍隊では特技を生かし、「写真班に所属していた」ようだ。
 


“イケメン&暖炉”というのが映画の中のワンシーンみたい! (パコさん25歳当時)


パコさんと“日本語+英語+スペイン語+手振り”で話していると、女性と10歳くらいの男の子が来店。「(エル・エンカント)にはよく来ている」と女性。パコさんによるスペイン語教室が始まったので、「また来るね(日本語)」と言い、ほかの店へ!