世界で1軒だけ! 川崎の藤子・F・不二雄仕様の特別なローソンとは?
ココがキニナル!
川崎のJR南武線宿河原の駅前に藤子不二雄仕様の特別なローソンがあります。詳しく知りたいのでぜひ取材お願いします。(へこみんさん)
はまれぽ調査結果!
ローソン宿河原駅前店は、藤子・F・不二雄のキャラクターがいたる所に登場する世界で1軒だけの楽しいローソンだった。
ライター:吉田 忍
店内もキャラクターでいっぱい
店内に一歩踏み入れると、まず天井に描かれた空がドーンと目に入る。
これは、本家ミュージアムのエントランスの天井と似ている
格子状に配置されたLED照明と相まって、店内全体にさわやかさを感じさせる。
柱の上部にはキャラクターのシルエット
入口の天井にはドラえもん
床にもシルエットが
この床のシルエットはパーマンかな? と思って上を見上げると・・・
天井にはパー子ちゃん
天井に描かれたイラストの影が床にあるという演出になっている。
壁面のショーケース上にもイラストがたくさん
柱の下部にもキャラクター
この柱の下の方に描かれたキャラクターは、小さな子どもたちの高さだ。子どもたちへの心配りが感じられる。
店員の方にお客さんの反応などを伺ってみた。
「子どもたちは『ドラえもんローソン』と呼んでいます」とスタッフの鈴木さん。
スタッフの鈴木さん(左)と黒川さん
ミュージアムの行き帰りに立ち寄る外国人の方が多いと聞いて、日本のアニメ人気は世界的だということを実感する。なんと、近隣のお客さんも含めて全体の1割程度が外国人のお客さんだという。
特に中国のサイトでこのローソンが紹介されているようで、その閲覧者はかなり多いらしい。
台湾から来たMAXさん(左)と、友人のトオルさん
まさしく店で出会った外国のお客さん、MAXさんは子どものころからドラえもんが好きで、トオルさんに日本で行きたいところとリクエストして連れてきてもらったという。
この店を目当てに来てくれるお客さんは、とにかく年齢層が幅広いそうだ。
おじいちゃんおばあちゃんと親子の3代がいっしょにキャラクターについて話している姿も見られるという。これは、藤子・F・不二雄が生み出した数々のキャラクターが何十年にも渡り、その時々の人々に愛されてきたという証だ。
そして、このローソンでは、「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」で販売されているキャラクターグッズの一部も販売されているので、お土産をミュージアムの帰りがけに追加購入することもできる。
この棚にはマグカップなどのキャラクターグッズ
こちらは、ぬいぐるみやキャラクター文具など
ドラえもんキャンディーやトランプもある
店内には、いたる所にまだまだたくさんのキャラクターたちがいる。興味のある方は訪れた際に、ゆっくりと隅々まで探して楽しんでいただきたい。
どこかのガラスのドラえもん
藤子・F・不二雄ミュージアムの担当者にもこの店のことを伺ってみた。
ミュージアムは完全日時予約制で、予めローソンで日時を指定したチケットを購入しなければ入館できない。また、毎週火曜日や年末年始は休館日だが、稀にそのようなことを知らずに来館されてしまう外国人の方などに当館以外で、いつでも立ち寄れるドラえもんと触れ合える場所として喜んでいただいているとのお話だった。
取材を終えて
ローソン宿河原駅前店は、世界でここだけの藤子・F・不二雄キャラに埋め尽くされた一見の価値があるスペシャルなローソンだった。
店内に貼られた地元の子どもたちが描いた絵。心温まる
宿河原駅からミュージアムへ行く途中にある二ヶ領用水は、時には白鷺を見かけることもある気持ちのいい散歩道。ミュージアムへ行くには一部しか通らないが、2kmほどに渡り約400本の桜並木が続く。
二ヶ領用水沿いの遊歩道。宿河原駅付近
また近隣には、はまれぽでも紹介した「川崎のあじさい寺」もある。
最後に、地元を活性化させたいという三留オーナーの言葉を。
「ミュージアムに行って、ついでにそういった場所をのんびり楽しんでいただけたら地元の者としてとてもうれしいですね」
-終わり―
※一部特別に許可をいただいて撮影しております
(C)Fujiko-Pro
取材協力
ローソン宿河原駅前店
住所/川崎市多摩区宿河原3-5-1
株式会社ローソン
http://fujiko-museum.com/
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム 公式ページ
http://fujiko-museum.com/
八景のカズさん
2015年10月29日 09時54分
全国各地に漫画、アニメ作家のミュージアムがあるが、その近くにコラボしたコンビニがあると、限定グッズだけ欲しいとき立ち寄って買える手軽さもあっても良いと思う。ミュージアムって入場料が割と高かったり、大人一人で入るのはちょっと・・・!、ってことがよくあるので。