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チョークを使って誰でも描ける身近なアート体験、汐汲坂にポツンとある「横浜チョークアート教室」に突撃!

ココがキニナル!

元町にあるチョークアート教室がキニナル。体験レッスンもあるみたい!是非、どんなところかレポートを!(ちゅららさん)

はまれぽ調査結果!

エピソーディングアートで体験できるチョークアートは、初心者でも気軽に楽しめるアートだった。心と指で、世界に一つだけの作品を作れる。

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ライター:カメイアコ

愛が導いた、エピソーディングアート



佐藤さんは、葛飾区の自宅から、毎日元町にあるアトリエに通っている。なぜ、横浜の地で、教室を開いたのだろうか。

「台湾留学で見た街の景色を思い出させるのと、主人が世界旅行をしたときの出発地が横浜港だったから。チョークアートを選んだ理由は、『横浜 アート』とネット検索して、たまたまヒットしたからです。」

と、とにかく明るい佐藤さん。
 


横浜から第二の人生を踏み出すことに

 
では、そろそろ核心へ。エピソーディングアートの代表として、活動する契機となった出来事を伺うことに。きっかけは「最愛のご主人が病に倒れたこと」と、佐藤さんはゆっくり語り始めた。

長引く入院生活の中、深刻な状況が続き、心神喪失状態に陥ったご主人と、看病に疲弊しきった佐藤さん。それを救ったのが、佐藤さんの母親が持ってきた、ニュージーランドの風景写真だったそうだ。

「風景写真を見て、心が和めば」という思いが通じたのか、ぽつぽつと、ご主人が会話をするようになり、次第に、医師、看護師、スタッフの人達とも、写真を通して、他愛も無い会話ができるようになった。その結果、佐藤さんもご主人も本来の明るさを取り戻していったそうだ。
 


病室での出来事が、人生の転機に(画像提供:佐藤さん)

 
写真や絵を飾ることで、コミュニケーションの輪が広がり、会話が増えるきっかけとなる。患者だけでなく、看病する家族の心も元気になることに気が付いたそうだ。アートを通して、人と人を繋ぐことができるような活動をしたい、という思いがきっかけとなり、エピソーディングアートを始めることに。

エピソーディングアートは、英語のepisode(逸話)とleading(導く)を併せた造語。一つの作品を通して、人々の記憶、思い出が紡がれ、その人の大切な夢や思い出を、一枚の作品に描き、個人の世界観を表現しいく。
 


肖像画「エピソーディングアート」(画像提供:佐藤さん)

 
現在は、肖像画の制作を行う傍ら、チョークアートの指導者として教室を開講、大型ボード12枚に描いた「エピソーディングアート物語」を展示する病院アート活動を行い、新しいコミュニケーションアートとして、エピソーディングアートの可能性を伝える活動をしている。



実際に体験させてもらおう



エピソーディングアートは、チョークアートの技法を用いる。近年、チョークアートと聞くと、黒板に白チョークで描くもの、カフェメニューの看板など、マジックなどで描くものを思い浮かべるかもしれない。

しかし、佐藤さんが教えてくれるのは、木の板をジェッソという下地用の塗料で黒く塗り、オイルパステルを使って描く方法だ。発色がとてもよく、遠目からもとても映える。仕上げにスプレーをするので、色落ちしたり、色あせたりすることもない。板も軽く、割れにくいので病室に飾るのにも適しているそうだ。

「ビックリマンシールみたいでしょ」と佐藤さん。
 


確かに

 
チョークアートを楽しむために、準備するものは「指」と「やってみたい」という気持ちだけ。指を使う理由は「こんなふうに描きたい」、「こんな色合い、かわいいな」と、作り手の気持ちが指を伝っていき、筆やペンでは出ない質感を出せるということから。

「例えば、誰もが知っているイチゴを描くのはつまらない、自分が実際に食べて、美味しいと感じた『イチゴ』を思い出しながら描くことが重要だという。だから、うまいヘタは全く関係ないようだ。

今回、体験レッスンで描いたのはカプチーノ(取材のために絵柄を用意していただいた)。
 


どんな風になるか、お楽しみに

 
絵心は関係なく、初心者も大歓迎。体験レッスンには2歳児も参加するそうだ。「描いてみたい」という気持ちが強ければ、強いほどおもしろく、オンリーワンの作品になるという。

現在、生徒数は14名。週6日開講、レッスンは予約制で好きなときに通える。体験レッスンは60分2000円から。コースは、「チョークアート基礎講座」、「プロフェッショナルチョークアーティストコース」、「プロフェショナルインストラクターコース」など、初心者向けから指導者になりたい人まで、目的に合わせてマイペースに学べる。
 


無言で熱中

 
オイルパステルを使って、塗り絵の要領で縁取りをしながら色をのせていく。色ムラがでないように、指の腹を使って弧を描くようになじませていく。
 


途中経過

 
実際に体験してみると、指で色を塗ったりする作業は、想像以上に楽しい。子どものころに、汚れるのを気にせず、泥遊びをしたり、クレヨンで絵を描いたりしたときのことを思い出した。
 


力加減で、質感がガラリと変わる

 
ブラウンのオイルパステルをくだき、チョコチップ特有のクランキー感を出す。やさしく乗せるように、とのアドバイスをまるっとすっとばし、つい力んでガッツリ塗ってしまう。
 


隣でしっかりレクチャーしてもらえるので安心

 
仕上げにブラックペンシルで輪郭をなぞり、板に塗っているブラックジェッソを使って、まわりにはみ出したオイルパステルをきれいに掃除して、完成!
 


1時間ほどで完成

 
失敗すらも愛嬌に変わる、そんな楽しさを感じられた。エピソーディングアートは、個性と気持ちを大切にするやさしいアートだ。佐藤さんの生き方そのもの、といってもよいかもしれない。



取材を終えて



チョークアートを実際に体験してみると、制作者自身が一つの大きな作品なのだと感じた。魂のこもった作品が自分を離れて、誰かを笑顔にさせたり、感動させたりするって、とても神秘的。アートのパワーは底知れない。


―終わり―
 

店舗情報
エピソーディングアート
住所/横浜市中区元町(詳しくは問合せください)
TEL/045-883-5846
開講時間/10時〜18時(最終レッスン予約時間:15時)
HP/http://www.episodingart.com/

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