リーズナブルな野毛価格（続き）

会場を歩いていると、喫茶店コロンビアの前に、グラフィティアーティストのロコ・サトシさんがいた。
ロコさんとアート仲間が集まってお酒におつまみ、うどんを売っている。
　

首の黄色いタオルが、やる気満々に見えるロコさん

「野毛になんか縁があってねー。今日は憧れのバーテンダー」と、なんだかうれしそうなロコさん。
お店の中ではJAZZのライブをしているらしく、いい感じにお店の外まで歌声が聞こえてきて、これぞ野毛のお祭という雰囲気。

少し進むと今度は三線(さんしん)の音。
沖縄料理の「玉ちゃん亭」前で、お店の方が演奏していた。

沖縄民謡風のメロディに乗せて、「宝くじよ、当たれ～♪」なんていう縁起のいい歌を披露して、幾重にも取り巻いたお客さんから拍手喝采を受けている。
　

三線は沖縄の三味線で、蛇の皮が使われている

そうだった、このお祭は大道芸フェスタ。

おいしそうな匂いに気を取られるのはこのくらいにして、あちこちで行われている大道芸を見なければ！



幅広く老若男女が楽しめるパフォーマンス

街に何ヵ所かあるステージは、十重二十重に観客が取り巻いる。
それでも、前の方に行くとしゃがんで見るスペースはちゃんとある。
　

ステージ以外の街角にもパフォーマー。急に動き出してビックリ

ふと耳にした年配の女性の「ひばりちゃん見た？」「どこどこ?」という声につられてついていくと、迫力のボディを赤いドレスに包んだ『エンジェルひばり』のインパクトある姿が目に入った。

美空ひばりのモノマネもすごいけど、トークもウケまくっている。
　

「笑いの不死鳥」というキャッチフレーズそのままのステージ

その次に出てきたのは、GACKT似の『セクシー・ダヴィンチ』。

オネエっぽい言葉でソフトに包んだナルシスト系セクシーな内容に観客もノリノリ。
しまいには「テクマクマヤコン」を少しセクシーにした魔法の言葉を観客とコール＆レスポンス。

いやぁ、盛り上がっていました。
　

衣装もセクシー！　内容も、下ネタではなくあくまでもセクシー
　

ダンスやジャグリングを組み合わせた本格的なエンターテインメント

別会場では、小さなお子さんも楽しめる『クラウン　ジュカ』の皿回しやバルーンアート。
　

参加型の大道芸に声援が飛ぶ