女子力はネットショッピングの救世主!? 女性の採用に力を入れる横浜の「ワンフラット」を直撃!

ココがキニナル!
体力的にきついイメージのある配送業界だが、横浜の軽貨物配送業者「ワンフラット」では意外にも20代の小柄な女性が活躍しているという。その実態がキニナル!(はまれぽ編集部のキニナル)
ライター:はまれぽ編集部
ワンフラットが物流業界を変える!?
前回の記事で、ワンフラットが物流業界にはびこる「再配達」「誤配」「ドライバー不足」「低賃金」などといった社会問題に立ち向かっているとお伝えした。
その第1フェーズである配車や勤怠管理、請求、支払いなどの作業を一つのプラットフォーム化したクラウドサービスがすでに完成。近々、リリースを控えているとのことだ。
物流業界の負の連鎖を断ち切れるか!?
「弊社も含め、物流業者さんやドライバーさんが使うサービスで、簡単にお伝えすると、これまでアナログで管理していたものを全てデータ管理できるようになる、というサービスです。この業界は古い体質が抜けず、たとえば契約時にドライバーさんから預かった免許証のコピーや住民票、口座番号の控えなども全て紙ベースで管理しています。このシステムを導入すれば、全ての情報を一元管理でき、中間管理職や事務職の方達の負担も大幅に減らすことができます」
物流業界ではアナログ方式が多く残っている
「アナログだとどういうことが起こるかというと、あくまで一例ですが、免許証の有効期限などもドライバーさんから提出してもらった免許証のコピーをもとに管理する必要があります。ですので、最悪、免許証の期限が切れていることに気付かないことも・・・。でも、このデータベースなら期限が近づいてきたらアラートで知らせてくれるため、作業の抜け漏れを防ぐことができます。免許だけでなく車検もそうなんですが、なかには自分で管理するのが苦手なドライバーさんもいるので、そういった万が一のトラブルも避けられますし、車両管理の人件費も削減できます」
ワンフラットが物流業界を変える
これ以外にも、紙ベースで行っていた日報やドライバーのスケジュールなどもデータで管理できるそう。
「ドライバーさんの手書きの日報を受け取り、それを請求書代わりにする業界の慣習のようなものがあります。たとえば、毎日9~18時など同じ時間帯に勤務している場合はそこまで煩雑ではないんですが、スポット案件を多く請け負っているドライバーさんの場合、書類の不備一つで請求漏れが発生してしまうことも。それらを全てデータ化して正確に請求できるほか、シフトや売上を管理者だけでなくドライバー個人にも見える化させたことで、勤務状況やキャッシュフローなどをご自身できちんと管理できるようにもなります」
横山社長の挑戦はまだ始まったばかり
リリース予定の最新システムは、現在、マレーシアの協力企業と鋭意開発中だ。今後ますます増えるであろうインターネットショッピングの利用を円滑なものにするためにも、身近な問題として「ワンフラット」のチャレンジに期待したい。
業界の命運は横山社長に託された!
取材を終えて
「物流業界=男性社会」
このイメージを覆してくれる「ワンフラット」。しかも、「女性でも活躍できる」ではなく、「女性だからこそ活躍できる」というのが印象的だった。確かに、筆者みたいな38歳のおじさんが産婦人科に冷凍細胞を運ぶよりは、女性が運んだ方が受け取る病院側も安心するだろう。
体を動かしてアクティブに働きつつ、自分の時間も楽しみたい女性は「ワンフラット」で軽配送デビューを飾ってみてはいかがだろうか。
ワンフラットの皆さん、ありがとうございました!
ー終わりー
株式会社ワンフラット
住所/横浜市都筑区勝田町1010
電話/045-225-8374
営業時間/9:00~18:00
定休日/日曜日・祝祭日
http://one-flat.co.jp
※情報は取材時のものです