検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

  • 36年ぶりに完全復活「横浜銀蝿 40th」。オリジナルメンバーで再結成!
  • 神奈川県内の横浜家系ラーメン店がどこにあるか地図からすぐわかる!横浜の観光情報「よこはまっぷ」
  • イベント開催、店舗オープン、新商品発売などリリース情報を配信したい方へ
  • はまれぽ.comにあなたのお店・会社を無料で掲載しませんか?

川崎大師の参道にたんきり飴屋が多い理由は?

ココがキニナル!

川崎大師にお参りにいくと参道にたんきり飴のお店屋さんがたくさんありますがなぜたんきり飴屋が多いんですか?(いぶちん☆さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

川崎大師のたんきり飴(さらし飴)は、昔ながらの味と飴切りのリズミカルな音で人気を集め、150mの仲見世に6店もの飴専門店が並ぶようになりました。

  • LINE
  • はてな

ライター:吉澤 由美子

川崎大師名物の変遷



川崎大師は、1128年に創建された真言宗智山派の大本山。
 


平間寺(へいけんじ)というのが正式名称で山号は「金剛山」


1813年に厄年を迎えた徳川11代将軍の徳川家斉が厄除けに川崎大師を参拝したことから、江戸の庶民の間でも厄除け大師詣でが流行。

その頃の川崎大師名物は、蛤鍋(はまなべ)。蛤鍋の店が門前に並んでいる古地図がいくつも残っている。

近代化によって海産物の漁獲量が減って蛤鍋の店が少なくなってきた第二次世界大戦後には、久寿餅(くずもち)や飴の店が次々に増えていった。
 


山門前には久寿餅の住吉


川崎大師にはそれまで七五三などの時に飴を売っていた店はあった。そんな中、1862(文久2)年創業の菓子屋『評判堂』が明治4年、飴の製造販売を行いはじめる。
 


評判堂は仲見世入口の角にある


仲見世に多くの飴屋ができはじめたのは、深川不動尊にあった飴専門の老舗『松屋の飴』が昭和11年に川崎大師に店を出してから。

戦災で一時営業を中断していた『松屋の飴』が昭和39年に「松屋の飴本店(現:株式会社松屋総本店)」として営業を再開し、暖簾分けして「松屋の飴総本舗」も生まれた。
 


株式会社松屋総本店の事務所は仲見世入口の向かい


昔、甘味は贅沢なものだった。その中でも、日持ちの良さから飴は人気があった。江戸時代は繁華街というのがあまりなかったが、寺社仏閣には多くの人が集まった。そういった場所では飴がお土産の定番のひとつだったため、川崎大師でもお土産として飴が受け入れられやすい素地があった。
飴切りのリズミカルな音も参詣する人々の注目を集めるのにうってつけだった。また、一般的に「切る」というのは忌み言葉だが、川崎大師は江戸時代から厄除けで人気を集めている。そこで「飴を切る」が「厄を切る」に通じることも人気の要因となった。
 


家傳(家伝)のハーブレシピを使った固い「せき止飴」も人気商品


普通の飴は米と麦芽をブレンドする。和菓子の原料などに使う水飴も同じで、米飴は高すぎるので一般的には隠し味として使われる。松屋総本店のさらし飴は、メインとして贅沢に米飴を使用している。
 


おすすめや特長を丁寧に教えてくれた「さっちゃん」


最近では、スーパーやコンビニで売られている飴は固いキャンディが主流。けれど、柔らかく懐かしい味のさらし飴には固定ファンも多い。川崎大師ではいつもさらし飴が買えるということで名物となっていき、3つある飴専門店がそれぞれ仲見世に支店を出して店の数が増え、現在は仲見世30店のうち飴専門店が6店。こうして川崎大師といえば飴というイメージが作られていった。



取材を終えて



さらし飴(たんきり飴)は、包丁で飴を切る音や、「飴を切る=厄を切る」といった言葉、そして他ではなかなか手に入らなくなってきた伝統の味ということで、川崎大師名物になっていった。

寺社仏閣の名物土産といえば、歴史が古いもののように思っていたけれど、今回、たんきり飴を調べてみて、川崎大師の飴はけっこう最近になって定着したものだとわかったのは意外だった。

お土産に買って帰った「さらし飴」は、とても優しい味がした。


― 終わり―


株式会社 松屋総本店
住所:〒210-0816 神奈川県川崎市川崎区大師町13−6
TEL:044-277-7711
http://www.tontoko.com
 

この記事どうだった?

  • LINE
  • はてな
コメントする
  • 「痰切り」が薬事法でダメという割に、思いっきり「せき止め」って謳っているのはなんだろう(笑)

おすすめ記事

川崎市歌を歌える市民ってどれくらいいる?

車の修理、なんでそんな高いの?「ペイントブル横浜旭」ならディーラーよりも安く早く修理できるって本当?

  • PR

川崎堀之内町の『ちょんの間』ってどうなったの?

駅前なので通院に便利! 明るい雰囲気で小さな子どもからお年寄りまで、誰もが気軽に受診しやすい歯科医院

  • PR

江の島の参道奥にできた、「ネコ店長」のカフェが味わい深い

女子に密かなブーム? 精力増強に留まらないスッポンの魅力を伝える、野毛の専門店「横浜味処 あぐら亭」

  • PR

10月10日に横須賀で行われた、艦船ごとのレシピが食べ比べられる「海上自衛隊カレーフェスタ」の様子をレポート!

女子ウケ抜群♪ 串揚げ×ワインでオシャレにいただくのがハマのスタイル!「串揚げとワイン はち」

  • PR

こんな記事も読まれてます

国内初!「漁港の駅 TOTOCO小田原」が小田原新港にオープン!お刺身食べ放題をレポート!

祝・開館25年!「新横浜ラーメン博物館」の今

伝統の味を守る「横浜醤油」とは!?

【編集部厳選】熱燗で、ほっこりしたい・・・。うまい日本酒が飲める店特集

中原街道沿い、低価格でいろいろ食べられる古き良き雰囲気の焼肉食べ放題の「ヒコバンバン」に突撃!

ズボラさん必見! はまれぽ週末グルメ案内 お財布にも優しい! 中区・「焼き鳥」が美味い店5店

マグロ解体、お魚教室・・・横浜市中央卸売市場の楽しみ方をライター井上がレポート!

江の島の参道奥にできた、「ネコ店長」のカフェが味わい深い

新着記事