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横浜市鶴見の「サイエンスフロンティア高校」ってどんな高校?

ココがキニナル!

09年開校の横浜サイエンスフロンティア高校は実際にどんな授業を行っているのか気になります。調査をお願いします!(神奈川の玉子さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

週35単位の授業で、普通科高校よりも理数科目が多いほか、課題研究型の授業も設置。研究者、技術者との交流や、国際交流にも力を入れている

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ライター:かわいよしひこ

互いを高め合える人間関係の確立

事前に、学校生活の生の声を聞きたいとお願いしたところ、3名の生徒が答えてくれることに!(それぞれ写真NG)

この4月から生徒会執行役員に決まった2年生の男子生徒たちだという。

まずはなぜこの高校に進学してみようと思ったのか尋ねてみると、A君は「特に数学などが好きというわけではなかったんですけど、学校のパンフレットなどを見て、この学校なら面白そうなことができそうだなと直感的に思ったからです。そう思ってからはこの学校にしぼって受験勉強を頑張りました」と、ハッキリとした答えが。
 


廊下の壁に貼られた研究発表用のシート

 
B君は「僕は理科がもともと大好きで、この学校のオープンスクールに来たとき、設備の充実度にも驚いたんですけど、何より在校生が楽しそうだったのが印象的でした。きらきらしている先輩方を見て、この学校に入学したいと思ったんです」とのこと。本校の魅力はしっかり伝わっているようだ。

続いて将来の夢について聞いてみた。C君が答える。「僕は小学校4年生で科学者になると決めていたんですけど、この学校に入ったら、数学が好きになってしまって、今はその目標もぶれてしまっています(笑)。まずはどんな大学に行こうか、考えているところです」
 


理科系を中心にさまざまな分野の雑誌があり、興味も尽きない

 
さらに、実際に入学してみて感じた同校の魅力について聞いてみた。

A君は「やっぱりSLですね。いろんな方の話を聞けるので、好きなことを伸ばしていけるし、知らなかったことも広げていける。この学校ならではだと思います」

B君は「この学校は各中学の理数系の得意な生徒が集まってきているので、すごく話が合います。いろんな面でマニアックな人がいます。カルチャー・ショックを受けるくらいですね(笑)。元素周期表を全部覚えている人が何人もいたり。あと生徒間でもしっかり自分の意見を交換し合えるのはすごく楽しいし、刺激的ですね」
 


廊下の一角には「化学展示場」と称した元素の模型が置かれていた

 
C君は「僕も人間関係がとても良いと思います。周りから見ると理系で頭が固い生徒が多いと思われがちですが、割と普通の生徒ばかりです。それでも、頭の回転が速くて、普通の高校とは異なる日常会話が行われているというのが特徴的だと思いますね。」

そして、同校への進学を視野に入れている後輩たちに、こんなメッセージもくれた。

「自分の好きなことに邁進できるし、この学校に入ることで必ず何かがいい方向に変わっていく。そういうことは、なかなか学べないことだと思います」(A君)

「入って損することは絶対にありません!」(B君)

「もし入学したら、周りの人との関わり合いを積極的に持ってほしいですね。素晴らしい人たちが集まっていると必ず分かると断言できます」(C君)
 


パネルディスカッションなどもできる交流センター

 
素晴らしい受け答え、しっかりとした考えを持った生徒たちに驚くとともに、教育方針がしっかりと浸透し、そして充実の学校生活を過ごしていることがうかがえた。高校2年生という多感な時期に、こういった充実の環境で勉強できるのは必ず将来に結びつくであろう。そんな話をそばで聞いていた遠藤先生はこう補足する。

「この高校3年間というのは、良いことも悪いこともいろいろなことがありますからね。そういうことを先生方と一緒に支えて、全体のレベルアップに努めたいと思っています」
 


「知恵の懸け橋」と名付けられた渡り廊下

 
「あと、理数科系ということで生徒たちが集まっていて、焦点が狭くなってしまう場合があるので、理数科以外のいろんな分野にも視野を広げてもらって、目標に向かってほしいなというのはありますね」



調査を終えて



県内初の理数科系高校として開校した横浜サイエンスフロンティア高校。実際に訪れ、話を聞き、校内も見せてもらい感じたのは、生徒の考えや目標を最大限にバックアップしてくれる最高の環境が整っているということだ。

実際にSSHやSGHという文部科学省の指定校でもあるし、生徒のさまざまな疑問に答えられるだけの、充実の校内設備を備えている。教師だけでなく各研究機関、大学なども協力しており、ここから将来世界に羽ばたく研究者も誕生するのではないだろうか。

そして生徒たちの生の声からは学校生活の充実度がうかがえたし、何より生徒のきらきらした、希望にあふれた目が、この学校での生活がいかに充実しているかを物語っていた。


―終わり―
 

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  • 線路の反対側にあった鶴見工業高校の卒業生としては、当初の再編予定から"当校新設・鶴工廃校"へ方針転換されたことについていまだ複雑な気持ちです。

  • 公立校にどんどん個性的な学校を増やして欲しいです!

  • 理数系のスペシャリストが集まる高校。いい意味での変人もたくさんいそうですね(笑)

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