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横浜市民が東京にあこがれない理由は?

横浜市民が東京にあこがれない理由は?

ココがキニナル!

藤沢市が主婦の幸せ度ランキングで全国1位に輝きました。神奈川県民は他県より「東京へのあこがれ」が弱い県なんだとか。理由は?藤沢やハマの市民に突撃インタビューお願いします(そうてつボーイさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

藤沢市の主婦のしあわせ度は86%と高めだった。そして、横浜市民が東京にあこがれない理由は地元での暮らしに満足しているから。

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ライター:カメイアコ

東京にあこがれる? イセザキ・モール編

ここまでくると、あとに残っているのは意地だけだ。横浜市民がなぜここまで「地元を愛せるのか」を知りたい、教えてくれ! すると、編集部・山岸、「あの人に聞いてみよう」と亀井を1869(明治2)年創業の婦人洋品「むさしや つだ」へと引っ張っていく。
 


我々の突撃を温かく迎えてくれた津田社長
 

「昔は、東京の人が横浜にあこがれていたのですよ。横浜は、バタくさい(西洋風)、と言ってね。外国の文化を発信する、いわば流行の先端でした。もちろん、その当時も東京にも映画館やジャズ喫茶はありました。しかし、若者は外国から新しい情報が流れてくる独特の文化をもつ横浜にあこがれ、東京の若者はこぞって通ったものです」

おー。これは、その時代を知っていた人ではないと聞けない意見。これまで、東京にあこがれをもっているか、と聞いていたので、東京の人が横浜にあこがれをもっていた時代もある、という意見はとても面白く、亀井の色眼鏡をさっと外してくれた。
 


平日でもイセザキ・モールはにぎわう
 

「1874(明治7)年。イセザキ・モールは、エンターテインメントを発信するためにできました。東京で言えば、銀座に相当します。銀座には映画館がありませんでしたが、イセザキ・モールにはデパートから映画館まで、エンターテインメントのすべてがそろっていました」
 


1955(昭和30)年の
野澤屋
 

「当時は、デパートの屋上遊園地で子どもが遊んだり、デパートの食堂でランチをしたり、1日中、イセザキ・モールで遊べたのです。東京から足を伸ばす人はめずらしくありませんでした。横浜はアイスクリームやジャズ、写真などさまざまな文化が発祥した地ですから、横浜が一番だと思うのも当然でしょう」

横浜に遊びに行き、流行の先端を追うのが若者のステータスだった時代があったのだと知り、感慨にふけっていると「街が活性化するということは、ターミナルができるということ。だから、ほかの場所に流行や商業の力が分散されるのはあたり前のことだし、国が発展するには良いことなのです。ここのあたりだけが、極端にさびれてしまったとは思いたくないですね」

というご意見も。子どものころは歴史の授業を真剣に聞いたことはなかったが、大人になったら歴史の話って本当に面白く感じる。今度はもっとゆっくりお話を伺いたいところだ。

続いて話を伺う人の年代を変えてみることにした。続いて生まれも育ちも横浜だという30代の男性の意見はこちら。
 


トラットリア&バー「PORTO」のオーナー亀崎さんと
 

「横浜は一番ではないですね。東京は東京、横浜は横浜。横浜市民は、争い事が嫌いな気質。だから、東京を敵対視したり、千葉と埼玉のように意識し合ったりすることはないと思いますよ。東京にも横浜にも、それぞれに良いところ、悪いところがあると思います」

というハマっ子の冷静な意見をいただくことができた。

「あと、横浜の前にポジティブな形容詞がつくことが多くありませんか? カッコイイとかキレイとかオシャレとか。デートスポットとしても人気ですし、周りが良い印象をもってくれているというのも、地元を好きになるきっかけになるかもしれませんね」

なるほど。確かにみなとみらいとか、山下公園とか、都会にいながらあの自然の豊かさを体感できる場所は少ない。悪いイメージの冠がつくことは、あまりない気がする・・・
 


東京出身30代の奥様
 

「東京では、下町や世田谷区に住んでいました。横浜に3年住んでいますが、慣れるとよいところだと思います。最初は電車の一区間の間隔が長く、不便に思いました。でも、バスの乗り方を覚えたら、移動がとても楽になりましたね」

今後、地元(東京)にも戻って生活したい気持ちはあるか伺うと「それはないかな。帰ろうと思えば、いつでも電車に乗って行けますし」と、表情も柔らか。
 


こまったら女子大生に聞けby山岸
 

「横浜は一番じゃない! 東京との差は歴然。でも、横浜が好きなんです」
 


「横浜以外では、神戸がいいですね。街並みも似ていて」という横浜出身の奥様
 

「ゆず(歌手)が好きだから、横浜も好きです!」という意見も
 

横浜と似ている場所や古くからの歴史を大切にしている街が好き、という意見があり、人のあたたかみを感じるいわゆる「田舎っぽさ」を残しているところが良いと答える人も増えた。

・「飛騨の高山とか、横浜と同様に古くからの歴史を大切にしている場所が好きです」(50代男性)

・「横浜は一番じゃないですよ。やっぱり東京にはかないません。ただ、東京は人が冷たい感じがしますね。良くも悪くも、人が集まる場所なので」(60代男性)

・「東京にライバル心なんてないですよ。横浜が一番ですから」(40代男性)

・「東京にはパッションがありますよね。でも、横浜に戻ってくると、落ち着くんです」(30代男性)
  


横浜、オンリーワン説
 

意外なことに「横浜が一番だ」と答えた人は片手で数えられるくらいだった。多くの人が「東京が一番」と答えたが、すぐに「でも横浜が好きなんです」と続けていた。今回の取材で、横浜のこんなところが良いんだよ、という魅力をたくさん聞くことができた。

では、統計結果をみてみよう。
 


圧倒的に
 

東京にはあこがれないという結果。ちなみに横浜出身者が東京にあこがれると答えたのは0人だった。

「あこがれる」というのは、今の暮らしに足りないものがあるということだ。したがって、東京にあこがれをもたない横浜市民は、横浜での生活に十分満足しているということなのだろう。

街には商店があり、海や公園など心を癒す場所もある。そして、他県民の横浜に対する好意的な評価も、横浜市民が地元を誇れる理由の一つなのではないだろうか。
  


取材を終えて



取材をする中で一番驚いた答えがある。
東京にあって、横浜にないものは? という質問で、「そんなものはない」という大半の意見の中、「空港!」と答えた大学生の男性。それだけ、横浜にはなんでもそろっていて、不便がないということなのだ。

藤沢市、横浜市のみなさん、寒い中ご協力ありがとうございました!
 

 
―終わり―
 

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  • 生まれは川崎ですがウン十年以上横浜暮らしの者です。神奈川県横浜市は日本全国見渡しても最強の素晴らしい土地だと思ってます。市区町村レベルでは大阪市すら凌ぎ日本最多の人口を誇り(『都道府県別』人口ランキングで『横浜市』は第十位に入れます)経済的にも日本有数の大都市で歴史的には幕末の開国の象徴で観光的には世界最大のチャイナタウンがあり山下公園・野毛山動物園・みなとみらいと老若男女が楽しめる場所も豊富市外に目を向ければお隣は千年の古都鎌倉で横浜自体海の街だけど、泳ぐ場所としての海なら三浦に湘南山を楽しみたいなら鎌倉円海山に丹沢箱根湖を見たいなら芦ノ湖津久井湖丹沢湖相模湖温泉なら天下に名高い箱根の湯うむ、神奈川県には全てが揃ってますねその神奈川県でも最大の都市である横浜で暮らせる事を誇りに思ってます

  • 東京の豊洲に20年ほど住んでから最近横浜に引っ越してきました。正直、最初は都落ち……的な気持ちでしたよ。(江東区ごときで、、って批判はノーサンキュー( ´艸`))でも、そんな比較をしていること自体が馬鹿らしくなっちゃうのが横浜の魅力でしょうね。人からどう思われるかとか、東京と比べてどうとか、ホントにどうでもよくなってくるんですよね。皆さん仰ってますけど、程よい田舎感と人との距離感がいいです。そして今でもどことなく残っている異国情緒。上っ面じゃない生活の充実を体感できると思いますよ。

  • 東京って実は不便?けいおんの新シリーズの単行本を発売日に探して、上野駅の巨大な本屋にはなくて(売り切れ?)横浜の有隣堂で即、発見できました。秋葉原ならあったのかな?

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