検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

  • 36年ぶりに完全復活「横浜銀蝿 40th」。オリジナルメンバーで再結成!
  • 神奈川県内の横浜家系ラーメン店がどこにあるか地図からすぐわかる!横浜の観光情報「よこはまっぷ」
  • イベント開催、店舗オープン、新商品発売などリリース情報を配信したい方へ
  • はまれぽ.comにあなたのお店・会社を無料で掲載しませんか?

横浜市内で暑い区、涼しい区ってあるの?

ココがキニナル!

横浜市内でも暑い区とか涼しい区ってあるのでしょうか?(teto_teto55555さん)/横浜の雪の降りやすさについて、「ここが横浜で一番よく雪が降る場所だ」っていうのを知りたいです。(須々木さん)

はまれぽ調査結果!

気象庁管下の元、気温を観測しているのは中区の横浜地方気象台だけなので、区ごとのデータはない。一般的に、標高の高い緑区などは雪が降りやすい。

  • LINE
  • はてな

ライター:山口 愛愛

1日3回発表している神奈川県の天気予報はここから!



ここ数年では、埼玉県熊谷市が40℃以上の最高気温を記録するなど、関東の中でも暑い地域として知られている。では、横浜の中でも温度差や積雪量の差が見られるのだろうか?

横浜市内で気象庁管下の元、気温や湿度、積雪量の観測をしているのは、「横浜の名建築」でも紹介した横浜地方気象台のみ。足を運び、気象のスペシャリストに話を聞いてみよう。
まずはどんな風に観測をしているのかご説明いただいた。
 


場所は外国人墓地の近く。中区山手から横浜の街を見下ろしている
 

名建築取材でも丁寧に対応してくださった永富信一さんにお話をうかがう


横浜地方気象台では、観測装置により、風向、風速、気温、湿度、気圧、降水量、日照時間、積雪の深さを観測し、職員による目視で雲の種類や高さ、天気、視程(見通し)を観測している。
レーダーやレーザーなどの最新機器を駆使して、観測、予報をしているのかと思いきや、雲の状態など人の目で判断することも多いそうだ。
 


横浜港を一望できる屋上の最上段に上がらせてもらうことに
 

屋上にある「風向風速計」。プロペラの回転速度で風速を計測
 

筒の中心部で反射鏡が回転し、どの位置でも太陽光があたる「回転式日照計」


屋上の観察機器を案内していただいたところで、永富さんに横浜市内のエリアごとに気象の差があるのか本題を投げかけてみた。
しかし、返ってきたのは「横浜市内で観測している施設はひとつしかないので、残念ながら区やエリアごとのデータはないんですよ」との答え。
 


空を目視する永富さんが「もうじき雨が降りますね」と言うと間もなく雨が!


えぇ?最近ではアプリなどで区ごとの天気予報も見られるので、データも管理しているのかと思っていたが・・・。

横浜地方気象台の観測記録は「一般財団法人気象業務支援センター」を通じて民間の気象会社に伝わっていた。その観測記録に各気象会社が独自の調査法や分析を加え、ピンポイント天気予報を伝えているようだが、それは「予報」であって、気象庁が管理している観測記録ではないのだ。
 


観測と天気予報の発表をしている現業室。2人1組、1日2交代で24時間365日休みナシ