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ここって本当に果物店? 横浜西口「松弥フルーツ」がピンク系書店になった理由とは

ココがキニナル!

5番街の記事を見て思ったのですが、「松屋フルーツ」みたいな名前のお店は、一応飲食物もありますが、なぜ主力商品がピンク色のものばかりになったのでしょうか?不思議です。(たにけいさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

コンビニへの転業など試行錯誤を続け、最も売れる商品に特化させた結果、現在のような姿へ。家電量販店のオープンも、ファンを増やすきっかけに。

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ライター:河野 哲弥

ピンク色の主力商品って何?

今回の投稿を読んだとき、すっかり「ピンク色」の果物が多いフルーツ店の取材をするのかと、勘違いしていた。しかし横浜五番街にある同店に到着すると、そこにはどちらかといえば、「肌色の商品」が並んでいるではないか。
 


「本 酒 マツヤ」とあるが、正式な屋号は「松弥フルーツ」
 

店内の様子。あからさまに撮れないので、控えめなアングルから


店名は「松弥フルーツ」。なのに、フルーツは全く見当たらない。代わりに店内を埋め尽くすのは、数々のマニア本である。一体これはどういうことなのか。

店員に聞いてみると、店長が別の事務所にいるので、そちらに確認するようにとのこと。早速連絡を取ると、取材を受けてくださるという。後日、京浜急行神奈川駅近くにある、同店の事務所へ伺うことになった。



コンビニになれなかった「松弥フルーツ」

教えていただいたビルに到着してみると、「松弥フルーツ」のほかにも「松弥商事」などの看板が見える。どうやら、果物店だけを経営している訳ではなさそうだ。さっそく詳しい話を聞いてみることにしよう。
 


同社事務所が入るビルの外観
 

同じ屋号の別会社もあるようだ


対応いただいたのは、「松弥フルーツ」の店長を務める七尾さん。
七尾さんの祖父は、秋葉原にある果物店「松喜」で番頭を務めていたそうだ。その後、父親の弥三郎さんが、「松」の一文字を譲り受けて独立。時期は覚えていないが、横浜西口にある現在の地に、「松弥フルーツ」を開業するに至ったらしい。
 


当時は、れっきとした果物店だった「松弥フルーツ」


贈答品としての需要に支えられ、また近隣の飲食店にも果物を卸していた同店。その後、戸部や弘明寺にも支店を展開し、トラックなどの移動販売も手がけ、順調に業績を伸ばしていたそうだ。

1990年代後半になると、果物全体の需要が低迷。さらに、そのころ国内に展開しはじめたのが、新しい店舗形態「コンビニ」であった。

弥三郎さんは、当時果物や野菜の販売が可能だった「ファミリーマート」と契約し、時代の荒波を乗り越えようとした。戸部や弘明寺にあった青果店は閉店し、川崎市や大和市内に新たにコンビニエンスストアを展開した。