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本牧神社横領事件、あれから状況はどうなっている?

ココがキニナル!

総額1億円以上にのぼるといわれる本牧神社の横領事件。宮司が不起訴となったばかりでなく、原告側の代表役員も解雇されたとか。一体、何が起こっている?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

2012年8月、横浜地検は不起訴処分とすることを発表。本牧裕司氏は宮司としてとどまるも、原告側にいた神職の男性が、本牧神社の実務を行っている

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ライター:河野 哲弥

事件発生から1年半、いまだくすぶり続ける本牧神社



現役の神職らが自らの宮司を横領の疑いで告訴する、いわば内部告発のようなケースが、本牧神社横領事件の最大の特徴である。
 


横浜市中区にある、本牧神社外観


横浜地方検察庁は2012年8月6日、その理由を明らかにしないまま、宮司を不起訴処分としたことを発表した。地検側が公表できないとする以上、それ以上の取材が進められず、事件は忘れ去られようとしていたところだった。

そんな中、事件に深く関わる関係者から、詳細にわたる内部情報を得ることができた。そこで、改めて事件の整理をすると共に、最新の状況をレポートしていきたい。



事件の流れ



本事件のきっかけは、本牧神社の宮司である本牧裕司氏が2000(平成12)年、「お馬(んま)流し神事」を解説する展示館の建設を、同神社に提案したことにある。

その際、神事で使う祭礼船が老朽化していたので、寄付金の一部を船の修復に充てることになった。
また、県と横浜市に補助金を申請し、計291万円の補助を受けることになっていた。
 


ワラなどによってできた神具「お馬」を海に流す、祭礼船の様子


だが、2011(平成23)年6月14日、祭礼船の修復費用を振り込もうとしたところ、口座には数万円程度しか残額がなかったことが発覚。ここから事件は急展開していく。

同年6月28日、神職の鶴岡氏らが行った記者会見によれば、総額1億円以上の資金が口座間で移動され、約1100万円の行方も分からなくなっていたという。

その後6月30日、神社側は責任役員会を開き、宮司に代わる仮代表役員に権禰宜(ごんねぎ)の佐藤健一氏を選出。佐藤氏らは7月28日、本牧裕司氏に対する業務上横領罪での告訴状を、神奈川県警に提出した。
 


この後大きく変化していく、同神社関係者らの告訴時の状態