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富士山が噴火したら、横浜ではどんな被害がある?

ココがキニナル!

富士山が噴火したら、横浜市はどのような被害が出ることが予想されているのでしょうか。市ではどんな対策をしているのか知りたいです。(ときさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

横浜市では降灰による被害が予想されている。10~30cmになる可能性もあり、市民の健康被害や社会的影響をできるだけ少なくする対策が検討されている。

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ライター:吉田 忍

みなさんは、横浜市防災情報Eメールというものをご存じだろうか。

横浜市では、地震震度情報、気象警報・注意報等をはじめとする防災情報をEメールで配信するサービスを行っている。地震や津波などの情報を携帯電話等でいち早く入手することができる。さらに、光化学スモッグ情報や熱中症情報なども配信されるため、災害時だけではなく、日常生活にも役立つ。ぜひ登録しておかれることをお勧めする。

もちろん、今回のキニナルにあった富士山の噴火に関しても、情報や注意喚起などの情報が配信される。
 


横浜市防災情報Eメール登録ページ


さて、世界遺産に登録されることがほぼ確実になった富士山だが、昔、富士山は「休火山」だと教えていた時代もあった。しかし現在、火山噴火予知連絡会は「過去およそ2000年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」を活火山としているので、約200年前に噴火したことがある富士山も「活火山」であり、将来噴火することが充分に考えられる。
 


横浜から見える美しい富士山


富士山の最後の噴火は、江戸時代中期、1707(宝永4)年に東南斜面中腹より噴火が起きたもので、「宝永大噴火」と呼ばれており、16日間噴火が続き、江戸でも10cmほど火山灰が積もったと書かれた文書が残っているそうだ。



横浜市総務局危機管理室でお話を伺う



まず、富士山が噴火したら横浜ではどのような被害が想定されているのか、横浜市総務局危機管理室で伺った。
 


横浜市危機管理室


「横浜は距離的に溶岩流や噴石などの被害はないと思われますが、火山灰による被害が想定されます」

富士山の噴火は広域に影響が及ぶ災害なので、内閣府や気象庁、富士山火山防災協議会などの資料を基に、山梨県・静岡県・神奈川県が災害対策山静神連絡会議を作って検討を行っており、そこで「富士山火山防災マップ」を作成している。

そのマップにある被害想定は神奈川県火山の防災対策というページでも、以下のように紹介されている。


●火口が作られる、溶岩、火砕流など直接影響が考えられる範囲
 


 


【ここに着色されているすべての範囲が同時に危険になるわけではない。仮に富士山が噴火した場合に、溶岩流・噴石・火砕流などの影響が及ぶ可能性の高い範囲をすべて重ねて描いたもの】*神奈川県火山の防災対策より

横浜市には、溶岩、火砕流などの直接影響はなさそうだ。