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横浜が誇る世界一、野毛山動物園のツガルさん38歳のバースデーパーティをレポート!

ココがキニナル!

12月15日に、野毛山動物園のフタコブラクダ「ツガルさん」の誕生日会が行なわれます。ラクダの世界最高齢記録の更新となるそうです。ぜひともレポートをお願いします。(恋はタマネギさん)

はまれぽ調査結果!

フタコブラクダとして世界最高齢の38歳を迎えてもまだまだ元気! たくさんの来場者から「長生きして」の声が届けられた!

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ライター:田中 大輔

野毛山動物園の人気者で、最近では昨年4月より「営業部長」にも就任したフタコブラクダのツガルさん。

通常25年程度が寿命とされるフタコブラクダにあって、2011(平成23)年に推定36歳を迎え、世界最高齢のフタコブラクダとなったことでおなじみのおばあちゃんラクダだ。
 


営業部長なので、もちろん名刺だってあるんです


記録樹立後も元気に暮らし、今年はついに38回目のバースデーを迎えることとなった。
15日、野毛山動物園ではツガルさんの38歳を祝う催しが開催された。



苦労を乗り越え、横浜で31



人間で言えば120歳くらいに相当するという長寿のラクダ、ツガルさんは今でこそ市民に愛され幸せな日々を送っているが、横浜にやってくるまでには苦労もあった。

もともとは青森県の観光牧場で飼育されたのだが、牧場の閉鎖に伴い現地に取り残されるという悲しい過去を持っているのだ。
 


長い人生、酸いも甘いも経験してきたツガルばあさん


その後、横浜市民の男性がツガルさんを引き取り、1982(昭和57)年に野毛山動物園に寄付したところから彼女の第二の人生、もといラクダ生が始まった。

野毛山動物園にやって来た当時、正確な年齢が分からなかったものの、7歳くらいという推定年齢を出し、それから31年間を野毛山のてっぺんにある動物園で過ごしている。
 


今ではのんびり、好物の青草をむしゃむしゃ食べる余裕が


誕生日も不明なため、横浜にやってきた12月18日を誕生日としている。
その日から一番近い日曜日ということで、15日に多くのファンに囲まれてのお誕生日会となったわけだ。



大きなケーキにツガルさんも上機嫌



当日、ラクダ展示場の前には黒山の人だかり。
約300人もの人がツガルさんのために集まったそうだ。
 


展示場の前にはビッシリの人垣。ツガルさんの人気がうかがえる
 

展示場横には寄せ書きコーナーも設置されていた


飼育担当の櫻堂(さくらどう)由希子さんらによるスペシャルガイドに続いては、詰めかけた300人からバースデーソングをプレゼント。
 


みんなで声をそろえてツガルさんにハッピーバースデー♪


その後は、ツガルさんの一番の楽しみ、バースデーケーキの登場だ。
 


ツガルさんのために造られた豪華なケーキ。メロンやイチゴ、甘栗まで


大好きな野菜や果物で作られた特製ケーキは横浜の名所をイメージしていて、飼育員さんたちが何時間もかけて作った渾身の一品だ。

また、動物園には多くの人からプレゼントが届けられていて、贈られた野菜や果物の一部もこのケーキに使われたそうだ。
 


動物園に届けられたプレゼントの山
 

夏に行われたイベントで来場者が折った千羽鶴ならぬ「万頭ラクダ」も飾られた


飼育員さんたちやファンの思いを知ってか知らずか、ケーキをもらったツガルさんはすごい勢いでガブリ。
 


年齢を感じさせない勢いでケーキにかぶりつくツガルさん


このケーキのために前日と当日は食事の量を抑えていたこともあって、大きなケーキをあっという間にペロリと平らげてしまった。
いやはや、120歳のおばあちゃんとは思えない食欲だ。