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関内でニワトリ一羽の唐揚げと対面!?工程からこだわりまで余すとこなく完全レポート!

ココがキニナル!

ハマの鶏次というお店で、鶏丸ごとのから揚げがあるそうです。レポお願いします。(萩原未央さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「ハマの鶏次」は食の感動を大切にする料理人が、本場香川県で得た知識を元に経営する骨付き鶏専門店。こんがり揚がった一羽の丸揚げはインパクト大!

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ライター:千葉 こころ

ジャンボパフェの取材以来、編集長・吉田(以下、吉田)の着信に拒絶反応を示しはじめたライター・千葉。
 
いっそのこと着信拒否にしてやろうかと思っていた矢先、鳴り響く着信音・・・吉田だ。
 
あの時の悪夢がよみがえる。でも、電話に出ないわけにはいかない。
仕方なしに応じると、こちらの気なんて知りもしないノリの軽~い声で一方的に話し始めた。

「この間のジャンボパフェ、よく食べたよね~。ま~俺なら余裕だけどね~」
・・・電話を切ってやろうか。

「そのご褒美にさ~、唐揚げご馳走するよ! すぐに来て。じゃ~ね~」
ガチャ。やはり人の話を聞かない。
 
でも、唐揚げ・・・悪くない。というか、大好物の1つである。
なんだか裏がありそうだけど・・・行ってみるか。
 


和食を極め、鶏を極める。こだわりの料理人魂



向かったのはJR関内駅北口から歩いて5分、国道16号線から一歩奥まった交差点に建つビルの2階にある「ハマの鶏次(けいじ)」。
 


出窓にかかる提灯とライオンが、なんともいえないコンビネーション
 

とり! トリ!! TORI!!! 鶏尽くし!!


かなり広めな店内は席数80席。立食なら100名ほどの収容が可能で、貸切りパーティが行われることもあるそう。
 


外から見えていた提灯はユニークな文言入り


オーナーである松本丈志(まつもとたけし)さんは生粋のハマっ子。一時は都内で和食の料理人をしていたが、実家の日本料理店を継ぐために25歳で再び横浜へ舞い戻った。
 


オーナーの松本さん


実家の店を手伝っているうちに、いつか自分の店を持ちたいという思いがふくらみ、営業終了後の店内を利用して、「肉だけを提供する酒場」や「ダイニング・バー」などを試み、試行錯誤を繰り返しながら方向性を模索したという。
 
その中でお客さんのニーズや好みを分析した結果、鶏肉料理を好む人が多いことから、鶏の専門店を開くことを決意。骨付き鶏の発祥の地、香川県へと出向いた。
 


ミー トゥー


骨付き鶏は香川県丸亀市発祥のご当地グルメ。丸亀市内だけでも20店舗以上、香川県内だと80以上もの店舗で提供しているらしい。そんな香川県で何店舗もの骨付き鶏を食べ歩き、骨付き鶏の協会を訪ねて定義を乞い、ついに協会から「香川県発祥の骨付き鶏」をうたう許可を得ることができた。
 


歯ごたえと深みのある味「骨つきもも焼き 親鶏(819円)」と
 

やわらかくてジューシーな「骨つきもも焼き ひな鶏(819円)」


和食料理人としての感性で創り上げた「鶏次こだわりの水炊き鍋(一人前1208円)」などもメニューに加え、2012(平成24)年7月2日、ついにオープン。
 


「水炊き鍋」の鶏も骨付き! ダシもコラーゲンもたっぷり (写真提供:ハマの鶏次)

 


最強インパクト!!



では、質問にあった丸揚げも香川県の発祥? そんな疑問を問いかけると、 「香川県の定義はもも焼きなんです。」と、松本さん。

「鶏の丸揚げ(1985円)」は同店のオリジナルで、「骨つきもも焼き」以外にも鶏料理を提供したいと考案している最中、食の感動とインパクトを与えるメニューとしてひらめいたそうだ。
いったいどれくらいのインパクトがあるのか? 実物を見せていただくことに・・・。
 


そうだろう~そうだろう~。・・・いくよ?
 

ドドーーーン!! どれくらいデカいかというと・・・
 

千葉の顔よりデカいんです!


大きさだけでも想像以上のインパクト。目にした瞬間の感動は言葉では言い表せないほどの衝撃。その上、今にも動き出すんじゃないか? と思うほどリアリティがありすぎる見た目。
でもよく考えれば、この一羽で、手羽、せせり、もも、むねなど、全ての部位を楽しむことができるのだ! なんとも贅沢な一品。

どこから食べようか? と、嬉しい悩みに頭を悩ませていると、窓際から無言の声が・・・。
 


は、はい! 千葉、いきます!!
 

ガブリ! 海賊王ル○ィーになった気分


どこにかぶりついても、サクッ、サクッ、と衣が軽快な音をあげる。オーナーのこだわりから生まれた完全オリジナルのスパイスの味は、しっかりとした味付けながら辛すぎず、鶏の風味も損なわず、飽くどころか次から次へとかぶりついてしまう。気が付けばほとんどを食べ尽くしていた・・・。
 


お酒もたくさん! 鶏と一緒に味わえば美味さ倍増間違いなし! 


丸揚げは月に60個ほど注文が入るという。通常は5~6人グループでの注文が多く、切り分けもしてくれるとのこと。一羽は多い! という時は、半量の「鶏半身揚げ(1103円)」で2分の1の感動を味わうこともできる。
 


店内には洗面台もあり、チー油でベタついた手もすぐに洗える


それにしても、こんなに大きな鶏をどうやって揚げているのだろう? 特別に、調理の様子を見せていただくことに。