検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

  • 36年ぶりに完全復活「横浜銀蝿 40th」。オリジナルメンバーで再結成!
  • 神奈川県内の横浜家系ラーメン店がどこにあるか地図からすぐわかる!横浜の観光情報「よこはまっぷ」
  • イベント開催、店舗オープン、新商品発売などリリース情報を配信したい方へ
  • はまれぽ.comにあなたのお店・会社を無料で掲載しませんか?

北海道のアンテナショップ「美幌食堂」が関内にあるのはなぜ?

ココがキニナル!

関内にある「美幌食堂」が気になります。なぜ美幌町のアンテナショップがこんな場所にあるのでしょうか(ときさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

北海道・美幌(びほろ)に縁のある民間会社が「美幌を盛り上げよう!」という理由で2010年に作ったお店。関内にある理由はたまたま物件が空いたから

  • LINE
  • はてな

ライター:細野 誠治

ジャックの裏にあるWoodyな美幌(びほろ)



元カノが道産子(どさんこ)! 細野誠治です。

筆者の脳内を「北海道」で検索すると・・・。
北の国から! 日ハム! 時計台! 雪祭り! 網走番外地! ラベンダー! ジンギスカン! 海産品!(美味いよね?)大自然! 酪農! 流氷! 熊とかシカとか! 広い!
・・・すいません、あまり知識がありません。
 


いいよね、北海道


そこで今回の案件。“美幌(びほろ)”という土地について、ネットでざっくりと調べてみました。
食の宝庫、北海道。その東側に位置する網走郡を構成する一地区、そこが美幌。女満別(めまんべつ)空港に近いため利便性が高く、また自衛隊駐屯地を有しているためほかに比べて過疎化が緩やか。気候も降水量が少なく比較的に過ごしやすいそう。
 


中央の赤印が美幌(Googleマップより)


そんな土地の名を冠した「食堂」が関内にあると。しかもアンテナショップと。ナゼでしょう? 旨いものが食べられる予感がプンプンする今回の取材。ある日の午後、最寄りのみなとみらい線「日本大通り」で下車し、編集部・長谷川とさっそくお店へ。
 


最寄り駅は日本大通り 1番出口が近い
 

横浜市開港記念会館(ジャックの塔)の裏手にあたる
 

目指すはジャックから2本目の通り、弁天通りを進んだ先!


あっという間に到着。そうそう、あったよね。「気にはなってたんだよな~」と個人的にも再確認。
 


Woodyな外観のキニナルお店
 

店舗脇にはストックルームかな? 
 

そして投稿にあった「アンテナショップ」の文字を発見
 

ランチメニューが多い!


さっそく店内へ。時刻は昼の2時、ランチ目当ての客が一旦引いたころ合い。
外観から想像するより広めな印象。そして明るい。
 


ゆったりめの配置で50席。自然光も入って明るい店内だ
 

おひとり様も。そしてテラス席は12脚


お話を聞かせていただいたのは関内店店主兼、美幌食堂支配人の高橋一郎氏。
 


残念ながらお顔はNGとのこと


まず、美幌食堂とはいったいどういうお店なのか聞いてみた。
「アンテナショップは普通、自治体が運営するのですが、ウチは民間の会社で美幌食堂を運営しているんです。」

―社長や高橋さんは美幌の方じゃないんですか。
「私を含め、社長も東京の出身です。社長はもともと、大手飲食店にいた人間で、その時いろいろとパイプができて、その中の一つが美幌とのつながりだったんです。美幌とご縁がありまして。それで美幌を盛り上げようと」
 


北海道、美幌に縁があった・・・


「美幌は大きな産業がないんです。観光くらいで。近隣の漁業組合にJA、諸官庁が美幌の街の認知度を上げたいと。それなら協力をしましょうと」

そんな理由でこの地に店をオープンさせたのが4年前。美幌の官庁からの助成金とバックアップをもらいできたお店だそうだ。

―関内だった理由は何でしょう?
「物件を探していて、空いていたのがたまたま関内だったんです」

産業が乏しいという美幌。でも採れる食材は胸を張れるもの。何とかして届けたい。そんな想いに応えたかたちがここ、美幌食堂。
 


スタッフの千葉さん(左)と齋藤さん


「美幌に本店があるんですが、そこは商品・食材の発送拠点になっています。食材は肉や海産、米。調味料は塩に至るまでほとんどが北海道のものを使っています」

地元と変わらぬ味が堪能できるということか。手間はかかるが本物だ。
「食材は当然ですが、米は毎日、使う分をここで精米しています。ご飯に関しては評判をいただいています」
 


ブランドは北海道産の「ななつぼし」。店舗脇のストックルームには精米機があった!


―お客さんは、どういった方がいらっしゃるんでしょう?
「近くの官庁やサラリーマンが主です。男女比は半々、ですね」
印象としては女性受けのいい、キレイな印象だけどな。

「ウチはリピーターの方が多いです」

―ウケてる証拠じゃないですか。
「あと、北海道出身の方は“北海道から来ました”とおっしゃいますね。“味が違う”とか、お叱りを受けたことはないです」
 


道産子納得の味、レシピが楽しめる


道産子の方と物産展とか地場の料理店に行くと「うーん・・・」となることが多い印象だけど、美幌食堂では納得なんだな。
11時~15時のランチタイムで100名くらいの人が訪れるという。