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2014年7月16日にオープンする「CIAL桜木町」はどんな感じ!?

ココがキニナル!

CIAL桜木町が今夏オープンしますが、どんな雰囲気になるのか気になります。(洩矢諏訪子の兄さん、nobaxさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

CIAL桜木町は、小規模だが観光客や近隣住民のどちらも便利に使えそうな、レトロモダンな横浜らしい魅力がぎゅっと詰まった商業施設になりそう。

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ライター:吉澤 由美子

桜木町は、文明開化の港町、そして鉄道発祥の地。そのJR根岸線の桜木町駅に、「CIAL桜木町」が7月16日(水)にグランドオープンする。 

現在工事中で、レンガ造りを思わせる野毛側の建物はほぼ完成しており、昔の桜木町駅舎が描かれたフェンスの間から見えるみなとみらい側も工事がかなり進んでいる様子。

 

銀行ATMなど、一部が先行オープンしているCIAL桜木町
 

CIAL桜木町はいったいどんな施設になるのか。
 
そこで、CIAL桜木町を管理運営する株式会社横浜ステーシヨンビルシァル桜木町開業準備室の山﨑さんにお話を聞いてきた。

 

シァル桜木町開業準備室の山﨑さん
 



桜木町の華やかな歴史や文化を感じさせるデザイン

CIAL桜木町の開発コンセプトは、「横濱 ノスタルジック REVUE」。
 
桜木町駅は、1872(明治5)年 に初代の横浜駅として誕生した。日本初の鉄道は、この初代横浜駅と新橋との間で開通したので、現在の桜木町駅は日本の鉄道発祥の地。一昨年に開駅140周年を迎えた歴史ある駅だ。

 

みなとみらい側の工事フェンスには初代駅舎をはじめ、歴代駅舎の情報が記されていた
 

また、桜木町駅は「駅構内商業発祥の地」でもあるらしい。「かなり初期のころから駅構内に小さい売店があって、それが駅構内商業の始まりだったと伝わっています」と山﨑さん。
 
こうした桜木町駅が持つ歴史的背景に、明治初期から文明開化の玄関口となった「港町・横濱」の歴史が持つ明治レトロ、大正ロマンの雰囲気を取り入れた商業施設になるらしい。

建物のデザインにもこうしたコンセプトが取り入れられている。
野毛側の建物の外観は、レンガ調のタイルや飾り窓で鉄道発祥の地らしい歴史感を表現したもの。

 

野毛側のイメージパース
(※画像:株式会社横浜ステーシヨンビル)
 

2階は駅関連の施設となり、商業施設としては1階をメインに中華街の老舗「重慶飯店」の新業態や横浜の食文化が楽しめる飲食店が軒を連ねる。

 

野毛側の建物はここまでできていた(5月16日現在)
 

夜にはやわらかいライトアップが行われる予定だとか。

みなとみらい側の建物は、初代駅舎を思わせる三角屋根をあしらい、全体は白が基調。ガラス張りで解放感のある作りとのこと。船のマストに見立てたキャノピー(天蓋)をアクセントとして、港町らしさを取り入れたデザインになる。

 

みなとみらい側のイメージパース(※画像:株式会社横浜ステーシヨンビル)
<クリックして拡大>
 


現在のみなとみらい側。現在の改札につながる入口で、イメージパースでは左端にあたる
 

また、みなとみらい側にはメゾネットのように2階の一部を使うタイプの店舗もあるらしい。
 
外観がわかったところで、次はキニナル中身がどうなっていくのか見ていこう。




各ゾーンも横浜&桜木町らしさ満載


CIAL桜木町の全体図を見ると、横浜駅寄りに新しい改札口ができている。

 

新設改札口が横浜寄りにできる(※画像:株式会社横浜ステーシヨンビル)
<クリックして拡大>
 

実は、7月16日のグランドオープンにさきがけて、7月1日(火)には桜木町駅に「北改札」が新たにオープン予定。横浜寄りにできるこの北改札は、東西通路でみなとみらい側、野毛側を行き来できる。なお、従来の改札口は「南改札」と呼ばれるようになるらしい。

 

東西通路イメージパース
(※画像:株式会社横浜ステーシヨンビル)
 

「横浜駅寄りの改札を開設することと、日常的な買い物ができること。この2点は特に近隣の方から数多くのご要望をいただきました」と山﨑さん。

CIAL桜木町の全体像は、北改札正面の「紅葉坂ギャラリー」、みなとみらい側の「YOKOHAMA BAZAR」、野毛側の「停車場ビュッフェ」、そして現在の改札口である南改札正面の「横濱情報プラザ」という4つのゾーンに分けられている。

「紅葉坂ギャラリー」は、県立図書館や音楽堂につながる紅葉坂から名付けられたゾーン。紅葉坂は横浜開港当時からの重要な史跡が残る場所でもある。このゾーンには、デリやお惣菜、ドラッグストアなど日常的に使い勝手のいいお店が並ぶ予定だ。

 

紅葉坂ギャラリーのイメージパース
(※画像:株式会社横浜ステーシヨンビル)
 

「YOKOHAMA BAZAR」は、明治時代後期に横浜の伊勢佐木町にあった勧工場(かんこうば)「横濱館」の正面入口に掲げられたサインに書かれていた言葉。「勧工場」は2~3階建ての建物に雑貨店をはじめとするさまざまな商店が入った昔の商業施設の呼び名で、デパートの前身とも言われている。

みなとみらい側にある「YOKOHAMA BAZAR」は雑貨店やカフェなど、来街者が楽しめるショップが入る予定。