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王道奪還!? 「ある物」が看板メニューにのっている家系ラーメン店を独占取材! ~家系全店制覇への道 其の拾七~

ココがキニナル!

「家系ラーメン全店制覇への道」変り種ラーメンが看板メニューの家系ラーメン店、「濱壱家」「中島家」の2店舗をご紹介!

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ライター:千葉 こころ

横浜市内の「家系ラーメン」店を全店調査するというこの企画。前回はつけ麺の提供もある家系ラーメン店、「極楽汁麺らすた」「魂心家」「味山河」の3店舗を紹介した。
 


家系ラーメンのスープをアレンジしたつけ麺 (写真:魂心家)

 
「家系ラーメン全店制覇への道・其の拾四」からスタートし、話題沸騰中! 驚異的なアクセス数を記録し、一躍人気企画と化したマーコ氏による辛口★評価。

これまで9店舗の家系ラーメンをジャッジしてきたが、より分かりやすく皆さまにお伝えするため、マーコ氏をはじめ、編集部では慎重に議論を重ねてきた。
 


真剣に議論を重ねるマーコ氏と編集長・吉田
 

今回は、その議論をもとに取材した2店舗をお届けする。
 


中島家の店主号泣! いったい何が起きたのか!? 

 
家系ラーメンといえば、「のり3枚、ほうれん草、チャーシューが乗ったとんこつしょう油味」が定番スタイル。どの家系ラーメン店においても看板メニューであり、それ以外の提供がない店舗も数多く存在する。

しかし、そこにある物をプラスした家系ラーメンが、定番を覆して看板メニューになっている家系ラーメン店があるという!
そこで今回は、「ある物」の乗ったラーメンが看板メニューになっている店舗を紹介することにする。
 


今日もがつんと辛口でいきますよ~

 

よくあるメニューと侮るなかれ



最初に向かったのは、相鉄線星川駅から徒歩5分、国道16号線沿いにある「濱壱家」。3代目店長を務めているという吉村忠士(よしむらただし)さんにお話を伺った。
 


千家! ではなく濱壱家!

 
初代店長が南区前里町にある「千家・本店」で修行を積み、総合オーナーである森川幸治(もりかわこうじ)氏監修の下、千家の姉妹店として1999(平成11)年にオープンした同店。

2号店、3号店と店舗拡大を図ったことにより初代店長は1年で移動してしまったそうだが、その後は2代目店長が切り盛りしていたという(現在は元住吉店の店長)。

そして今年、2014(平成26)年から、吉村さんが3代目店長として店を任されることになったそうだ。
 


中華一筋から転身を遂げた3代目店長の吉村さん

 
スープ、麺はもちろんのこと、しょう油やメニューに至るまで、あらゆるところで千家を忠実に再現しているという。
 


使用麺も千家と同じ「大橋製麺」の中太ストレート

 
そんな同店の看板メニューとはいったい何なのか!? さっそく用意してもらうことに・・・。
待つこと5分、着丼と同時に思わず言葉を失う。なんだ、なんなんだこれはー!
 


思わず発狂! ドカ盛りねぎ!! の「ネギラーメン(900円)」
 

ツウの間ではこんな食べ方も人気!

 
数あるネギラーメンの中でも、ここまで惜しみなく盛る店舗はそうそうない。看板メニューになるのもうなずけるというもの。
抑えきれない興奮のまま箸を手にしたチバコロだが、マーコ氏の一言で一転、奈落の底へと落とされることに・・・。
 


「弟子入りテストvol.2を始めます」

 
ここでいきなりテストとは・・・。不意打ちに戸惑うチバコロを尻目に出された問題は、こちら。


答えはネギラーメンの写真の中に・・・

 
ネギは当たり前! 定番のトッピングを除けば味玉もある。次なるチャーシューは・・・見当たらない。
よし、答えは3番だ!!
 


果たして結果は!?
 

残念! チャーシューはネギの下に敷いてありました~

 
選択肢の最後まで目を通すべきであった。2回目にして痛恨のミス!
・・・ん? だとすると、ゴマが入っているということ?
 


よく見てください

 
そう、ゴマが浮くスープは千家ならではの特徴。俗に「ゴマ系」と呼ばれるスープなのだ!
千家の姉妹店である同店も、もちろんゴマ系のスープ。
 


この段階からゴマを投入

 
そのスープは背骨や鶏ガラをじっくりと煮込み、その日の味の出方を見ながら、変わらぬ味を守り抜けるよう注意を払っているという。
 


「オープンから変わらない味」と常連客にも定評があるそう
 

無数のゴマが浮く「ラーメン(700円)」
 

同店第2の名物、「ラーメン+カレーセット(950円)」
 

どのラーメンともセットが可能!

 
お待ちかね、あの人気コーナーの時間がやってきた! ラーメンコンサルタントとして活躍するマーコ氏に、好みでなく現代消費者の需要にマッチした味かどうか、もう1度食べたくさせる中毒性はどれくらいかなどといった、「商売的な視点からどうか?」という観点で5段階評価をボードで表してもらい、その場で発表してもらうというこの企画。

なお、「消費者の需要にマッチした味」とは、“家系というカテゴリーで言えば、町田商店などの台頭により濃厚化が進んだ時代背景から“豚骨濃度が高く、且つ、スープに負けない醤油感があるテイスト”が今最も需要が高い味”のことである。

また、今回は変り種ラーメンが看板メニューのため、特別にそちらの味を★で表すこととする。


 


大量のネギは吉と出るのか凶と出るのか!?
 

遠めに眺める店主
 

予想は★3つ

 
「それでは、発表します」

マーコ氏が静かに立ち上がる・・・。

結果はいかに!?
 


★3.5を獲得!!
 

思わず顔がほころぶ店長

 
日本各地のラーメン店の売上げを軒並み上げまくり、日本で5本の指に入る敏腕ラーメンコンサルタントであるマーコ氏。
商品力はもちろん、外観力、店主力など店の総合力を上げるため店主に告げたアドバイスの一部を「マーコの本気コンサルチェック」として紹介しよう。

~マーコの本気コンサルチェック~
1. そろそろ看板(ほろ)を変えるということなので、「濃厚」という言葉は売れるキーワードのため、「とんこつラーメン」ではなく「濃厚とんこつラーメン」と変えるべし。

2. 商品の魅力があるにもかかわらず、まったくアピールしていないため、ネギラーメンの「こだわり」や「旨い食べ方」のPOPを各席に設置するべし。

ネギラーメンのネギは、辛味なしから激辛まで好みで選ぶことができるそうだ。
 


この香りが空腹感を刺激する!

 
同店では、ぜひとも「ネギラーメン!」と、通のオーダーを楽しんでほしい。

~マーコ&チバコロの総評~

マーコ氏:スープはこの系統ならでの「しょっぱフック」がしっかり効いており、まさにフックの原点と言える味わいである。
また、ネギラーメンに関しては、辛味ネギをスープと合わせことでさらにフック度がラーメン以上に上がり、これこそ たぎらせてくれる一杯だ。

チバコロ:ベースのスープはしょっぱいと感じる味ながらもその濃さが後を引き、「もう一口・・・」とまさにレンゲが止まらない状態に!
ネギラーメンは、ネギの辛味が溶け込むことでさらにコクと深みが出る一杯。