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ライター松宮が転職して探偵に!? 「アーウィン女性探偵社」に入門し、潜入取材を敢行!

ココがキニナル!

淡路恵子さんの逝去でアーウィン女性探偵社の広告は変更されるのでしょうか?(タッカーさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

イメージキャラクターだった淡路恵子さんが亡くなった後、友人だったデヴィ夫人が抜擢された。調査員は洞察力と体力が必要な仕事だった。

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ライター:松宮 史佳

はまれぽライターになって約3年半。飲食から医療、ホストまでさまざまな業界を取材した。

「いろいろ取材したなあ・・・」と呟くと、隣にいたギッシー(編集部・山岸)が「今度はもっとめずらしい業界を取材しよう!」とひと言。「えっ?」と身構える松宮に与えられた“今回の任務”。それは・・・

「探偵になれ(byギッシー)」

「それは無理でしょ!」という松宮に「何事も体験だからやってみて!」とギッシー。
以前はまれぽでもお世話になった「アーウィン女性探偵社」に電話し、「(体験は)無理ですよね・・・?」と言うと、「いいですよ!」と担当者の方。自分でお願いしておきながらも、“まさかのお言葉”にびっくり!
 


心に切々と訴えかけてくる「アーウィン女性探偵社」HP


担当者の方によると“調査に同行できる”とのこと! 「足手まといにならないようにしなきゃ・・・」と心に誓い、「女性探偵社アーウィン」へ!



超強烈キャラ登場! 「アーウィン女性探偵社」

横浜駅から徒歩5分ほど、「アーウィン女性探偵社」に到着。相談員2名と調査員2名、計4名の女性にお話を伺うことに。同社にはコールセンタースタッフや相談員、調査員や報告書を作成するスタッフが所属。それぞれ連携を取り、案件に対応している(調査上の都合により、以下お名前はニックネームで記載)。

探偵社を訪れる依頼主はさまざまでケースも「多種多様」。相談員は幅広いケースに対応しなくてはならないため、「豊かな人生経験が必要」。なので、調査員の年齢は大体40代以上の方が多い。「ある程度の(人生)経験がないとダメなの」とマネージャーを務める女性(以下、師匠)。

「では皆さんいろいろな経験を・・・」と言うと、「そう、涙なみだの物語なのよ!」(チラリと名刺を見て)「ねえ、松宮さん!」と師匠。「は、はい・・・」とその迫力に押されてしまう松宮。師匠はショートカットで小柄ながらも迫力満点。なんとも言えない“説得力”がある。師匠は約15年の経験を持つ、というベテランだ。
 


師匠に写真撮影をお願いすると、「自慢の脚ならいいわよ」とOKしてくれる


一番多い依頼は7割程度で(※再確認)浮気調査。続いて「人探しが多い」と師匠。割合としては「全体の2割ほど」。その次に多いのが「婚前調査」だという。人探しは「行方調査」と「所在調査」に分かれる。「行方調査」とは“どこにいるかわからない”家出などのケース。「所在調査」とは“居住地や勤務地を特定する”こと。
 


「調査は大変だが、やりがいがある」という調査員の方(女性的&上品なのでエレガンスさんと命名)


ある日、突然失踪してしまうのは「男女で理由が異なる」とのこと。年齢にもよるが、男性は「借金や仕事でミスを犯した時に失踪してしまうことが多い」らしい。うちひしがれて“とにかくこの場から逃げたい”と思ってしまうんだとか。このケースは「20代から30代の男性に多い(by師匠)」。一方、女性は「異性関係がほとんど」。男女で共通するケースでは、精神的な病から失踪してしまうことも。ちなみに「人探し」を依頼するのは「やはり家族がほとんど」だそう。
 


調査員になったのは「さまざまな経験を生かしたかったから」とのこと(スーツがお似合いなので以下“スーツさん”)


調査期間は依頼主から話を聞き、決定する。今までの調査の最長期間は「1年ほど」。しかし、案件の詳細は個人が特定される恐れがあるため、NG。



「探偵社アーウィン」を彩るイメージキャラクター秘話

と、ここで投稿にあった「アーウィン女性探偵社」の広告について伺うことに。同社のイメージキャラクターは2014(平成26)年1月に亡くなった女優の淡路恵子さんが務めていた。淡路さんはSKD(松竹歌劇団)出身。巨匠・黒澤明監督の映画『野良犬(1949<昭和24>年)』でデビュー。その後はセクシー&物憂げな魅力で多くの人々を魅了。だが、私生活では二度の離婚や夫の借金、三男と四男の死去など波乱万丈な人生を送った。さまざまな苦難を乗り越えてきた淡路さん。「イメージキャラクターにぴったり」と起用したそうだ。
 


バーやクラブのママの役が印象的だった名優・淡路さんのご冥福を祈りたい

 


「アーウィン探偵社」に飾られている淡路さん直筆のサイン&センスが光る自作のサイン


淡路さんご自身がが描いたという自画像はとてもシャレており、センスが光る。目にする機会がなかったが、「とても絵がお上手だったんだなあ・・・」と感慨にふけってしまう。

淡路さんが逝去された後、タレントのデヴィ夫人が2014年5月に就任した。デヴィ夫人は1940(昭和15)年、東京生まれ。さまざまな仕事を経てホステスへ。「確か・・・銀座で働いていた・・・」と言うと、「あ・か・さ・か・よ! 松宮さん!」と師匠がツッコミ。「は、はい!」と思わず恐縮。以後、デヴィ夫人は「インドネシア大統領の第三夫人になった(by師匠)」。イメージキャラクターに採用されたのは「(前任の)淡路さんとも交流があったから」だそう。
  


デヴィ夫人の人生は淡路さんと同じく、“超波乱万丈”
 

「アーウィン女性探偵社」をモデルにした「寂しい丘で狩りをする(辻原登)」


・・・ちなみに辻原さんは「神奈川近代文学館」の館長&理事長。1年をかけて「アーウィン探偵事務所」を取材し、本を執筆したとのこと。

お話を伺ったところで「所在確認調査」に向かう。「行ってきます!」と言うと、「しっかり調査してらっしゃい」「いいわね、松宮さん!」と師匠。「は、はい!」と迫力に気圧されながら答える。師匠やスタッフ方にお礼を告げ、横浜駅へ。

いよいよ「所在確認」の調査が開始する!