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「オシャレなガーデンカフェ」が中庭にある金沢区の高校に突撃!

ココがキニナル!

金沢区の県立釜利谷高校の中庭に、お洒落なガーデンカフェができたんです!デザインは在校生のお父さんとか。このカフェが経緯がキニナル(浜のふうせんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

釜利谷高校にあるお洒落なガーデンカフェは2013年、学校の創立30周年を記念してPTAが協力し制作。生徒の憩いのスペースとして活用されている

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ライター:コハル

高校の中庭にガーデンカフェ。
レトロな学食と裏山くらいしかない高校で育ったライター・中原からすれば、高校の中庭にガーデンカフェがあるなんて、なんとも想像しがたい話だ。しかもカフェがあるのは県立高校だというのだから、さらに珍しい話である。

高校にガーデンカフェを作るなんて、なぜそんな粋な企画を試みたのか。そして、そのカフェとは一体どんなものなのか。キニナル真相を探るべく、カフェがあるという県立釜利谷高校に潜入取材を敢行!



高校に入るなんて何年ぶりか・・・



京浜急行線金沢文庫駅からバスに乗ること約5分。「釜利谷高校」のバス停で下車して、高校前でスタンバイする、はまれぽ編集部・松山氏と合流。
当然のことながら、二人とも十数年ぶりとなる高校への潜入にちょっとドキドキ。
 


こういう風景懐かしいですね

 
潜入前にもろもろリサーチしたところ、県立釜利谷高校は男子バレーボール部が1993年(平成5年)春高バレー優勝、1997(平成9)年に高校総体優勝。1998(平成10)年には女子ボウリング部が、2001(平成13)年には男子が全国高校ボウリング選手権で優勝の実績を持つ、スポーツの名門校だ。現在の在校生は796名(2014〈平成26〉年4月1日)。
 


スポーツが盛んな学校みたいです

 
そして2009(平成21)年度からは、入学者選抜に学力試験を実施せず、生徒の意欲を見る入学試験を行う“公立クリエイティブスクール”として生まれ変わった。
課題レポート、プレゼンテーション、面接及び自己表現活動等の選抜試験によって総合的に選考が行われる。
 


自らの将来像を描き、進路を選択する力を育む「キャリア教育」を推進

 
校内をてくてく歩きながら「高校生から見ると、私たちってかなりおじさん・おばさんですよねー」とつぶやく中原に対し「いや、絶対お兄さんって呼ばせます」と、無茶なことを言う松山氏。誰に呼ばせるんだろう。

そんな話をしながら、まずはガーデンカフェを作った意図や経緯を聞かせていただくために校長室へ。

「校長室って悪いことしたときしか入ったことないので、なんか緊張しますね」とつぶやく松山氏。じゃあ、今日は怒られないように取材しましょう。
 


取材に応じてくださった佐久間校長先生。優しそうで安心しました

 
―それでは、なぜガーデンカフェを作ることになったのか、その経緯を教えてください。

佐久間校長「当校は2013(平成25)年に創立30周年を迎えました。その記念に何か新しいことができないかと模索しているときに、PTA環境委員を勤める保護者の方から、中庭スペースにカフェを作ってみてはどうかという提案があったのです」

当時の中庭スペースは残念ながらきちんと手入れが行き届いておらず、あまり見栄えの良くない状態だったという。

カフェができる以前はというと・・・
 


なかなか植物のお手入れも行き届かず・・・
 

木も枯れそうですね

 
最もよく利用される正面玄関からダイレクトに見える場所で、いわば学校の「顔」と言っても過言ではない中庭がこの状態では・・・という懸念があったため、学校側はこの提案を前向きに検討することにした。

また、中庭には椅子がないため、しゃがんで話をしたり、地べたに座ってお弁当を食べている生徒もいた。その姿が以前から気になっていた校長は「椅子やテーブルを設置したスペースを作ることは、風紀の向上にもつながるのではないか」と考えたそうだ。
 


カフェができる以前の様子。確かにちょっと殺風景です

 
協議を重ねた結果、学校側はこの提案を受領し本格的に計画がスタート。ガーデンカフェの設計や施工も企画を提案した保護者が中心となって進めたため、「その後の話は、その保護者の方が詳しいのですが」とのこと。

そういうことなら、その企画を提案した保護者にぜひお話をお聞きしたいところだ。調整をしていただいた結果、その方が学校に来てくれることに。ありがとうございます!
 


こちらがガーデンカフェの企画者・和田省悟さん

 
お嬢さんがこの高校の卒業生だという和田さん。和田さんの職業はガーデンデザイナーで、普段は一般家庭を対象に「もっと庭のスペースを生かしたい」「家族で楽しく過ごせる庭にしたい」などの要望に沿って庭の設計を行っているのだという。

なるほど、そんな和田さんがいたからこそ、この企画が実現したというわけだ。

「いろいろお話をする前に、まずはカフェをご案内しますよ」という和田さんの言葉に従い、いざガーデンカフェへ!
 


ガーデンカフェ「KAMARIYA」という名前みたいです
 

赤いパラソルがおしゃれ!
 

これが全景。けっこう広いです
 

ベンチ席もあります
 

開放感があってよいですね
 

ガーデンカフェというだけあって、緑が豊富
 

お花もきれいですね