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バリエーション多彩! 横浜にある七福神を完全網羅! vol.2

ココがキニナル!

この間野毛の成田山で七福神を見かけました。横浜市に七福神はいくつあるのでしょうか。気になります(tokuさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

横浜にある七福神は全部で9つ! 各エリアや寺社ごとにお送りする個性豊かな七福神めぐり第2回は港北・鶴見編!

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ライター:一藁 雅之

七福神とは「福をもたらす神様たち」のことだ。富や長寿、商売繁盛、家庭円満などのさまざまな福にあやかるため、七福神めぐりのスポットを紹介するこの企画。「七福神」を運営しているのは区の観光協会だったり、有志の寺社だったりと形はさまざま。
 


宝船に乗ってやってくる七福神(フリー素材より)
 

今回は港北・鶴見エリアをまわってみよう!



まずは港北エリア



資料によると1965(昭和40)年に港北七福神会が結成されて、翌年から七福神めぐりの道しるべが定められたとあるが、現在は「港北七福神」から「横浜七福神」に改称されている。それぞれの寺社が独自に運営しているが、東照寺が事務局となっている。
 


これが「横浜七福神」がある場所
 

1番から順に菊名池公園、蓮勝寺、正覚院(しょうがくいん)、東照寺(とうしょうじ)、西方寺(さいほうじ)、興禅寺(こうぜんじ)、金蔵寺(こんぞうじ)というところに祀られている。

ではさっそく菊名池公園の弁財天からスタート!
 


港北区菊名町1-8-1。妙蓮寺駅から徒歩約2分
 

 

公園の一角に公開されている
 

弁財天は一般的に琵琶(びわ)を持っているが、こちらは右手に剣(魔を払い交通安全と家内安全を現す)、左手に宝玉(招福の玉として財宝を授与、商売繁昌)を持つ守護神であると、敷地内になる石碑よりに書かれていた。

2ヶ所目は綱島街道沿いに位置する蓮勝寺の毘沙門天。
 


港北区菊名5-4-40。菊名駅東口から徒歩約3分
 

 

こちらの毘沙門天は正月のみの公開
 

東大寺の金剛力士像をつくった運慶の作品で、「日本三毘沙門」のひとつ。また、一般的な毘沙門天は右手に金剛棒(あるいは三又の槍)、左手に宝塔を持っているが、蓮勝寺の毘沙門天は持ち手が逆なことから、「左キッチョ(左利きの人を指す言葉。平安時代に使われていた毬杖(ぎっちょう)と呼ばれる遊具など由来は諸説あり)毘沙門天」と珍しい名でも親しまれている。

3ヶ所目は正覚院(しょうがくいん)の大黒天。
 


港北区大豆戸町1160。JR新横浜駅から徒歩約6分
 

 

開山当時の大欅(けやき)から彫られたという大黒天
 

木彫の大黒様とは別に石像も発見
 

続いては東照寺(とうしょうじ)の布袋尊。
 


港北区綱島西1-13-15。綱島駅から徒歩約2分
 

 

布袋さまらしい満面の笑顔に癒される
 

本堂には厳かな雰囲気のご神体も鎮座している
 

本尊の薬師如来は、12年に一度の寅年の4月にしか公開されない秘仏とのこと(境内内、「東照寺の歴史」より)。ほかにも承陽(じょうよう)大師、常済(じょうさい)大師、達磨(だるま)大師、大元菩薩、十六羅漢(らかん)、観世音(かんぜのん)菩薩、など多種多様な仏様が祀られている。

次は自然あふれる緑豊かな西方寺(さいほうじ)の恵比寿。
 


港北区新羽町2586。新羽駅から徒歩約5分
 

 

威厳たっぷりの恵比寿大神
 

本尊は県指定重要文化財の「阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)」、本堂は市の指定有形文化財、ほかにも国指定重要文化財の「注大般涅槃経(ちゅうたいほつねはんぎょう)」など、文化財が多数。

続いては、迫力たっぷりの仁王(阿形〈あぎょう〉と吽形〈うんぎょう〉)が出迎えてくれる興禅寺(こうぜんじ)の福禄寿。
 


港北区高田町1799。高田駅から徒歩約11分
 

 

徳川中期に祀られた、歴史ある福禄寿神
 

7ヶ所目は金蔵寺(こんぞうじ)。

七福神の福禄寿神のほか、本尊の十一面観世音菩薩、聖観世音菩薩、阿弥陀三尊、薬師如来、不動明王、地蔵尊など多くの仏像が鎮座。

境内の「興禅寺の沿革」によると、なかでも十一面観音は、安産観音として古来より婦女子に慕われてきたという。

横浜七福神のラストは金蔵寺の寿老神。
 


港北区日吉本町2-41-2。日吉本町駅から徒歩約6分。日吉駅から徒歩約10分
 

 

寿老神像はあいにく非公開
 

お寺によると、「江戸時代には寛永寺の末寺として栄え、敷地面積は2万坪を誇る。徳川将軍家の庇護の元、江戸幕府初代と二代将軍である徳川家康・秀忠父子により梵鐘が寄進され現存している」とのこと。

以上が横浜七福神の全容だ。徒歩の場合、所要時間は6時間で全7ヶ所をめぐれるという。