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ゆずの「岡村ムラムラブギウギ」に登場する所は今どうなってるの?

ココがキニナル!

ゆずの楽曲「岡村ムラムラブギウギ」に登場する仲久保公園や千代作、小笠原文具店、小林商店、またローソンなどは現在どうなっているのでしょうか?(baysさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

銭湯の千代作、五丁目ロ一ソン、小林商店はなくなっているが、仲久保公園や小笠原文具店は健在!今も文房具類はお店の奥に置かれていた。

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ライター:松野 孝司

いざ、ゆずっ子の聖地・岡村町へ



ゆずっ子と呼ばれるゆずファンにとっては先刻ご承知の事だろうが、「岡村ムラムラブギウギ」は、1997年、ゆずがインディーズ時代にリリースした唯一のミニアルバム『ゆずの素』に収録されている楽曲で、ふたりの地元・横浜市磯子区岡村町を舞台にしたご当地ソングだ。

いつしか岡村町はゆずっ子たちから「聖地」と呼ばれるようになり、休日や横浜のコンサート前日などには、全国からファンが訪れている。

さて、そんなゆずっ子の聖地・岡村町は現在どうなっているのか…。その真相を追究するために一路岡村町へ。
岡村町へは根岸線の根岸駅で下車し、市営バスの78系「磯子駅行」または133系「上大岡駅行」に乗り換えて向かう。
 


JR根岸線の根岸駅で下車。こころからバスに乗り換え
 

4番線の乗り場で78系、133系のバスを持つ


前者は平日1時間当たり3~4本、後者は平日で1時間当たり1~2本の割合で運行。つまり10分に1本程度だ。
「岡村ムラムラブギウギ」の歌詞の中でも「♪バスがやたら走るのは 近くに駅がないからさ」と記されている通りだ。

岡村町エリアには「古泉」「岡村町」「天神前」「横浜岡村郵便局前」などいくつかの停留所があるが、今回は「古泉」で下車することにした。停留所のすぐ近くに二人の母校「岡村中学校」があるからだ。同校のジャージを着て、ゆずが伊勢佐木町で路上ライブをやったことは余りにも有名なエピソードである。
 


ゆずの二人の母校である岡村中学校
 

岡村中学の近くにある、指定ジャージの取り置き店のオリオンスポーツ



やっぱり。小笠原文具店の文具は店の奥に置かれていた



次の目的は「小笠原文具店」だ。半分シャッターが閉まっていたが、店内を覗いてみると地元の小学生の姿が…。どうやら営業中のようだ。取材の旨を伝えると店主の小笠原辰衣さんが快く招き入れてくれた。
 


文具店ながら店頭にはガチャガチャやテレビゲームも
 

「息子が小学校時代に文房具の忘れ物が多くて、それなら自分でやってみよう」と思ってお店を始めたという
 

文房具は店の奥に置かれていた
 

店頭には駄菓子やおもちゃが置かれている


店舗の手前には駄菓子が置かれており、看板商品である文房具は「♪小笠原文具店はなぜか文具は奥にしまってあるよ~」の歌詞通りに奥のほうに置かれていた。

歌詞通りですね、と声を掛けると「本当にね」と辰衣さんは苦笑い。元々は文房具がメインだったが、いつの間にか駄菓子が増えてしまったのだとか。
 


「地元の小学生が来店してくれるのが何よりの楽しみ」という


ゆずの二人も小学生時代はよく通っていたそうで「岩沢(厚治)くんは育ちが良かったね。回りの子供たちが自分のことを『オレ』って言っているのに、岩沢くんだけ『ボク』でしょう。ちゃんと「接骨院の岩沢です」とあいさつするしね。反対に北川(悠仁)くんは、やんちゃ。友だちがカップ麺を食べていると、『スープだけでいいからくれっ!』と言ったりして、よくふざけあっていた」と懐かしそうに話してくれた。

そんな二人がデビューすると、瞬く間に同店にも全国からファンが集まるようになった。
最盛期は「本当に食事どころかトイレに行く時間もないくらいだった(笑)」という。
用意した大学ノートの落書き帳が1週間に1冊のペースでファンからのメッセージで埋まっていったというからその熱狂ぶりがうかがえる。

80歳を過ぎた辰衣さんは今年初めに体調を崩し入院。現在も酸素吸入器が手放せないが、「リハビリになるし、子どもたちが来てくれる限りは続けたい」とやさしく微笑んでくれた。