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横浜中華街で食べられる、知る人ぞ知る絶品「白い〇〇」の正体は?

横浜中華街で食べられる、知る人ぞ知る絶品「白い〇〇」の正体は?

ココがキニナル!

中華街の「心龍」というお店で食べられる白い麻婆豆腐が気になります(だいさん)中華街で美味しい担々麺が食べたい(ふんわりハミングさん)

はまれぽ調査結果!

心龍の「白麻婆豆腐」と重慶飯店の裏メニュー「白担々麺」は、見た目とは裏腹なピリッとした辛さがおいしい、珍しい料理だった。

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ライター:山崎 島

最近白い服を着て出かけたい願望がすごいのですが「白」を着ているとミートソースとか、カレーうどんとか、わんぱくにいただけないじゃないですか。うかつに色のついた食べ物に手を出せません。

じゃあさ、白米とかおかゆとか食べてればいいじゃん、となるのですが季節は初夏。辛いものが食べたくなるんだなあ。

襟にナプキン挟むのもなんだかこっぱずかしいし、どうしたらいいんだろうなあと思っていました。そんなとき、中華街には白いアレとか、アレとかがあるという噂を聞きましてん。これは・・・!!



元祖白麻婆豆腐に投げキッス



そんなこんなでやってきた中華街。
 


延平門がきれいになってるー


この日は夏ばりの暑さ。道行く人もみなさん軽装です。こういう暑い時に食べたくなるのが・・・
 


赤い麻婆豆腐


見るからに辛そう。ぎゃっと食べてぎゃっと元気になっちゃいたいなあ。と、こういう誘惑が多いため、この日はあらかじめ白いシャツを着てきました。しかも妹の。これは汚すわけにはいかない。

さまざまな赤い食べ物を乗り越え、中華街大通りを1本入ったところにある、心龍(しんろん)に到着。
 


木を使い古い中国をイメージしたお店


外観からムード漂う心龍。こちらになんと「白麻婆豆腐」なるものがあるそう。いったいどんな感じなのか。果たして辛いのだろうか?
 


お邪魔致します
 

1階はカジュアルな雰囲気で
 

2階は品のある
 

しっとりとした雰囲気
 

幼いころ、中央の回転する部分に乗るのが夢だった


この日お話を伺うのは社長夫人の岩岡さん。
 


細かいところまでお気遣いくださる美人さん


どうぞよろしくお願いいたします。まずはお店について伺った。

心龍がオープンしたのは今から12年前の2003(平成15)年。中国福建省ご出身のご主人とお店を始められた。「中国の味を日本の方にも伝えたいという想いと、いろいろなご縁があったので、中華街にお店を開きました」と岩岡さん。

社長であるご主人は、日本にいらっしゃる前はオーストラリアに数年住まわれていたんだそう。現地でたくさんの日本人とお知り合いになり、日本にご興味を持たれたのが、来日のきっかけ。
  


心龍をはじめる前は食品を扱うお仕事をなさっていたのだとか


そんな若いお2人がいちから作り上げた心龍。同店では上海出身のコックさんが作る本格的な上海料理と、広東料理をメインにいただける。
 


定番のものから、新しいアイデアをプラスしたメニューがそろっている
 

ランチメニューも充実


魅力的なメニューてんこもりの心龍だが、看板メニューはやはり「白麻婆豆腐」。ここへ来る道々、いろいろ想像してきたのだけど、実際はいかがなものだろうか。

「白麻婆豆腐」はおよそ10年前に誕生した。「シンプルでヘルシーな麻婆豆腐を作れないだろうか」と、ご主人と岩岡さんが話し合いを重ね、たどり着いた一品なのだそう。

「普通の麻婆豆腐はラー油や豆板醤、豚ひき肉を使い、こってりとしているのですが“白麻婆豆腐”は塩分と油が少なめで、あっさりとしています」と岩岡さん。「白麻婆豆腐」は花椒油(ホアジャンユ)と鶏肉、そして青唐辛子を使用しているため、白く仕上がるのだとか。青唐辛子は季節によって、さまざまな産地のものを使っていて、岩岡さんのおすすめはハラペーニョ。「見た目からは想像できない、ピリッとした辛さがおすすめです」とのこと。
 


見た目とは真逆のものに惹かれる心理ってありますよね


なるほど、青唐辛子・・・。食べなれている赤い麻婆豆腐とは材料が全然違うのだが、それって麻婆豆腐と言えるのでしょうか? 岩岡さんいわく「あくまでも普通の麻婆豆腐をベースに改良をしたので、全く別の食べ物なわけではないんです。大丈夫!!」とのこと。これは実際にいただくのが楽しみです。

ちなみに、白い服についても目立たないのか、と伺うと「うーん、白いけど、油も少し入ってるし・・・ラー油のようにはならないですが、少しシミはつくと思います」とおっしゃっていた。

では実際に「白麻婆豆腐」、いただいてみましょう。この日は実際の調理している様子を見ることができた。
 


お邪魔致します
 

まずお豆腐を切る。山崎はこの時高確率で手も切っている
 

鶏ひき肉とハラペーニョ、ショウガとネギとニンニクかな
 

材料を順番に炒めて
 

最後に花椒油をさっと加え
 

完成


は、早い・・・山崎は蕎麦を作るにも40分かかるのに・・・調理時間が10分ほどで「白麻婆豆腐(1180円)」が出来上がった。ふわあっと良い香りが広がる。
 


こちらが噂の
 

白麻婆豆腐


花椒油と山椒の爽やかな香りと、涼しげな見た目が何とも美しい。こないだ野毛山動物園で見た白いクジャクのような雰囲気。特に女性に人気なのも納得できる。
 


いただきます


おお、やるな。びしっと辛い。赤い麻婆豆腐のように、山椒がつんとくるものとは少し違って、青唐辛子が効いた、スパイシーな感じ。辛いけどもあっさりとしているためか、すいすい食べられちゃう。
 


久しぶりに食事をして汗かきました
 

試しに少し服につけてみましたが


すぐに拭き取ればシミにはなりませんでした。これはいいぞ、いいぞこれは。

横浜中華街で生まれた、元祖「白麻婆豆腐」。ここだけにしかない変り種の麻婆豆腐、ぜひ一度ご賞味あれ。岩岡さんありがとうございました。