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ヨコハマトリエンナーレ2011ってどんなものが見られる?

ココがキニナル!

8月6日から開催されているヨコハマトリエンナーレ2011ってどんなものが見られるんですか?

はまれぽ調査結果!

アートというアートが盛りだくさんの内容。ダイナミックな作品や雄大な作品など、ちょっと理解できないものまでたくさんあるので、楽しむ気持ちが大切!

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ライター:ワカバヤシヒロアキ

横浜の各所でチラシを見かけるヨコハマトリエンナーレ2011。「OUR MAGIC HOUR 世界はどこまで知ることができるか?」をキャッチフレーズに、8月6日から11月6日まで横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)(以下、「BankART」)をメイン会場に設けて開催している。

 


ヨコハマトリエンナーレ2011公式HP


3年に1度開催されている現代アートの国際展ということだが、いまいち公式ホームページを見ても内容がわからない。

ということで、早速イベント会場へと足を運び、その内容を探ることにした。


横浜美術館の中は?

イベントのメイン会場のひとつになっている横浜美術館。お盆の日曜日ということもあってか、当日券を買い求める人の行列ができていた。
 


横浜美術館の入口では素敵なモニュメントが構えている

作家:ウーゴ・ロンディノーネ/作品名:moonrise.east.march


11時の開演に合わせて会場は大盛況の様子。外のモニュメントに足を止める人も多く、入場する前から私たちを楽しませてくれる。

入場してすぐに迎えてくれたのは、前田征紀氏の惑星をモチーフにした作品たち。階段状に並べられた色とりどりの惑星と、そこにできる影に圧倒される。
 


階段を上るたびに、次々と惑星が現れる

作家:前田政紀/作品名:THE SEVEN SEASONS


このように、単にアートと言ってもとても立体的な表現がされているのがトリエンナーレの特徴だ。ここで、幾つか印象に残った作品を紹介する。
 


2800万個のイミテーションダイヤの中に、たった1つ本物のダイヤがあるという作品
作家:ウィルフレド・プリエト/作品名:One

 


ゴールドに輝く作品、実はこれ全て画鋲でできている

作家:冨井 大裕/作品名:ゴールドフィンガー

 


ブルーの電球がたくさん吊られた部屋

作家:トビアス・レーベルガー/作品名:他者


こうして見ていると、現代アートの一つのテーマとして宇宙や、未来というコンセプトが感じられる。非日常世界を表現されているようにも思えるが、どこかに共感する気持ちが持てる。そんな空想世界を見ている気分だ。

その後、順路に沿って進めば、絵画作品も展示されている。しかしこれがまた、この上なくシュールな作品ばかり。

 


作家:石田徹也/作品名:捜索

 


作家:石田徹也/作品名:屋上へ逃げる人

 


作家:佐藤允/作品名:親愛なる皆様へ


だいたい、このあたりの作品と出会ったあたりから、理解することを諦めた。来場している人たちの反応を見ても、不思議がっている人がたくさんいる。

すごく面白いことが感覚として理解でき、興味もひかれるのならそれで良いのだと思った。それがここトリエンナーレの楽しみ方だと思う。
 


こんな部屋もあった

作家:今村 遼佑/作品名:森と床のひび割れと出来事について


また、見るだけでなく感じる空間として「森と床のひび割れと出来事について」という作品が用意されている。入るのに人数制限があるため行列ができていた人気のブース。

ただ何も無い白い部屋なのだが、入った人にしか分からない仕掛けがされている。不思議に思ったお客さんが尋ねるも、係員の方は「何があるかは教えられません」と答えている姿が印象的だった。興味があればぜひ実際に体感してもらいたい。