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横浜市内の駅間、最長と最短距離はどこ? 体を張って徹底検証!

ココがキニナル!

調査区域内の隣り合った駅で、駅間距離のもっとも長い区間と短い区間を知りたい。恐らく横浜~戸塚がぶっちぎりで最長だと思いますがw(M.Nitroさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

最も長いのがJR東海道線横浜駅~戸塚駅間の12.1km。最も短い区間は鶴見線浅野駅~安善駅など3ヶ所で500メートル。

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ライター:三輪 大輔

「・・・いまいちピンと、こないんですよね」
駅区間の調査結果を報告したとき、ウッつん(編集部・宇都宮)が言った。

横浜市内を走る各鉄道会社の最長距離と最短距離を報告して、一番長い区間が横浜駅から戸塚駅間の12.1kmで、短い箇所は500メートルと伝えたのだが「いや~、それじゃあピンと来ない感じですね・・・」の一点ばりだ。
 


ピンとこない男、ウッつん(編集部・宇都宮)


「こうなったら、最長距離の横浜駅から戸塚駅間、歩くしかないですね。うちの編集長も、横浜マラソンで約42.009km走り切りましたし」と説得力があるのかないのか分からないことまで言い出す始末だ。

ということで横浜駅から戸塚駅間を歩くことが決定した。



横浜市内の各鉄道会社の最短・最長距離



まずは横浜市内を走る各鉄道会社の最長距離と最短距離を押さえておく。今回調査する鉄道会社はJR、京急電鉄、東急電鉄、相鉄線、横浜市交通局、横浜新都市交通、横浜高速鉄道の計7社。

電話やメールで鉄道会社に問い合せ、回答をいただけたのが京急電鉄、東急電鉄、相鉄線、横浜市交通局、横浜新都市交通、横浜高速鉄道の6社である。JRに関しては、忙しいのだろう。電話やメールで問い合わせても回答をいただけず、NAVITIMEなどを使用して路線距離を洗い出した。その結果が下記になる。


調査により判明した横浜市内を走る各鉄道会社の最長距離と最短距離


最短距離に関しては、実は以前はまれぽでも調査を行っており、0.5kmの区間が市内に3ヶ所あるという結果になった。京急の「神奈川新町駅~仲木戸駅」間とブルーラインの「阪東橋駅~吉野町駅」間は、今回それぞれの会社から改めていただいた回答と一致する。JRに関しても地図で短そうな区間を洗い出して調べたが、「浅野駅~安善駅」間の500メートルより短い区間はなかった。

そして最長距離に関しては、やはりダントツでJR東海道線の「横浜駅から戸塚駅」間であった。距離は、なんと12.1kmである。他社で最も長い区間が京急電鉄の「杉田駅から京急富岡駅」間の2.4kmだ。「横浜駅から戸塚駅」間がいかに群を抜いて長いか分かっていただけるだろう。

横浜駅から戸塚駅へ直接つながっているの東海道線だけだ。横浜駅から戸塚駅方面の時刻表が下記の表である。
 


横浜駅・東海道線の下りの時刻表(JR東日本HPより)


取材日、筆者は横浜駅東口から戸塚駅に向けて午後4時に出発する。その間、東海道線は午後4時台に7本、午後5時台に8本走っており、戸塚駅までの到着時間は11分だ。

なお今回のルートは旧東海道とも重なる国道1号線に沿って戸塚駅を目指す。その距離は12.6kmで、予想所要時間は2時間38分である。線路沿いを歩いていきたいが、道がないので仕方がない。
 


今回、歩く横浜駅から戸塚駅のルート


いったい何本の電車に抜かれるのだろうか。それでは出発!



戸塚駅に向けて出発

スタート時間の午後4時。まずは横浜駅東口から万里橋を渡り、平沼1丁目交差点を西平沼橋に向けて歩き始める。
 


熱中症対策に水を買って、いざスタート!
 

行ってきます!
 

多くの鉄道が鉄橋を架ける万里橋を渡る
 

途中、筆者を京急が追い越していく
 

西平沼橋に到着


西平沼橋を渡り、西平沼交差点に出ると国道1号線だ。ここまでの所要時間はおよそ14分で1.2kmほどの距離である。
 


西平沼交差点の案内標識には「戸塚」の文字も
 

平日の夕方だが、交通量は多い


多くの車両が行き来する国道1号線。多くの車両が行き来する国道1号線。ちなみに車で同じルートで戸塚駅まで向かうと35分で到着する。徒歩よりも2時間近くも早くつき、ドライブ気分を味わうことができるだろう。
 


駅構内を抜ける数百メートルがないが、それでもこの時間で到着する


国道1号線に出たら、保土ヶ谷橋までひたすら道なりに進んでいく。すると案内標識に戸塚の文字を発見。まだまだ10km近くある・・・。
 


まだ10kmもあるって知りたくなかった・・・
 

筆者は今、ここら辺にいる


普段、全く運動をしない筆者は、横浜駅から20分ほど歩いただけで、少し息が上がっている。開始前から分かっていたが、かなりの距離があることを改めて実感した。しばらく無心となって、先を急ぐことにする。
 


相鉄線の西横浜駅を超えて
 

途中、東海道線に抜かされて
 

保土ケ谷駅を通過して
 

まだあと8km・・・
 

保土ケ谷橋を渡ったあたりが残り8km地点


こここまで到着するのに40分。4km近く歩いてきたので、全長4.1kmのみなとみらい線なら横浜駅から元町・中華街駅まで歩ききれるところだろう。

まだ8kmもあって、ここまで来るのに汗臭くて足腰にも疲れがきている。しかし、何もドラマがない・・・。同じ「歩く」でも作家・恩田陸の『夜のピクニック』は、80km歩く「歩行祭」を舞台に、主人公と異母兄妹の同級生との微妙な距離感を中心にしたドラマがあった。この企画には見せ場がない。

しかも今回、一人で歩いているので、歩くシーンの撮影ができないのだ。「本当にこいつ歩いているの?」と言われたら、筆者は証拠を持って「歩いた」と言うことはできない。疲れもあってテンションが下がってきた。こうなったら、実は保土ケ谷に彼女がいて、着いたらプロポーズをするんだという悲しい設定を作って、先を急ぐことにしよう。
 


旧東海道線の歴史の道とは別の方に歩を進め
 

権太坂をひたすら上っていく


箱根駅伝の「花の2区」と呼ばれる区間では、筆者と同じコースの一部をランナーが走る。中でも権太坂はコースの難所の一つになっているが、実際に自分が上るとダラダラとした勾配が果てしなく続き、かなりきつい。

ちなみに箱根駅伝の2区は「鶴見~戸塚」間の23.1kmを走り、最長距離の第5区は山登りを含めて「小田原〜箱根・芦ノ湖」間で23.2km走る。その2区の区間記録が1時間6分4秒なのだから、改めてランナーのすごさを実感した。毎年、ぬくぬくとコタツでお酒を飲みながら観ていてすいません。
 


いくら上っても終わりが見えない権太坂・・・


そして権太坂を上り切って、少し行った「権太坂3-8」の住所がかけられた電柱付近で残り6kmとなり、およその中間地点となった。ここまでのタイムは1時間9分17秒である。予想所要時間が2時間38分であるので、かなりいいペースで来ているのではないだろうか。なにごとも早くイっちゃうのが筆者なのである。
 


丁度折り返し地点に到着
 

サカイ引越センター横浜西支社を少し過ぎた辺りが中間地点


少し休憩といきたいところだが、周辺に店は一軒もない。気がつけば駅からもかなり離れているため、もはや先に進むしかなさそうだ。