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トラックの中で串揚げ!? 石川町の裏通りの立ち飲み屋台「濱元」に突撃!

ココがキニナル!

石川町の裏通りに、駐車場に車を駐めて営業する飲み屋があると聞きました。工事用の足場を組んでビニールをかけて営業しているようで、どんな物が出るのか気になります。(bjさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

工事用の足場を組んで店を作った串揚げ「濱元(はまげん)」さんはマナーと酒の飲み方、常連客を大切にする粋な店主のいる立ち飲み屋だった

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ライター:カメイアコ

ワゴンタイプの立ち飲み屋台へ



ライター・亀井がまだ大学生だったころ、ワゴンカーでお弁当を売りに来る「ネオ屋台村」にランチを求めてよく通った思い出がある。出来立てを購入できて青空の元で食す。毎日がピクニック気分だった。
 


ランチワゴンは青春の味(写真はイメージ)

 
しかも安くておいしいものをスピーディーに味わえるのも魅力の一つだ。そんなこんなでJR石川町駅にもワゴンで営業する立ち飲み屋さんがあるという噂を聞きつけ、胸をおどらせながらずんずん進んでいく。
 


石川町駅元町口から徒歩3分
 

2009(平成21)年オープン「濱元(はまげん)」に到着
 

店主の久木元(くきもと)さん、アウトドアが趣味

 
てっきり駐車場でワゴンむき出しの状態で営業しているのかと思いきや、しっかり足場を組んでいるので簡易店舗という印象を受けた。パイプは業者に設置を依頼したが、それ以外はすべて店主の手作りなのだそう。
 


手作りテーブルには、荷物置きもついている

 
店内(と言っていいか分からないが)はいたってシンプル。調理場であるワゴンとテーブル4つ、調味料が置かれた小テーブルだけだ。冬場はこれに加えて灯油ストーブが2台置かれる。ちなみにお手洗いはないのでご注意を。
 
営業時間は午後3時30分~午後9時。仕込みもワゴンでするので雨の日、雪の日、風の強すぎる日はお休みするそうだ。冬場は灯油ストーブが設置されているので、寒さもそこまで気にならない。夏場は冬の3~4倍と客足が増えるという。
 


午前9時~午後2時までは「横浜ホットドッグ(380円)」を販売

 
これは知り合いの方とコラボして営業を始めたという。各種飲み物(120円)が安いのは、「ホットドッグは気軽に食べられるものだから、セットにしてもワンコインに抑えたかった」という店主の心意気から。
 


屋台全容

 
意外にもこちらのワゴンカーは実際に車道を走行可能。毎年の車検が義務付けられており、通らなければ営業ができないそうだ。駐車場のオーナーさんも来店することがあり、信頼関係があるからこそ成り立っているようだ。

いつか屋台を営業してみたかったという店主。これまでフレンチやラーメン店など、さまざまな飲食店を経験されてきたそうだ。
 


多彩な経験から生み出された串揚げ

 
ぼんやりメニューを眺めていると、「うちはマナーのないお客さんは帰ってもらう。これがルール」と店主に告げられる。無意識に背筋が伸びる亀井。

でもよくよく店主の話を聞いていると、「『こんにちは』や『やってる?』など、一言かけて入ってきてほしいな。最近は黙って入ってきて、こちらが話しかけるのをテーブルで待っている人がいる。自分が調理しているとお客さんの姿が見えないから、逆に待たせることになっちゃう」と、納得の「マナー」だった。
 


入るときは、一声かけるべし!

 
同店に限らず、ほかのお客さんに迷惑をかける飲み方をする人もだめ。最低限の礼儀を守り、周りも気持ちよく飲めるように大人らしくお酒をたしなんでほしいそう。客層は常連さんと新規のお客さんの半々。気に入ったらまたおいでというスタンスだ。
 


1年前から通っているという常連のミコさん

 
「通勤圏なので日々横目で見ていて気になっていたんです。思いきって友達と来たのが最初です。だいたい週に1度はお店に足を運びます」と、女性でも気軽に立ち寄りやすいそうだ。小腹も満たせて、ほろ酔いになれるという魅惑的なワードも聞けて期待が高まる。