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大船の路地、格安絶品メニューのオンパレード!立ち飲み「鞠屋」とは?

ココがキニナル!

鎌倉市大船の仲通り商店街の路地を入った所にあるうどんそば & 立ちのみの鞠屋がキニナル。いつも昼間から大盛況で仰天の格安メニューのオンパレード。お店の経歴をぜひぜひ調査願います(鉄太郎さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

立ち飲み店としてオープンした同店の格安メニューは開店以来お客さんのためにお値段据え置き。おそばとうどんは「シメ」にぴったりのメニュー

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ライター:万田 ケサトシ

JR大船駅東口から歩いて5分もかからないくらいだろうか。にぎやかな仲通り商店街から一本入った路地に、今回の取材先である「鞠屋」を発見。
あれ・・・この景色なんか見たことあるなって思ったら、ちょうど1年前にこの道を通っていた! 「終電逃した」シリーズで編集部・ヤマギシに呼び出された大船おでんセンターと同じ建物。
 


赤文字「立」が目立つ
 

立ち飲みということで、勝手にオールドスタイルの店構えをイメージしていたが、ドアには「STAND MARIYA」と書かれ、黒を基調としたシックな現代風の外観だった。
 


そそられる!

 
店頭に掲げられているドリンクメニューに目を奪われた。この価格でこのお酒が呑めるのか・・・。投稿にあったように仰天の格安ぶりが伺える。それではいざ入店!
  


とっても明るい店内

 
取材に対応してくれたのはマネージャーの高山さんとスタッフのみちこさん。
「お客さんやスタッフに配慮したい」という高山さんの意向で、今回は筆者以外の人物撮影無しを条件に取材を受けていただいた。
  


月替わりのカウンター飾り。8月は「お祭り」がテーマ

 
まずはお店の歴史について伺うことに。
鞠屋がオープンしたのは1998(平成10)年3月9日。当初は高山さん1人で切り盛りしており、しばらくしてから友人に手伝ってもらったり、アルバイトの方が入ったりしたそう。当時のアルバイトの方とは現在でも交流があるのだとか。
  


午前11時の開店前、手際よく仕込んでいく様子を拝見

 
現在、高山さんはほとんどお店に立たず、メニューなどの企画を担当。カウンターの中は高山さんが信頼しているベテランスタッフのみちこさんやアルバイトの方が任されている。
 


仰天の格安メニュー


 


キンミヤも人気

 
ドリンクはなんと200円からと期待通りのお値段でウキウキ! 生ビール(中350円、小290円)、びんビール(大びん400円)、ホッピーセット(280円)、角ハイボール(200円)あたりが同店の人気路線。
  


キンキンに冷えてます

 
ビールジョッキやびん関係のドリンクは客席側の冷蔵ケースに入っており、お客さんが自らピックアップするセルフスタイル。カウンターに出すとスタッフさんが栓を抜いてくれたり、ドリンクを作ってくれたりするシステムだ。
  


びんビールフェス状態

 
ちなみにびんビールの銘柄はサッポロ(黒ラベル・エビス)、アサヒ(スーパードライ・ドライブラック)、キリン(ラガー・一番搾り)、サントリー(プレミアムモルツ)の7種類。
これはびんビーラーあるいはびんビールニストにはたまらないラインアップ。しかも大びんが400円なんて涙モノです。
  


オリジナルドリンクも

 
このほか、スイカの栄養に注目した夏の健康ドリンク「すいか割」や「紫蘇角ハイ」など季節限定ドリンクや月に2回チェンジする地酒もあるので、来店する度に新たなお酒との出会いも楽しめる。
  


三岳の香りがたまらないんです

 
個人的に好みである鹿児島・屋久島の芋焼酎「三岳」。街の居酒屋でよく目にするのは1杯500円前後の価格帯だが、鞠屋ではなんと270円!
 
さらに王道メニューの枝豆(230円)は・・・
 
「新もので露地もの。ひと手間かけて、おいしいゆでたてをお出ししています」
  


枝豆、スタンバイOK
 

もちろん冷凍ではありません。葉付きの枝豆。美味しいんですよね。
ということでフードメニューも相当キニナル! その前にもっとキニナル額縁が店内にあった。



「健康」がテーマの立ち飲み屋
  


高山さんのお客さんに対する思いがここに込められている

 
店内に入ると正面に掲げられているこの額縁。「野菜は、多め」「塩分 ひかえめ」「脂肪 ひかえめ」と筆者をはじめ、おじさんたちにとっては敏感になるフレーズ。この安心感に甘えてしまいますね。
 


手作りですよ!

 
フードメニューも100円からとありがたいお値段。しかもただ安いだけでなく、オーダーを受けてから作ってくれるので、できたてを食べられるのが嬉しい。
 


取材日のメニュー

 
しかし、それが故に「混んでしまったときお客さんをお待たせしてしまうのが心苦しいです」という高山さんの悩みもあるそうだ。話を伺う度に本当に「お客さん思い」なのが伝わってくる。そしてキニナルお値段設定もお客さんに喜んでもらいたいという思いでオープン以来変えていないそう。
  


お刺身もこのお値段で提供される

 
「大船界わいは物価が安いので、お客さんが喜んでくれるよう、オープンの時この値段にしたんです。値上げするタイミングは逃しちゃいましたが、人情も厚いし、長いことお店に多くのお客さんが通ってくれるので、嬉しく思っています」と高山さんが語ってくれた。
破格の安さの秘密はやはりお客さんへの思い。これからもできる限りこの値段で提供していきたいそうだ。
  


シメにピッタリのメニューを発見

 
ちなみに投稿にあった「うどん・おそば」について高山さんに伺ってみると、元々立ち食いそば店だった! というわけではなく、小腹が空いたお客さんの為に、のちのちメニューに加えられたとのことだった。