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ココがキニナル!

所有者不明となっていた小柴の"放置トンネル"について調査をお願いします。子供の頃どきどきしながら自転車で通った想い出があります。(Mirさん)

はまれぽ調査結果!

所有者不明のまま長年放置されてきたが2014年に国有トンネルと判断。市への移管を視野に入れ、2015年より国管理の元、補修補強工事が行われている

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2016年11月15日

ライター:岡田 幸子

金沢区小柴の“放置トンネル”とは?

2014(平成26)年1月5日付の『神奈川新聞』朝刊1面の中央に、ある記事が掲載された。

「横浜小柴の“放置”トンネル」

「所有者不明 解決へ協議」

「市と国笹子崩落受け本腰」

そんな見出しが添えられた記事で取りあげられたのは、金沢区柴町にある1本のトンネル。

 

「小柴トンネル」の通称で呼ばれてもいるようだが、正式名称は・・・まだない


「旧小柴貯油施設」の南側ゲートと南側に広がる住宅街を結んでいる

 
旧小柴貯油施設」は、戦前に旧日本海軍によって燃料の貯蔵基地として建設され、戦後は米軍に接収された。しかし、2004(平成16)年の日米合同委員会における合意を受けてわが国に返還されたことはすでにお伝えしたとおりだ。

 

2005(平成17)年12月に米軍より返還

 
こうした戦後のやりとりからすっかり抜け落ちてしまっていたというのが、先のトンネル。1939(昭和14)年に完成したこのトンネルは、返還時の施設リストに記載がなかったことから国有財産台帳に掲載されておらず、長きにわたって「所有者不明」のまま曖昧に“放置”されてきたというのだ。

同日の『神奈川新聞』では、21面に当時のトンネルの様子についてを紹介する関連記事も掲載されている。見出しを読むだけで決して明るくないその状況が伺える。いわく・・・

「さびた看板、くらい蛍光灯、一年中水漏れ・・・」

「『どこに補修頼めば・・・』周辺住民困惑」

十数メートルおきに蛍光灯は設置されているというが、トンネル内は日中でも暗く、壁にはひびが入っている部分もある。たびたびあったごみの不法投棄を防ぐために側溝沿いに工事用バリケードが設置されているが、さびてぼろぼろになってしまっている・・・というのが当時の状況のようだ。

トンネルの先には住宅もあり、「トンネルや道路の劣化が激しく補修を頼みたいが所有者不明で頼めない、安全性や強度にも不安がある」といった住人のコメントも添えられていた。

 

トンネルの先に広場と数戸の住宅があるのはGoogle mapでも確認できる

 
また、同年2月13日付の同紙朝刊では、「財務省が当該トンネルを旧日本軍が造った事実を踏まえ、国の所有であると判断。安全性や構造についての調査確認を行ったのちに、横浜市に所有権を移管する方針である」との続報も伝えられている。

で・・・このトンネル、現在は一体どうなっているのだろう?



“放置トンネル”のその後に迫る

そもそも、長く“放置”されたトンネルがここまで大きく取り沙汰されるようになったのは、2012(平成24)年に起きた笹子トンネルの崩落事故がきっかけだという。管理主体が曖昧で安全対策が十分とは言えないこのトンネルについて、自民党の議員が市会で取り上げたことで、横浜市も国との協議に本格的に取り掛かったようだ。

まずは横浜市政策局基地対策課にトンネルの現状について聞いてみた。すると、同課の柳係長から「『トンネルは国の所有である』ため基本的には話す立場にない」との前置きのあとに以下のようなご説明をいただけた。

 

横浜市政策局基地対策課は「関内中央ビル」にある

 
「国有のトンネルですが、国から『具体的な維持管理が難しいので横浜市に移管したい』という打診を受け、現在は横浜市と国との間で協議中の段階です」

「しかし、長く放置され劣化も進んでいることから、まずは国に安全対策を施してもらったのちに移管するかどうかも含め、協議をすすめたいと伝えています。また、トンネルやそこへつながる道に民有地が含まれているようです。そのため、土地の所有権なども整理してもらう必要があります」

横浜市としてはトンネルの移管を受けて維持管理を引き受けることは、概ね受け入れられる。しかし、そこには「トンネルの安全性確保」と「明確な権利設定」が大前提であるということらしい。

続いて、財務省横浜財務事務所に問い合わせてみる。第5統括国有財産管理官統括国有財産管理官の水浦卓(みずうら・すぐる)氏より、以下のような返答をいただいた。

 

財務省横浜財務事務所は横浜第2合同庁舎12階

 
「2014年度に国有トンネルとして改めてその詳細を調査した結果、材質の劣化や複数のひび割れなどが確認され、数年以内という早期の対策が必要であることが判明しました。現在、国で補修補強工事を実施しており、2016年末までに完了の予定です」

 

2015(平成27)年10月から2016年12月の予定で工事中

 
ということは、「トンネルの安全性確保」については先に進みつつあるようだ。今後についてはどう考えられているのだろう?

「旧小柴貯油施設については、国から横浜市に無償貸付のうえ、横浜市が都市公園敷地として利用する予定となっています。また、国有トンネルについては、市民の方の生活用道路として利用されていることから、横浜市との間で移管に向けて協議しているところです」

少しずつ、少しずつではあるが、トンネルをめぐる情勢は変わりつつあるようだ。戦時中は旧日本軍の管理下にあったとして、戦後から数えても60余年。長かった“放置”という停滞に、ようやく新たな動きが加わったのは歓迎されるべきことだろう。



“放置トンネル”を探しに行くぞ!

トンネルをめぐる状況が確認できたところで、現場を訪れてみよう。

 

金沢区東部、シーサイドライン「海の公園柴口」駅より北に500メートルほど歩く


あ!

 
以前ご紹介した「金沢園」だ。取材時には改装中だったが、営業中となっている。

 

「クラウドファンディングのリターンの無料券、使いに来なきゃなぁ」とか考えてたら


あった!

 
いえいえ、こちらは「柴隧道」。市内で一番短いトンネルで42歩分しかないそうな。

 

こちらも補修工事が必要かも?


調査の跡のようなものも見られるなぁ


・・・道、間違えた? そろそろ不安になってきました


おや!?


角を左折するとあるこれって・・・

 
交通誘導警備員に「これが“小柴トンネル”ですか?」と聞いてみる。「名前は知らないなぁ。でも財務省の依頼で補修工事中のトンネルですよ」とのこと。

 

やっぱこれだ!!!

 
補修工事中で車の進入は制限されているものの、トンネル内は歩行者の通行は可能な状態だ。早速失礼してみよう。
 
 
トンネル奥で作業する方に現場の状況を伺う・・・キニナル続きは次のページ≫
 

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