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市のごみ減量計画「ヨコハマ3R夢(スリム)プラン」ってどんな計画?

ココがキニナル!

横浜市はごみ減量計画を積極的に取り組んでいますが、新計画「ヨコハマ3R夢(スリム)プラン」はいったいどんな計画なんでしょうか?(まひるさん、スさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

G30に続くごみ減量計画で、ごみの発生自体を減らしていくことを核にした計画!私たち市民も、普段の生活から意識を変えて取り組もう!

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ライター:田中 大輔

ちょうど1年ほど前に「横浜のごみ事情はどうなってるの?」でも取り上げた、横浜のごみ減量計画「G30」。この計画は昨年度いっぱいで一区切りを迎え、今年1月からは新計画「ヨコハマ3R夢(スリム)プラン」がスタートした。
 


G30の成果で、人口が増えているのにごみは減少している


「G30」は、市民や事業者の協力もあって大成功。
目標に掲げていた平成22年度までにごみ量の30%削減(平成13年度比)を、予定より5年も早い平成17年度に達成。平成22年度には目標を大きく上回る43.2%の削減に成功したのだ。

全国でも突出した成果を見せた横浜のごみ対策が迎えた新たな計画、新たな挑戦。
それがヨコハマ3R夢プランだ。



ヨコハマ3R夢プランとは!?



横浜G30プランでは、市民はごみの分別を行うという役割があったが、今回のヨコハマ3R夢プランはどういった計画で、どういった行動が求められるのだろうか。

横浜市資源循環局に取材に訪れた。
 


対応してくれた資源循環局の栗原さん、今井さん、諏訪さん(左から)


3R夢の「3R」とは、Reduce(リデュース、[ごみそのものを]減らす)、Reuse(リユース、再使用する)、Recycle(リサイクル、再生利用する)のコト。

この3つの中で、特に“リデュース”を核に推進しようというのがヨコハマ3R夢プランだ。

リサイクルを中心に据えて、出てしまったごみをいかに無駄なく利用するかを図ったのがG30だが、もう一歩踏み込んでごみの発生そのものを抑えようというもので、ごみ問題の根源的な課題に真っ向勝負な計画というわけだ。
 


ヨコハマ3R夢プランの目標数値。みんなの力で達成を目指しましょう!


具体的な数字で言うと、総排出量(資源も含めたごみの総量)を平成37年度までに10%以上、温室効果ガスを50%以上削減(ともに平成21年度比)しようというものだ。

大きな話でピンと来にくいが、G30でガッツリ減らしたごみをさらに1割減らし、温室効果ガスにいたっては半分にしようというのだから、相当なもの。

今井さんによれば「若干チャレンジしている数字ですが、絶対に無理というものではありません」とのことだ。



私たちはなにをすればいいの?



では、実際に我々市民はなにをすればいいのだろうか。

まず、横浜G30プランは終わったが、「G30を土台に、その上に3R夢があるんです」と今井さんが言うように、分別はこれまで通り続けなければ意味がない。

例えば、プラスチック製容器包装や合成繊維などは、燃やすと普通のごみに比べて温室効果ガスが多く発生する。分別をしっかりすることで、リサイクルしやすいだけでなく、地球温暖化対策にも貢献できるのだ。
 


ヨコハマ3R夢プランのロゴ。
「G30のその先へ」とあるように、分別は引き続き取り組んでいく


その上で、“リデュース”を推進するために新たな取り組みも求められる。

例えば、不要なレジ袋は断る、マイカップ、マイボトル、マイ箸などを使うなどの普及しつつある行動がある。使い捨て用品を避けることで、簡単にごみを減らすことができるわけだ。