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みなとみらいを走る「セグウェイ」と「ウィングレット」。乗って違いを確かめてきた

みなとみらいを走る「セグウェイ」と「ウィングレット」。乗って違いを確かめてきた

ココがキニナル!

みなとみらいで行われる「セグウェイ」などのパーソナルモビリティを使った実験の詳細は?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

「セグウェイ」と「ウィングレット」に乗って公道を走ることができる実証実験に密着。実際に体験してきた

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ライター:はまれぽ編集部

みなとみらいでいま、「未来のモビリティ」がアツい。

これまでにお伝えした「無人運転車両」の実験に加え、「ウィングレット」や「セグウェイ」を使った実証実験が、みなとみらいを舞台にして行われた。

 


汽車道を走るセグウェイの雄姿!

 
しかしこの二つの乗り物、よく似ているような。同時期に実証実験を行うことにはどんな意味があるのだろう?

はまれぽではそれぞれの実証実験の様子に密着し、モビリティが目指す未来について調査を行った。

正直に言えば、乗ってみたかっただけである。



「歩く」を拡大するウィングレット

みなとみらいのクイーンズスクエアで、2018(平成30)年3月5日に実証実験が行われたのは、トヨタ自動車が開発中のウィングレット。形としては有名な「セグウェイ」にそっくりな気がする。
 


小型で取り回ししやすい印象

 
このウィングレットは、2017(平成29)年にもみなとみらいで実証実験が行われている。その際にはクイーンズスクエア周辺の屋内のみを走行した。
 


屋内での走行は前例もある

 
今回の実験でポイントとなるのは、屋内と屋外を連続して移動できるというウィングレットの利点を、みなとみらいの街でどう生かすかということ。クイーンズスクエアを出発した搭乗者たちは、そのまま横浜ランドマークタワー方面に向かい、公道を通ってパシフィコ横浜方面へ。
 


屋外へ飛び出し・・・

 


横断歩道を渡るウィングレットの姿は象徴的!

 
横浜美術館前やグランモール公園などを周遊。あいにくの天気だったが、搭乗した方は「雨でも楽しかった」と話し、乗り心地は快適だったようだ。

先導する係の人が「ウィングレットの実証実験です」とアナウンスをしていても、道行く人からは「あ、セグウェイだ」と声を掛けられる姿も目立つなど、はたから見るとあまり区別が付かないよう。実際にはどのような違いがあるのだろう。
 


道行く人からはセグウェイだと思われる場面も

 
この実験を管轄する横浜市温暖化対策統括本部にお話をうかがうと、「『ウィングレット』は、セグウェイとはタイヤのサイズやスピードなどが異なり、屋外だけではなく屋内でも利用できるのが一番の違いです。将来的には地下鉄駅からマンション、商業施設への移動など、多様な移動手段の一つになればいいと考えています」とのこと。

操縦方法として、搭乗者が体重を傾けた方向に進むという機能は、セグウェイとほとんど同じ。だが、セグウェイが最大20kmの速度で走れるのに対し、ウィングレットは最大時速が6km程度で、人間の早歩きくらいのスピード。出力の関係から原付扱いで乗ることができる点も特徴だ。
 


フットスペースも広く、簡単に乗れる

 
今回、ウィングレットでの公道実験に参加したのはクイーンズスクエアの関係者など一部のみ。
市とともに実験を主催したヨコハマ未来モビリティショーケース実行委員会の関係者は、「2018年度は実際に地域に住んでいる人も参加できる形で実験を行いたい。それによって、『こういう移動手段もありだよね』という雰囲気を作っていければ」と話していた。
 


「当たり前の移動手段」として定着するかも

 
実際に乗せてもらうと、思った以上に直感的に動かすことができる新感覚に、戸惑いを覚える。想像以上に細かなバランスの変化を感じ取って移動してくれる一方で、乗り物自体は非常に安定していて、転んだり制御できなくなる恐怖感はほとんどなかった。

また、公道実験ではスピードが出ずにのんびりした印象もある。自転車のような移動法ではなく、あくまでも「徒歩の拡張」といった印象だ。

以前行われた試乗会では、80代のおばあさんなども乗りこなしていたというから、慣れ次第で誰でも乗れるという点では、自転車以上の利便性かもしれない。
 


多少の慣れは必要だが、転倒することはほとんどない