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京急電鉄ってどうしてぶっ飛んだイベントが多いの? 『北斗の拳』企画担当者に直撃!

京急電鉄ってどうしてぶっ飛んだイベントが多いの? 『北斗の拳』企画担当者に直撃!

ココがキニナル!

京急の「三崎マグロ駅」や「京急かぁまたたたたーっ駅」など、ほかの鉄道会社にはないぶっ飛んだ企画にいつも驚いています。企画を考えている方の面々、承認基準など、興味津々です。(カナさん)

はまれぽ調査結果!

企画を考えているのは、男女2名ずつの4名が在籍する営業企画課。京急ユーザーの懐の深さもあって、自由な発想を実現している

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ライター:はまれぽ編集部

発表当初から爆発的な話題となっている、京浜急行電鉄と『北斗の拳』がコラボした「北斗京急周年のキャンペーン」。
 


上大岡駅は「上ラオウ岡駅」に

 
北斗の拳の前はリラックマとコラボをしていたこともあり、その振り幅に驚いた京急線ユーザーも少なくないはずだ。
 


可愛すぎると話題になった「上がお大岡」

 
投稿が寄せられたのは、こういった企画を考えている京急の中の人について。
何かとぶっ飛んだイベントが多いイメージのある京急だが、いったいどんな人が企画に携わっているのだろうか? 京急の広報の方には取材などでよくお世話になるのだが、とても親切で迅速に対応してくれる。これまでに「NO」と言われたことはなく、変わった質問や取材にも快く協力してくれるのだ。
 


今回も快く取材に応じていただいた(写真は広報の方ではなく、はまれぽの小島)

 
京急を愛するはまれぽ編集部・小島とともに、京急の泉岳寺駅に直結する京浜急行電鉄本社を訪れた。
 


お邪魔します!


受付では、けいきゅんとハッピートレインがお出迎え


社員の方は改札(のような入り口)を通ってビル内へ

 
そして今回取材に協力してくれたのは、『北斗の拳』に出てくるようなムキムキの男性! ではなく・・・
 


こちらの可愛らしいお二人!

 
写真左から、鉄道本部運輸営業部営業企画課の伊藤麻衣(いとう・まい)さん、広報部報道課の澁谷希(しぶや・のぞみ)さん。
伊藤さんは、「リラックマ15th×京急120th記念 リラックマ&京急 一緒にごゆるりお祝いキャンペーン」と「北斗京急周年のキャンペーン」を担当した方。リラックマは想像がつくが、伊藤さんの柔らかな雰囲気と『北斗の拳』がどうしても結び付かない!

どのような経緯で「北斗京急周年のキャンペーン」が誕生したのか、さまざまな企画がどのようにして生まれるのかをうかがった。
 
 
 

「やめておけ!」とは言われませんでした(笑)


 
ぶっ飛んだ企画を実現している背景について、「ひとえに、利用者様の懐の深さがあってこそです。今回の『北斗京急周年のキャンペーン』もそうですが、だいたいのことは受け入れてくださるので、こちらも、あまり深く考えすぎずに自由な発想で企画を考えることができます」と伊藤さん。
 


「ボーっと路線図を見ながら、『ここにしよう!』くらいの気軽さでスタートしました(笑)」

 
『北斗の拳』とのコラボレーションは京急発信ではなく、『北斗の拳』側からの企画。作品の35周年を機に、当時のファンだけではなくいろいろな世代の方に『北斗の拳』を知ってほしいということで、2018(平成30)年の春ごろにオファーがあったという。
本格始動したのが5月、キャンペーンが始まったのは7月末だ。かなりのペースで企画内容を形にしたことになる。リラックマとコラボレーションした時の実績をベースにして挑んだそうで、あまり大変だと感じることはなかったのだとか。

伊藤さんは、「私は『北斗の拳』世代ではなかったので、作品名や主要なキャラクター、主題歌などを知っている程度。なので予備知識がほとんどありませんでした。今回のキャンペーンを一緒に作り上げた京急アドエンタープライズの男性が『北斗の拳』を愛していたので、その方から作品について学んだり、漫画を1巻から読んで勉強したり、一時代を築いたキャラクターの偉大さに圧倒されっぱなしでした」と話す。
 


駅名看板などの制作から施工まで、京急アドエンタープライズが担当

 
「北(斗)久里浜」や「北(斗)品川」など、「北」がつく駅名も駅名看板の候補に挙がっていたのだとか。リリースを出してから、「京急の暴走が止まらない! どこを目指してるのか」「快特という秘孔を突いた! お前はもう、乗っている!」など瞬く間にSNSで話題となった。
そういったコメントにも目を通して、「あぁ、こんなアイディアもあったね~」と嬉しく思っていたという。

澁谷さんは、リリースを準備する段階でキャンペーンの全容を知ったそうで、「『やったな~!』と思いましたね、笑いが止まりませんでした」と笑う。
 


澁谷さん「SNSは結構チェックしています!」

 
「『京急かぁまたたたたーっ(京急蒲田駅)』など、結構攻めているかなぁとは思いましたが、社内の人間から、『やめておけ!』とは言われませんでした(笑)。また、利用者様からご意見をいただくことは覚悟しておりましたが、お叱りの声はほとんどなく、ご案内センターにも『面白かった!』とお褒めのお言葉が届きました」と伊藤さん。

「北斗京急周年のキャンペーン」に邁進した伊藤さん、キャンペーンが開始してすぐに新婚旅行でイタリアに飛んでいたらしい。
「いろいろな媒体に取り上げていただき、3回ほど企画担当者として取材にも対応させていただいたのですが、想像以上に反響があったことをリアルタイムで確認できていなかったんです(笑)」と、はにかむ笑顔が幸せそうだ。

私生活が潤っていると、みんなが笑顔になれるアイデアも自然と溢れてくるのだろうか? 伊藤さんが所属する営業企画課について詳しくうかがう。