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神奈川県内唯一の手焼きたい焼き移動販売「一丁焼このは」。手作りあんことパリパリ薄皮が絶品!

神奈川県内唯一の手焼きたい焼き移動販売「一丁焼このは」。手作りあんことパリパリ薄皮が絶品!

ココがキニナル!

鯛焼きには「天然モノ」と「養殖モノ」があります。天然モノ(一丁焼き)はパリっとしていて美味しい!藤沢、茅ヶ崎近辺に天然モノを移動販売している「一丁焼このは」が気になります(HyperNattohさん)

はまれぽ調査結果!

茅ヶ崎出身のオーナーが2005年に開業した「一丁焼このは」は、湘南エリアを中心に一丁焼のたい焼きを移動販売している。パリパリの薄皮と手作りの熱々あんこが絶品で、正真正銘の“焼き立て”を食べられる!

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ライター:はまれぽ編集部

「まいにち まいにち ぼくらは てっぱんの うえで やかれて いやになっちゃうよ(高田ひろお作詞・佐瀬寿一作曲/以下同)」

覚えやすいメロディーだったからか、意味も分からず子どもの時によく歌っていた童謡『およげ!たいやきくん』。大人になっても、たま~に口ずさんでしまう。

たい焼きと聞くと、いくつものたい焼きが並んでいる光景を思い浮かべる人も多いだろう。
 


こんなイメージ(フリー画像より)

 
たい焼き業界では、上記の写真のように大量生産されるたい焼きを「養殖もの」と呼び、一つひとつ手焼きで作られる昔ながらのたい焼きを「天然もの」と呼ぶそうだ。
筆者は残念ながら「天然もの」を食べたことがない、というか見たことがない。

投稿によれば、藤沢、茅ヶ崎近辺に「天然もの」を移動販売しているたい焼き屋さんがあるという。「天然もの」ってどんなたい焼きなのか?
 
 
ということで、茅ヶ崎へ
 
お店の名前は「一丁焼このは」。調べてみると、曜日別で湘南エリアのスーパーマーケットを中心に移動販売をしているようだ。取材日は茅ヶ崎市の「フジ鶴嶺(つるみね)店」で販売するとのことで、JR茅ヶ崎駅からバスでフジ鶴嶺店を目指す。
 


最寄りの神奈中「鶴嶺小学校前」で下車


どこにいるかな・・・

 
スーパーの駐車場を見回すと、店舗入口の近くに可愛らしい車を発見!
 


湘南の地に映えるデザイン

 
「焼き始めると集中してほとんど喋れないので(笑)」ということで、開店前にオーナーの佐藤愉快(さとう・ゆかい)さんからお話をうかがった。
 
 
 

キッカケは「きんつば」


 
佐藤さんが「一丁焼このは」を始めたのは2005(平成17)年11月のこと。地元茅ヶ崎からスタートして、今では藤沢や善行などでも販売している。

「大学生の時、大阪できんつばの実演販売を見たんです。そこで食べたきんつばは、あんこがとろっとしていて、すごく美味しくて・・・2日連続で買いに行ってしまったんです。それからしばらくして『一丁焼』の存在を知って、『これなら自分でもできるんじゃないか』と思ったのがキッカケです」と佐藤さん。

都内のたい焼き屋さんで修行をして、茅ヶ崎に戻り移動販売を開始。一度はお店を持ったこともあるそうだが、お客さんとの距離が近く自由の効く今のスタイルに戻したそう。
 


そんな佐藤さんの手はまさに職人の手!

 
多い時は1日に500個前後を一人で焼き上げる佐藤さん。手にはいくつものマメがあり、焼きゴテ(たい焼きを焼く器機)を素手で触るため所々皮膚が茶色く焼けている。5~9月はオフシーズンで休んでいるので、その期間で綺麗な手に戻るのだとか。
 


今にも泳ぎだしそうな焼きゴテ

 
使用している焼きゴテは職人さんの手作り。現在の焼きゴテは3代目で、初代は1964(昭和39)年東京五輪の聖火台を作った職人さんに作ってもらったという。

佐藤さん曰く、「うちの焼きゴテは魚の形(紡錘形)に忠実なので、お腹の部分はぷっくりとして、尻尾は薄くなっています」とのこと。言われてみれば「養殖もの」のたい焼きは頭から尻尾まで同じ厚みだ。
 


「たい焼きは奥が深いんだよ」

 
また「一丁焼このは」では焼き置きをしないため、保温器はない。「少し待っていただいても、焼き立ての美味しいたい焼きを食べてもらいたいんです」という佐藤さんの言葉にたい焼きへの熱意を感じた。
 
 
ほかのたい焼きと何が違うの?
 
「一丁焼このは」の特長は焼き方だけではない。こだわりの手作りあんこは主に十勝産のエリモ小豆を使用し、食感を楽しめるように大納言小豆も入っている。一度に15kgほどの小豆を炊いて、機械は使わずに手練りしているのだとか。
 


すっきりとした甘さで評判のあんこ

 
皮は北海道産の小麦粉を使用し、あんこを味わってもらうために小麦粉と重曹だけのシンプルな生地に仕上げている。牛乳と卵は使用していないので、アレルギー持ちのお子さんなども安心して食べられるそうだ。
 


お客さんの要望に応え、あんこの量り売りも行っている

 
話を聞きながら「天然もの」の味を想像するとヨダレが止まらない。それでは、こだわりのたい焼き(160円/税込み・以下同)をいただいてみよう!