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旭硝子の社名が変わったのに横浜・神奈川区のバス停「旭硝子前」がそのままの理由は?

旭硝子の社名が変わったのに横浜・神奈川区のバス停「旭硝子前」がそのままの理由は?

ココがキニナル!

旭硝子がAGCに社名変更されましたが、市営バス「旭硝子前」と一つ手前の「旭硝子入口」のバス停名も当然に変更されるんですよね?キニナル点はその費用。横浜市が負担するのでしょうか?(よこはまいちばんさん)

はまれぽ調査結果!

2018年の社名変更時点でAGCの移転が決まっていたため、今回は変更なし。ただし、民間企業側の事情で変更になる場合、費用負担をお願いする可能性もある

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ライター:田中 大輔

2018(平成30)年7月から社名を「AGC株式会社」に変更した、かつての「旭硝子株式会社」。
ガラスメーカーとしては世界でも指折りの会社として知られている大企業だ。と言っても、今回はAGCの話というわけではない。横浜市営バスのバス停にまつわる話だ。

横浜市神奈川区羽沢町にはAGCの「中央研究所」が置かれているのだが、その周りには「旭硝子入口」と「旭硝子前」という2つのバス停が存在している。ともに市営バス83系統と129系統が通る停留所なのだが、AGCの社名変更から1年近く経った現在でも「旭硝子」という名前のまま。
交通局には変更するつもりがないのだろうか。意外と知らないバス停名変更にまつわる話を交通局の担当者に取材した。



変えるべきか、変えざるべきか・・・



取材に応じてくれたのは、自動車本部営業課の鶴岡美和子(つるおか・みわこ)課長、佐藤徹(さとう・とおる)係長、岡田吉生(おかだ・よしお)係長の3名。

AGCの件を聞く前に、まずはバス停名の変更について、基本的な考え方を教えてもらった。
民間企業にしろ、公共施設にしろ、バス停名になっている建物がなくなったり、名前が変わってしまった場合は、当然のことながらバス停の名前をどうするかという検討が始まることになる。

 

こちらが話題のバス停「旭硝子前」。次は「旭硝子入口」
 

「基本になるのは“分かりやすさ”です」と鶴岡課長が話す通り、やはり当該施設がなくなったのであれば、バス停名も変更されるのが自然だ。直近の例で言うと、7月の移転リニューアルに向け5月26日で閉館となった「横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール」前にあった「アンパンマンミュージアム入口」バス停は、「みなとみらい4丁目」と名前を変えている。確かに、「アンパンマンミュージアム入口」で降りても、アンパンマンミュージアムがないのだから、変えた方が分かりやすい。

 

 

撮影したのは5月24日。下の写真のお知らせの通り、27日から新しい名前になった
 

「ただ」と鶴岡課長は続ける。「地元の方たちが慣れ親しんでいるとか、変えることでかえって混乱が予想されるとか、そういった場合もあるので、ケースバイケースで判断をしている」そうで、施設に変更があったからと言って、必ずしも機械的にバス停名を変えているというわけではないのだと言う。
今回の話題であるAGCがその例になっているし、中区新山下1丁目にある「貯木場前」というバス停も同様だ。新山下貯木場は1968(昭和43)年にお役御免となっているが、バス停の方は今も名前を変えずに現役で活躍している。

 

こちらは今でも「貯木場前」。貯木場は姿を消したが、その名残をとどめている
 

こういったケースもあるから、変更されるのが自然ではあるが、何らかの理由があって据え置きになることもある、というわけだ。