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関内の大きなテーブル1つしかないSAKAEってどんな店?

ココがキニナル!

関内にSAKAEという洋食屋さんがあり、店内には大きなテーブル1つしか無いそうです。他のお客さんとの距離感などが気になります。是非調べてください。(chinoさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

人と人とのつながりと、地産地消をコンセプトにしたオシャレなお店。他のお客やマスターとの近い距離感が新たなコミュニケーションを生んでいた。

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ライター:ワカバヤシヒロアキ

吉田町にあるSAKAE



店に1つだけテーブルを置いた店が、関内にあるという。なかなか強いコンセプトを持った店だということが推測されるが、いったいどんなところなのだろうか。
 


その店は中区吉田町のビルにある


ここは関内周辺でも、イセザキモール等の雑多で賑やかな雰囲気と違い、画材屋や落ち着いたイタリアンレストラン、BARなどが点在するエリアだ。

その中の一角に、今回の取材対象である「SAKAE(さかえ)」は軒を構えている。どうやら、ビルの2階にあるようだ。
 


店の入口は白い壁


階段で2階に上がると、お店の入口が現れる。真っ白な壁に「Café & Dining SAKAE」と素朴な文字が書かれているだけで、看板らしい看板はこれだけだった。
果たして、店内の様子はどうなっているのだろうか。さっそく店の中へ足を踏み入れる。
 


本当に大きなテーブルが1つだけ


扉を開けると、真っ白な壁、真っ白な天井、そして大きなテーブルが目に飛び込んでくる。テーブルの鮮やかなシルバーが印象的。やはり、大きなテーブル1つだけという噂は本当だった。



テーブルで、人と人とがつながる



店のマスターでありシェフは、小松由和さん。店をオープンして約1年が経ったところだそうだ。
 


マスターの小松由和さんは27歳


店のシンボルとも言うべき大きなテーブルが、お店のコンセプトとどう関係するのか聞いてみると、「普通のお店にしたくありませんでした。垣根のない場所で人が集まり、人と人、人とモノがつながる空間を作りたかったんです」と語る。

メディアの取材には応じるものの、目立ったプロモーションはしていないという小松さん。
人が人を呼び訪れるお客さんは20代から30代の男女が多いという。

テーブル1つなので安心感があるのか、知らないお客さん同士が地元の話題で盛り上がるなど、確実にコミュニケーションが生まれているそうだ。
 


木でできた「SAKAE」の文字


このSAKAEがオープンした経緯と、小松さんの経歴は、店名の由来が大きく関係する。

元々、店は3人の共同出資によって開業することとなった。その3人というのは、小松さんと2人の幼馴染み。中学の頃に出会った3人は、同じ高校と大学に進み、漠然と店を出したいと考えていたそうだ。システムエンジニアとしてサラリーマンをしていた小松さんが、店のために職を辞め半年の飲食店経験の後に開業に至ったのだという。
ちなみに、3人が出会ったのが横浜栄FCというサッカーチームだったため、店は「SAKAE」と名付けられた。

飲食店を経営してまだ1年という小松さん。まだまだ試行錯誤を繰り返しながら、さらに人との結びつきを演出したいとのこと。
 


店内にはアクセサリーのギャラリーが設けられていた


人とモノがつながる空間ができると考え、試験的に小さなギャラリーも作っていた。
そこには、知人のアーティストが製作したアクセサリーを展示、販売している。