車の傷、放置しちゃってない？
　
「ガードレールにぶつけてバンパーが凹んでしまった！」
「ドアを開けたら隣の車にぶつけて傷がついた！」
「駐車してたらいたずらをされた！」
　
車を所有していると避けられないのが傷やへこみなどのトラブル。飛び石でガリっと傷をつけて、そのまま放置しているとサビが発生したり、「どうせ傷ついてるなら少しぐらいぶつけても構わない！」といった変な余裕から運転の慎重さがなくなったりしてキケン。
　

避けられない車のトラブル

　
とはいえ、車を修理に出すときに気になるのがその費用。素人目にはわずかな傷なのに、いざ修理に出してみたら、想像をはるかに超える見積金額になることもしばしばだ。
　
これらを受け入れて泣く泣く修理に出したとしても、さらなる問題が待ち受けている。
修理に出している間は、当然ながら愛車を使うことはできない。もし代車の用意があったとしても、慣れない車の運転ゆえ、再度、傷をつけてしまったら・・・考えただけでゾッとしてしまう。
　
つまり、車を修理に出すにはお金も手間も時間もかかるのだ。だからこそ、運転に支障のない傷やへこみであれば、放置したくなる気持ちも分からなくはない。
　

ついつい放置したくなる車の傷・へこみ

　
　
　
ディーラーに修理の見積もりを依頼してみた
　
ここに、ガードレールにぶつけてしまい、助手席側のフロントバンパーからリアドアに至るサイド部分すべてに傷やへこみができてしまった車がある。
　

フェンダー部分がぐっしゃりへこんでいる
　

ドア部分にも目立つ傷が多数

　
試しにディーラーに修理を依頼したら、パーツ交換込みでおよそ70万円の見積もりだった。高い、高すぎる。70万円は出せないということで、パーツ交換をせずに修理するだけなら30万円だ、と。しかも、修理に要する期間は2週間位——。
　
めちゃくちゃ大事にしている愛車であれば、修理に70万円や30万円をかけるのもありかもしれない。しかし、そんな大金をかけたくないのが本音ではないだろうか。むろん、筆者も後者である。
　
　
　
10万円で修理ができる！？
　

格安リペアの「ペイントブル横浜旭」に聞いてみよう！

　
では、もう少し費用をおさえて修理ができるとしたらどうだろう。70万円や30万円には手が出ないとしても、これだけ広範囲に及ぶ修理が10万円や15万円でできるのであれば——そう思う方も少なくないはず。
　
そんなことが可能なのだろうか。横浜市旭区で16年の実績を誇る車修理の専門店「ペイントブル横浜旭」の中丸誠（なかまる・まこと）さんに聞いてみた。
　
ちなみにペイントブルとは、アメリカ全土で1500店舗を展開する車のリペア専門店で、現在は44ヶ国で事業を展開しているそう。小さい傷であれば、1ヶ所8400円（税込・以下同）というリーズナブルな価格で修理してくれるクイックリペアのパイオニア的存在である。
　

素敵な笑顔の中丸さん、この修理はハウマッチ？

　
「うちの店でしたら、10万8000円で、2日で修理できますよ」と中丸さん。
　
ディーラーでは安くても30万円の見積もりなのに、嘘のような破格の値段。さらに、2週間ほど要するディーラーとは違い、たったの2日で修理をしてくれるというのだ。なぜこれが可能なのだろうか。
　
「基本的にはパーツ交換せずに修理をするというのが大前提。パーツ交換をするとなると、結局はパーツをバラさないといけないんです。どのパーツがダメになっているのかっていうのを探してから交換すると、当然、時間もかかりますよね。うちの場合はすべて修理なので時間が大幅に短縮できます。僅かにへこみや傷が残っていたりすることもありますが、よく見ないと分からない程度なので、『気にならない程度に』というお客さまには喜んでいただいております」とのこと。
　

これだけ安ければ、確かに「今すぐ直さなきゃ損！」かもしれない

　
ということで、さっそく修理を依頼して後日取りに伺うことにした。そして、中丸さんの手によって修理を終えた車がこちらである。
　

あんなにぐっしゃり凹んでいたフェンダーもこの通り
　

ドア部分にあった傷もきれいになくなっている

　
繰り返しになるが、「ペイントブル横浜旭」であれば、これで修理代は10万8000円。よく見たら傷やへこみが残るかもしれないという話だったが、じっくりのぞき込むようにして見てもそんなものは確認できない。ちなみに、白いボディの車は傷やへこみが目立たないが、黒などの暗い色のボディだと光の当たり具合などで分かってしまうこともあるそうだ。
　
とはいえ、である。
　
これだけのクオリティを誇って10万8000円であれば、ディーラーなどではなく、「ペイントブル横浜旭」にお願いしたいと思うのが庶民の意見。では、ほかにはどういった修理をしてくれるのだろう。