格闘技
タクミ道場
- 京急本線「子安駅」から徒歩2分
- 横浜市神奈川区七島町138-7 MAC子安コート102
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- 営業時間:18:00~22:00(※TEL受付時間)
- 定休日:月曜日
キッズ空手、キックボクシング、ブラジリアン柔術が習える「タクミ道場」。練習がなくても気軽に顔を出したい、元K-1戦士による格闘技を楽しむコミュニケーションスペース
横浜市神奈川区に、K-1全盛期を肌で知る男「佐藤匠」のアツい道場があった
2019年10月08日
そして気が付けば、道場は一気に大人モードに! 「キックボクシング」クラスのスタートだ。
まずは基礎トレーニングから、グローブをつけての技術練習へと進められていく。
ウォーミングアップ
佐藤さんのお手本をもとに、体を動かしていく
はまれぽ編集部・阿部も、さり気なく「基礎運動」に参加
絶賛運動不足のため、タイミングがズレズレ(笑)
「いや~キツいですね。間違いなく体に効くやつです。ここ最近おなかのぜい肉がキニナっているのですが、先生の教え通り重心や体幹を意識してやれば効果的に体を絞っていけそうです!」と、5分程度のチャレンジで息を切らせながら阿部が感想を語る。
基礎をしっかり固めるのは何事においても大切
こうした基礎トレーニングが終わると、いよいよ実践的な技術練習へ。佐藤さんは「キッズ空手」と同様、その日の顔ぶれを見ながらメニューをアレンジ。レベルの差がある場合でも、個別にトレーニングを組み立ててくれるので、初心者でも安心して参加できる。
「いろんなキック出してOK。いいですよ~!」
佐藤さんの掛け声が要所要所で入るため、生徒さんも俄然やる気が高まりそう。
「テクニック練習」で攻撃パターンやガードを習得!
ミット打ちでは「ワンツーからキック3発行こう!」といったコミュニケーションも
元k-1ファイター「佐藤匠」のアツい直接指導がここに!
1時間のレッスンの中、迫力のあるパンチや、鮮やかなキックを披露してくれた皆さん。「これぞ男の格闘技」という姿をたっぷりと見せていただいたところで、少しお話を伺った。
まずは、キックボクシング歴20年というベテランの市川雄市(いちかわ・ゆういち)さん(48歳)。
力強く華麗なキックを見せてくれた市川さん
〇キックボクシングを始めたきっかけは?
「若いころの『キックボクシングブーム』がきっかけでした。そこから暫くブランクがありましたが、また始めたくなったので」
〇タクミ道場に決めた理由は?
「他の道場でも習っていたので、ちょっと環境を見ただけで『ここは雰囲気がいい』というのが分かるんです。今回は即決でした!」
〇タクミ道場の特徴は?
「とにかく指導が細かく丁寧なところ。しかも怪我のないように進めてくれますね。ちょっと呼吸が荒くなっていたら、『無理をしないで、一回休憩を入れましょう』と声をかけてくれることも。ここまで細かく見てくれる指導者の方は、なかなかいないと思います。本当にオススメなので、知人2人に道場を紹介してしまったほどです」
〇キックボクシングの魅力は?
「全身運動なので、しっかりと体幹が鍛えられる点ですね。二の腕や腰回りも引き締まるので、ダイエットにもオススメです」
次の方は、なんと空手歴約40年! 力強いキックやパンチを見せてくれた福盛田孝(ふくもりた・たかし)さん(56歳)。
「ミット打ち」では、ひと際存在感を放っていた福盛田さん
〇キックボクシングを始めたきっかけは?
「キックボクシングの全日本チャンピオンになった方とも知り合いで、いろいろと『タクミ道場』の話は聞いていたので、一度やってみようと思いました」
〇タクミ道場に決めた理由は?
「先生の経歴からも、しっかり指導してもらえそうだと感じた点です」
〇タクミ道場の魅力は?
「本格的に技術を高めたい人も、マイペースでやりたい人も、それぞれに合う指導をしてくれるところです」
格闘技歴の長いお二人とも、「タクミ道場」の環境が気に入っているようだ。
さらに、初心者からスタートしたという、男性の方(40代前半)にもお話をお聞きした。
ファイティングポーズがお茶目な大口喜弘(おおぐち・よしひろ)さん
「体験レッスンで、初心者もウエルカムな雰囲気が気に入りました。『ミット打ち』などもやってみたら楽しくて、『格闘技は難しそうだな』といった事前のイメージがなくなりました。先生は、個人の様子を見ながらトレーニングを進めてくれるので、初心者でもスムーズに入れる環境です。水分補給や休憩時間も十分にあり、無理をさせない配慮がうかがえます。奥さんもスタッフとして常駐しているので、常に道場が清潔なのもいいですね」
道場に通うようになって体へも良い影響があるそうで、「ハードなトレーニングをしますので、もちろんダイエットにはオススメです。あとは、意外にも『腰』にいいことに気づきました。仕事の都合で道場に通えなかった時期があるんですが、その間に腰が痛くなってしまったほどなんですよ(笑)」と大口さんは笑顔でメリットを語る。
もちろん個人差はあると思うが、格闘技のスキルを高める以外にもさまざまな魅力がありそうだ。
佐藤匠先生にインタビュー
稽古の様子を一通り見学させていただいたところで、佐藤先生がどんな思いで「タクミ道場」を設立したのか、今後どのような道場にしたいのか、などなど、キニナルことをいろいろ伺っていこう。
まず、佐藤さんは26歳でプロを引退した後、格闘技に関わる日々を過ごしてきたのかと思いきや、数年間は普通のサラリーマンをしていたというから驚いた。
ところが3年を過ぎたころ、佐藤さんの中である感情が芽生え始める。
「ちょうど仕事にも慣れてきて、充実した日々を過ごしていました。でも急に、ふと寂しさを感じるようになったんです。それまでの10年間、毎日格闘技と向き合ってきたのに、それが無くなった喪失感のような・・・。その流れで、何となくいつも元気が出ない状態でしたね」
「自宅と職場の往復だけの生活は物足りなかった」
そこで、新たなチャレンジをしたいと思い、出合ったのが「ブラジリアン柔術」だった。
「仕事のリフレッシュになり、生活にハリができた! 『あ、やっぱり自分には格闘技が必要だな』と実感しましたね」
離れてみて分かった、存在の大きさ。佐藤さんにとって、格闘技は生きる上で欠かせないものだったのだ。
そんな中、現役時代に仲の良かった先輩から「空手道場を始めたので、見に来てほしい」と連絡が。その日以来、仕事の合間をみては道場に顔を出しに行くようになり、次第に格闘技への思いが高まってくるようになった。人生は一度しかない。それなら、自分が一番大切にしている格闘技を仕事にしていこうと決意。佐藤さんは、モヤモヤした気持ちに終止符を打ったのだ。
再び格闘技と向き合うことに!
その後、2018(平成30)年9月、念願の「タクミ道場」を設立。子ども向けに「空手」、大人向けに「キックボクシング」「ブラジリアン柔術」のクラスを設けた。
道場の場所は、生まれ育った横浜にこだわった
清潔感のある道場だ
プレイヤーから指導者へ! 佐藤さんが学んだこと
「10年間ずっとプレイヤーでしたので、指導する側の考えを持つのは難しいことでした。なので、客観的な視点を持てる妻に1日の指導が終わってからアドバイスをもらい、トレーニング内容から生徒さんへの接し方など、二人で色々と試行錯誤しながらやってきました。これからも、より良い道場にするために、指導のテクニックを磨き続けていきたいです」と意欲を語る佐藤さん。
奥さんと二人三脚で「タクミ道場」を盛り上げてきた
さらに佐藤さんへ「子どもたちの指導を通じてうれしかったこと」をお聞きすると、真っ先に「成長した瞬間を見たとき」と答えてくれた。
「指導方法や接し方を見直して、それが響いたときはうれしかったですね。その後、試合の日程が決まると、昇級に向けて子どもの気持ちが高まり、僕自身も指導に熱が入りますから、そこからはどんどん伸びていきました」
また、成長してきた子どもたちが、お互いのことを褒め、注意し合える環境が理想だと佐藤さんは話す。
「僕自身も、周りの仲間や先輩から多くのことを学びました。お互いに相手を敬い信頼する。そんな関係が作れる道場を目指したいですね」
仲間と切磋琢磨し、共に成長することが大切
格闘技は「優れたコミュニケーションツール」になる!
筆者が「タクミ道場」に訪れて最も驚いたのは、格闘技が「気軽に楽しめるスポーツ」だということ。佐藤さんは、今後どのような方に格闘技をやってもらいたいのだろうか?
「『キッズ空手』は、稽古を通じて学びや楽しさ、目標を見つけられると思うので、多くの子どもたちにチャレンジしてほしいです」
「壁を乗り越え、目標を達成できたときの充実感を知ってほしい」
「『ブラジリアン柔術』は、なじみのない方も多いと思いますが、瞬発力や冷静な判断力が身に付きます。入会いただくとキックボクシングとブラジリアン柔術、両方のクラスに参加できるため、キックボクシングの次のステップとして考えるのもオススメ。それぞれ使う筋肉が違うので、一緒に習得すれば相乗効果も抜群です」
「でも一番は・・・」と、佐藤さんはこう続ける。
「格闘技は、『優れたコミュニケーションツール』だと思っているんです。技術を学びながら楽しく体を動かせますので、ストレス発散に最適! また、格闘技はコンタクトスポーツなので、他のスポーツと比べて人と触れ合う機会も多く、『ここは、こうした方がいいんじゃない?』とお互いに声をかけることで、自然と会員さん同士仲良くなっていきます。道場に来ることで息抜きをしてもらって、次の日から心機一転、仕事や学校に行ってもらえたらと考えています」
「体を動かさなくてもフラッと道場に来て、みんなとしゃべってリフレッシュして帰る。そんな、気軽に立ち寄れる「コミュニケーション・スペース」にしていきたいですね。いろんな人に「格闘技」でコミュニケーションを取る楽しさを知ってもらえたら、うれしいです」と、格闘技の魅力をアツく語ってくれた。
「『言葉』より『格闘技』でコミュニケーションを取るのが好き」と笑う佐藤さん
最後に、佐藤さんへ今後の夢についてお話しいただいた。
「今、『キッズ空手』で一番下の生徒が3歳。成人まであと17年ありますよね。それまでは、とにかく頑張って道場を続けていって、成人したらみんなでお酒を飲みたいですね」
「たぶん、乾杯をした瞬間から泣いちゃうと思います(笑)」
そんな素敵な夢を笑顔で話してくれた佐藤さん。そこには、まさに「強さと優しさを兼ね備えた男」の姿があった。
取材を終えて
「技術的に強くなる」ことを目的に通うと思い込んでいた道場は、「精神的な強さ」はもちろん、「楽しさ」を感じながら、訪れる度にワクワクできるような場所だった。空手やキックボクシングの「怖そう」というイメージも、 「安全に配慮しながら、心と体を鍛えぬくスポーツ」という風に大きく変わった。
格闘技を通じて多くの仲間と出会い、共に気持ちの良い汗を流す。「タクミ道場」は、子どもも大人も笑顔になれる素敵な空間。まずは体験レッスンで、その魅力を感じてほしい。
キニナル料金システムは次の通り。
●入会金:1万1000円(税込・以下同)
●月会費:通常会員/1万2650円、35歳以下会員/1万1000円、キッズ空手会員/7700円
「タクミ道場」は「通い放題」なのも魅力! 月に何回でも受講することができるため、中には毎日通う子どももいるそうだ。
なお、ただいま1周年記念キャンペーン中。2019(令和元)年10月中に入会するとオトクなことが!? ぜひホームページもチェックしてほしい。
―終わり―
HP/
http://www.takumi-dojo.jp
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お問い合わせ
※情報は取材時のものです
基本情報
店名 | タクミ道場 タクミドウジョウ |
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ジャンル | 道場(空手、キックボクシング、ブラジリアン柔術) |
住所 | 〒221-0061 横浜市神奈川区七島町138-7 MAC子安コート102 |
アクセス | 京急本線「子安駅」から徒歩2分 |
駐車場 | 無 ※ 近隣にコインパーキングあり |
TEL1 | 045-315-4067 はまれぽを見たとお伝えください ※メールでのお問い合わせは24時間受け付けています:takumi.dojo1@gmail.com |
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営業時間 | ※ TEL受付時間:18:00~22:00(土日月曜日を除く) |
定休日 | 月曜日 |
URL | http://www.takumi-dojo.jp |
カード利用 | |
個室 |