K-1ファイターとして活躍していた佐藤匠（さとう・たくみ）先生。
1983（昭和58）年に横浜で生まれ、16歳で極真会館に入門後、21歳でプロデビュー。
　
「極真会館 全世界空手道選手権 日本代表リザーブ」
「全日本新空手道選手権 重量級 準優勝」
「K-1 ASIA GP in SEOUL 3位」
などの輝かしい実績を残している。
　

　
この度、『タクミ道場』を設立した佐藤匠です。
　
私は、16歳で極真会館に入門しました。それは、思春期真っ只中で、有り余るエネルギーを持て余し、何かにエネルギーを爆発させるためでした。格闘技を始めたことで生活が一変し、毎日、道場に通いました。
私がここまで格闘技に没頭した理由は、ただ格闘技が楽しかったからだけではありません。道場では、年齢も職業も違う方々が、同じ趣味である格闘技を通じて知り合い、コミュニケーションを図っています。当時、高校生だった私には、普段、交わることのない世代や職業の方々と話すことは、視野が広がり、とても刺激的なことでした。練習を共にすることで一体感が生まれ、より深く話すことが出来ました。
　
恥ずかしい話ですが、思春期で親が言うことには素直に従えなくても、道場の先生、先輩が言うことには素直に従うことが出来ました。もちろん、格闘技で辛さや苦しさをを乗り越えることで、自信がつきます。格闘技は消費カロリーが大きいため、良い体になりますし、フィットネスに最適です。格闘技は一歩間違えれば、暴力になってしまうため、自分を律して、他者を尊重するため、礼儀も身につきます。しかし、私がみなさんに伝えたいのは、格闘技が優れたコミュニケーション・ツールであることです。
　
楽しく格闘技をして、楽しくコミュニケーションを図って行きましょう。