ひょ・・・

　
こんな人がふと見た窓の外にいたらどうしましょう。震えながらトイレに閉じこもり110番するけど、筆者宅のトイレは軍手なしの素手で打ち破れるぐらいボロボロなので、アレだろうなあ・・・考えるだけでぞっとします。
　
「うちは大丈夫」なんて思っていても、明日何が起こるかわからない物騒な現代の世の中。弥勒菩薩（みろくぼさつ）が救ってくれるのはまだずっと先のことですし、ひとまずカギから見直してみませんか、ということで、南区にあるカギのなんでも屋「カギの横浜ロックサービス」をご紹介。
　
　
　
安心できる暮らしのために
　

横浜市営地下鉄ブルーライン弘明寺駅から徒歩約10分

　
大通りをずっとまっすぐ行ったところに、「カギの横浜ロックサービス」はある。
　

ニャ
　

ニャッキ―・・・目が・・・

　
只者じゃない存在感を放つ、ちょっと怖いニャッキ―がお出迎えしてくれた。強い視線を感じつつ、お店の中へ。
　

中の人はというと

　
この方は代表取締役の横山さん。気さくな先輩的な雰囲気で親しみやすい方でした。さっそくお店のあれこれを伺います。
　
まず、「カギの横浜ロックサービス」とは、具体的に何をしているのか？　筆者は鍵屋さんて合いカギを作ってくれたり、ドアのカギが壊れたときに交換してくれるというイメージしかないのだが・・・（すみません）。
　
「合カギも作りますし、カギあけにも行きますけど、主にセキュリティについての仕事をしています」と横山さん。
会社や個人宅に、防犯性の高いカギを取り付けるのはもちろん、なんと防犯カメラの設置や、外からの侵入を防ぐ窓へのリニューアルなどの業務もやっていらっしゃるそう。

　　

カギの横浜ロックサービスはセキュリティ全般を扱う

　　
「例えば防犯カメラを設置するのに、効果的な配置の仕方はその場所その場所で違います。死角を作らず、侵入者が嫌がるような位置にカメラをつけることが大切です」とのこと。
　
侵入者の中にもその家をパッと見ただけで入りやすさが分かってしまう、怖い人もいる。筆者ごときがどうあがいても、きっと2秒ぐらいでさらっと家に入られてしまうに違いない。
　
プロにはプロの技術を持って抵抗しなくては。
実は横山さん、日本に約330人しかいない総合防犯設備士という資格を取得したという、防犯のプロフェッショナル。防犯にまつわることならなんでも相談にのってくださる、頼もしい存在なのだ。
　

相当難易度の高い試験
　

HPには
　

防犯のポイントが
　

載っている
　

例えばこちらのカギ
　

防犯性の高いプッシュ式のもの

　
がっちりとドアをロックしてピッキングを防いでくれる上に、暗証番号にて開錠できるため、カギをよく無くす誰かさんにはうってつけ。「カギの横浜ロックサービス」ではその人の性格やライフスタイル、心配ごとによってカギを選んでもらえる。「防犯対策をしたいけど、何をしたらいいかわからない・・・」という方は、一度相談してみてはいかがだろうか？
　

筆者は確実に相談しちゃう・・・

　
そんな横山さんの経歴についても少し伺った。南区ご出身という横山さん。始めはカギとは全く関係のない、バーをやっていらした。いきさつは「トムクルーズ主演の『カクテル』という映画を見て」とのこと。
　
「映画にあこがれて、19歳の時に友達とバーをやりたいねという話になったんです。資金を集め、見よう見まねでオープンしました。始めは地元である上大岡でやっていたのですが、横浜の石川町と千葉でもお店を持つことができて。その後、バーを経営した仲間の本を出したいとの希望から、サンクチュアリ出版という会社を立ち上げました。これも一から自分たちで作りあげましたね」
　

横山さんの行動力にあっぱれ！

　
「そのあとはいろいろ縁があって小笠原諸島の父島にもバーを立ち上げることになり、一時横浜を離れたのですが、結婚して子どももできたので地元へ戻ってきました。仕事を探していたときになんとなくガテン系へ行きたいなあと思い、カギの専門学校へ行きました。で、学校を卒業してすぐカギの会社を立ち上げて現在に至ります。振り返れば学校ではカギのさわりしか教わっていなく、その後はほぼ独学にて学んで来ました」
　
とても一人の人生とは思えないほどたくさんのことをやっていらっしゃる。
　

人生の難しいカギを何度も開錠してこられたのですな

　
「カギの横浜ロックサービス」の創業は1999（平成11）年。当時は車を事務所代わりにお仕事されていたのだとか。開業当初から、どんな仕事も断らず、その都度ご自分で勉強しながら技術を磨いてこられた。南区にお店を構えたのは2002（平成14）年のこと。
　
「世のため人のためになる仕事がしたいです。これは人として当然のことと思っています」と横山さん。
　
困っている人の立場になって、親身なお仕事をしてくださるのは、ご自身の過去の経験があってこそなのではないだろうか。
　

街に一人、いや親戚に一人、いやいや家族に一人いてほしい横山さん