居酒屋
浪漫亭 東白楽店
- 東急東横線「東白楽駅」から徒歩1分
- 神奈川県横浜市神奈川区白楽4-13-2F
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- 営業時間:17:00~翌3:00(L.O.2:00、ドリンクL.O.2:30)
- 定休日:年中無休
大正ロマンをイメージした店内で、絶品の白レバーを片手にカンパイ! 備長炭で焼き上げた串焼きの味はもちろん、温かなスタッフの接客も人気のポイント
おひとりさま大歓迎!!スタッフの“おもてなし”も自慢の「浪漫亭 東白楽店」
2015年08月25日
駅から徒歩30秒! 毎日立ち寄りたくなる“近さ”も魅力
今日も1日、本当に忙しかった・・・。
そんなお疲れ気味の夜にこそ、欲しくなるのが気軽に立ち寄れる「行きつけの店」。
しかも帰り道の途中、自宅からほど近いのであればなお最高だ。
今回、降り立ったのは東急東横線の「東白楽駅」。
各駅停車しか止まらない小さな駅ながら、横浜駅から2駅という近さ、そして、少し歩けばJR横浜線の「東神奈川駅」を利用することもできるという便利さも手伝って、一人暮らしのサラリーマン・学生から、ファミリーまで、幅広い年齢層に人気の街だ。
東白楽駅の東口を出ると、高架沿いに飲食店が並ぶ
そんな東白楽駅から徒歩わずか30秒、まさに駅の“目の前”に、知る人ぞ知る「リーズナブルなのに旨い!」焼鳥の名店があるという。
むむっ! あの看板は・・・
ちょっぴり味のある文字も印象的な「浪漫亭」の看板
レトロな喫茶店のような佇まい
こちらの「串工房 浪漫亭」は、東白楽の駅前で20年近くも営業を続けている、まさに“地元の名店”的存在。備長炭で焼いた1本98円から注文できる絶品の串焼きと、お酒にピッタリの逸品料理を求め、常連客を中心に連日にぎわいを見せているという。
おひとりさまでもくつろげるカウンター席と、仲間と楽しみたいテーブル席
店内インテリアのコンセプトはズバリ「大正ロマン」。壁には昔懐かしい広告のポスターや、アンティーク調の小物や家電製品が並び、串焼店というよりは、ナポリタンやケチャップライスを提供してくれるような「洋食店」といった雰囲気。
壁のあちこちに懐かしのポスターが飾られている
焼鳥屋さんには見えないインテリアですね、という筆者の質問に答えてくれたのは、にこやかな笑顔がステキな店長の村上(むらかみ)さん。
店長の村上さん。常連さんには「しんちゃん」と親しまれているのだとか
「レトロなポスターやインテリアは、社長の趣味でして・・・こういう“大正ロマン”を感じさせる空間を作りたいと集めたようです。アンティークな家電製品などは、実際に一般のご家庭で使われていたものだと聞いています」と話す村上さん。
年代を感じさせる扇風機。「懐かしい!」と感じる人もいるのでは?
「焼鳥店というと男性客が中心というイメージを持たれるかもしれませんが、ウチはおひとりで来られる女性のお客様も結構いらっしゃいます。もしかしたら、こうした“らしくない”インテリアが、女性のお客様に好まれているのかもしれませんね」
朝〆の新鮮な鶏を味わってほしい!
もちろん「浪漫亭」のこだわりは店内インテリアだけではない。
お店の“顔”ともいえる串焼きは、村上さんいわく「鮮度にとことんこだわっている」という、朝〆の鶏を使用。産地にこだわることなく「その日一番新鮮で状態のよい鶏を仕入れ、一つひとつお店でカット、串刺ししている」のだという。
仕入れた鶏を丁寧にさばき・・・
すべての部位を1本1本手で串刺しにする
店長の村上さんは、開店の午後5時から閉店(午前3時)まで調理場に立っているため、昼からの仕込みまですべて行うのは難しい。そこで、活躍しているのがパートの女性スタッフだ(残念ながら顔写真はNG)。
村上さんも「私よりもずっと経験が長くて、いろいろと教えてもらっているくらい」と笑うほどの大ベテランがそろっているという。
・・・なるほど、浪漫亭の味は、こうして支えられているのですね。
ていねいに串刺しされた新鮮な鶏を、注文を受けてから焼き始める
串焼きにはすべて備長炭を使用。「やはり火力がほかとは全然違います。外はしっかり、中はふっくらという絶妙な焼き加減が可能なのも備長炭ならではですよね」と話す村上さん。しかし、その“絶妙な焼き加減”を体得するまでには「かなり時間がかかった」という。
火力や焼き加減を見て位置を入れ替える。簡単そうで難しい・・・
「実はこの店で働き始めてまだ6年くらいなんです」と笑う村上さん。それまでは飲食店で働いた経験もなく、もちろん焼き場に立ったこともなかったという。
「赤塩」を振るタイミングや量も試行錯誤の末に体得
「僕が入店した時の店長はいわゆる職人気質の方で、“見て学べ”というスタンスだったので・・・いやぁ、大変でしたよ。やはり焼き加減ひとつで味も大きく変わりますから、最初は何から何まで試行錯誤の連続でしたね」と振り返る。
レバー(左)と白レバーは臭みもなく「レバーが苦手」という人にも好評!
これまでの苦労も明るくサラッと話す村上さん。しかし、よくよくお話をお伺いすると、入店以来、これまで築き上げてきた人気の「味」を守るだけでなく、お客に愛される店にするためのさまざまな“改革”にも取り組んできたようだ。