お酒
酒の島崎(島崎株式会社)
- 各線「横浜駅」から徒歩5分
- 横浜市神奈川区台町11-19
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- 営業時間:9:00~18:00
- 定休日:日曜日
ビールから日本酒、焼酎、そしてワインまで、業務用酒販店として地元・横浜の飲食店を支える“お酒のプロ”酒の島崎。創業88年の歴史と実績から、さらなる飛躍をめざす、その取り組みやモットーについて伺った
創業88年の老舗。“お酒のプロ”として、地元横浜の飲食店に最高のお酒を提供し続ける「酒の島崎」
2018年11月02日
地元飲食店の“頼れるパートナー”として愛され88年!
古くから多くの飲食店が建ち並び、サンマーメンやナポリタンといった独自の食文化を生み出してきた街、横浜。行きつけの店を持っている人も多いのではないだろうか。
そんな魅力あふれる横浜の飲食店にお酒を届け、お酒のプロとして「酒の島崎」の通称で親しまれてきたのが、横浜市神奈川区にある島崎株式会社だ。
横浜駅から徒歩5分。住宅街の一角にある
「酒の島崎」の創業は、1930(昭和5)年のこと。現在の代表取締役、島崎尚己(しまざき・なおみ)さんの祖父が、出身地である静岡から「酒屋をやろう!」と一念発起。横浜市保土ケ谷区の天王町に店を立ち上げたことから始まる。
島崎社長に創業からの歴史について語っていただいた
戦前、天王町の店で撮影された写真
その後、戦争により一時休業を余儀なくされたが、戦後、中区に場所を移し、業務用酒販店として再スタートを切った。
「新たに店を開いた場所は今の大通り公園に近く、当時は川が流れていました。埋め立てられる前は川に沿って屋台がズラリと並んでいて、そうした店を相手にお酒を販売していたと聞いています」と島崎社長。
大通り公園近くの大鷲神社周辺は、かつて横浜の大歓楽街だった。その歓楽街を支える酒販店として街と共に成長を続け、1950(昭和25)年には「株式会社島崎商店」となり、1969(昭和44)年には横浜駅西口の現在の場所へと移転。そして「島崎株式会社」となった現在は横浜市内をメインに川崎、都内へと配送網を広げ、取引先は500店を超えるなど、地域に欠かせない酒屋さんとしての地位を確立している。
オフィスの棚には年代物のお酒がズラリと並ぶ
「酒の島崎」として親しまれる島崎株式会社には、創業時から変わることのない「お客様の余慶に預かる」という、商売に対する想いがある。「お客様が繁盛するお手伝いができてこそ、自社の繁栄をもたらす」という創業者の言葉を胸に、取引先である飲食店の良きパートナーとして「ご繁盛のお手伝い」に力を尽くしてきた。
創業80周年を記念した一枚。お客様への想いは今も昔も変わらない
そのためには、ただ依頼されたお酒を届けるだけではなく、「これから飲食店を開きたい」というオーナーには、店の業態や料理の内容に合ったドリンクメニューの提案はもちろん、宣伝活動からレセプションのアドバイスまで手伝うことも少なくないという。
「今はネットが普及してお客様の目が肥え、中には我々も知らないような珍しいお酒を求めてくる方もいらっしゃいます。また、近年ワインや焼酎などは、産地限定など入手困難な銘柄が好まれる傾向にある。そうしたご要望に応えていけるよう、我々も日々、勉強しています」と語った島崎社長。
数ある銘柄の中から「その店にあった味」を提案するのは簡単なことではない
スタッフは皆、日々、メーカーが開催する新商品発表会や試飲会に積極的に参加し、いち早くその味を確認。さらにソムリエや利き酒師といった社員の資格取得をバックアップし、全社一丸となってお客さんの要望に応えるためのスキルアップに努めている。
もちろん島崎社長も公私ともにお酒をたしなみ、自分好みの味を追求してきた1人。こっそり「好きなお酒は?」と聞くと「1杯目はビール、2杯目は日本酒やワインを料理に合わせて・・・」とのこと。
島崎社長ご自身も「利き酒師」の資格を取得
また、常に「最高の状態でお酒を提供したい」と、保管・輸送時の温度管理も徹底。温度によって品質が左右される日本酒などは、これまでもアイスボックスを使用し、すぐにお客様にお渡しできるよう、納品時間を徹底するなど心を配ってきた。
2018(平成30)年には、サービス内容や配達エリアを拡充すべく、保冷車を1台導入。現在は遠方の飲食店へ向けた納品での活躍が中心となっているが、「今後もより一層、運搬時の温度管理には力を入れていきたい」と話す。
念願の保冷車を導入! 特に遠方への運搬で活躍している
こうしたきめ細かな心遣いからも「お酒のプロ」の仕事の一端を垣間見た気がした。
卸売から一般販売へ。ワインのおいしさを多くの人に伝えたい
そして今、「酒の島崎」が飲食店への卸売りと並行して力を入れているのが、飲食店のみならず一般の消費者も対象にした新たなワイン紹介&販売事業だ。
その核となっているのが、“日本中にワインのある生活を”をコンセプトにオープンしたネットショップ「VINIAGE(ヴィニアージュ)」。産地や価格だけでなく、ワインに合う料理やラベルデザイン(!)からも好みのワインを選び、キニナルものはそのまま購入できるという、ツウはもちろんワイン初心者まで幅広く楽しめる内容となっている。
料理に合わせてワインが選べるなど、ワイン初心者にもわかりやすい
「VINIAGE」を始めた経緯について、取締役であり、島崎社長の弟でもある島崎圭司(しまざき・けいじ)さんにお話を伺った。
自らもワイン好きだと語る島崎圭司さん
もともと取り扱う酒類のうち25%をワインが占めるという酒の島崎。「この割合は業務用酒販店の中でも特に高く、それが弊社の特徴でもあり強みだと思っている」という。
「しかし、何千とあるワインの情報をお客様に過不足なくお伝えすることは、業務量的にも時間的にも限界があります。また同時に、企業としてインターネットやSNSを通じて情報を発信していくことが重要だと感じるようにもなっていたんです」
ネットショップならワインの魅力を余すところなく紹介できる
基本情報
店名 | 酒の島崎(島崎株式会社) サケノシマザキ |
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ジャンル | ・お酒の販売(主に業務用) ・ワインのネットショップ運営 |
住所 | 〒221-0834 横浜市神奈川区台町11-19 |
アクセス | 各線「横浜駅」から徒歩5分 |
駐車場 | 無 ※近隣にコインパーキング有 |
TEL1 | 045-311-9861 はまれぽを見たとお伝えください |
TEL2 | |
FAX | |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 日曜日 |
URL | http://www.sake-shimazaki.com |
カード利用 | |
個室 |