食品
八千代ポートリー
- 横浜市営地下鉄ブルーライン「港南中央駅」より徒歩5分
- 横浜市港南区港南3-5-21
-
- 営業時間:9:00~6:00
- 定休日:日曜日
外務省発信の動画で海外の話題を集めている日本の卵工場。「そもそも何をするところ?」の疑問を抱え、横浜市港南区の「八千代ポートリー」に潜入してみた。卵料理が食べたくなることウケアイの調査報告は必読だ。
最新鋭ロボットの大活躍で、新鮮・おいしい卵誕生の現場に迫る!港南区「八千代ポートリー」
2016年09月26日
ご存じ動画投稿サイト「YouTube」に、外務省が主催するサイト「Web Japan」が投稿した1本の動画が、世界中の話題を呼んでいる。2013(平成25)年1月に公開されて以来、動画視聴回数は20万回を軽く超え、現在でも各国からのアクセスが絶えない。
日本の文化、観光、社会、歴史、自然などを世界に伝える「Web Japan」が、この動画で紹介している内容は、とある卵工場のオペレーション。ロボットを使ってオートメーション化された工程だ。
日本人である我々が視聴しても興味を惹かれる内容だが・・・
Wow...(わぉ・・・)
Amazing!(「びっくり!」)
Impressive!! (「感動的!!」)
さらには
Eggcellent!!!(「卵だけにタマげた!!!【超訳】」)
と、海外の反応はさらに熱い。
そんな動画と同様、あるいはそれ以上の驚きに満ちた卵工場が、われらが横浜にもあるという。国内最新鋭の設備を誇る、横浜市港南区の「八千代ポートリー」だ。
この地で87年続く鶏卵販売会社
「八千代ポートリー」があるのは横浜市営地下鉄ブルーライン「港南中央」駅より歩いてすぐの場所。港南区役所や警察署、消防署などが集まる駅前は、車や人の往来も多いが、少し歩くと静かな住宅街に。
ここでパックの卵が製造されているとはとても思えない場所だ
「創始者の笠原利八(かさはら・りはち)とその妻・千代(ちよ)がこの場所に養鶏場を設立した1929(昭和4)年には、周辺で暮らしていたのはたったの19世帯。そのほとんどが鶏を飼って卵を出荷する、養鶏業を営んでいたそうです」とは、経営企画部の堀田雅史(ほった・まさし)さんのお話。
「利八」と「千代」で「八千代」なんです
現況からは想像も難しいが、以前はのどかな風景が広がっていたらしい。笠原夫妻は戦時中も日本海軍の指定業者として養鶏業を維持してきた。その後、周辺人口が爆発的に増えた1970(昭和45)年に、臭気や騒音などの問題を受けて、生産農場を千葉県君津市に移転。1979(昭和54)年からは生産農場を「横浜ファーム」、販売部門を「八千代ポートリー」として役割分担し、現在に至るというわけだ。
二代目節夫(せつお)氏(左)と三代目政利(まさとし)氏
現在、「横浜ファーム」では千葉県君津市と茨城県下妻市に2つの直営農場を運営。そのほかにも関東圏はもちろん、協力農場のネットワークは全国に広がっている。
2つの直営農場と協力農場のネットワークで
安心・安全な卵の安定供給を支えているのだ
直営・協力の両方の生産農場から、港南区の本社工場には毎日新鮮な卵が届く。その数なんと1日に100万個。製品の企画、製造、販売、物流を一手に引き受ける「八千代ポートリー」では、消費者のニーズに合わせた商品づくりにも力を注いでいる。
その一つが1995(平成7)年、業界に先駆けて企画販売され人気を集めている「食菜卵(しょくさいらん)」だ。「食菜卵」は、サルモネラ汚染の主要因とされる魚粉や肉骨粉などの動物性たんぱくを飼料から一切排除し、植物性飼料のみで育った鶏の卵のみをパック詰めしたもの。元は「卵が苦手という子どもたちにも卵の良質たんぱくを摂ってほしい」という学校給食の要望から生まれたという。
「一般的な卵特有の臭みがなく、あっさりした味わいでご好評いただいています」と、堀田さん。
繊細な味にこだわる洋菓子店や老舗洋食店などから高評価を受けているそうだ
基本情報
店名 | 八千代ポートリー ヤチヨポートリー |
---|---|
ジャンル | 卵関連商品取扱会社 |
住所 | 〒233-0003 横浜市港南区港南3-5-21 |
アクセス | 横浜市営地下鉄ブルーライン「港南中央駅」より徒歩5分 |
駐車場 | なし |
TEL1 | 045-843-5105 はまれぽを見たとお伝えください |
TEL2 | |
FAX | |
営業時間 | 8:30~17:30 |
定休日 | 日曜日 |
URL | http://www.yachiyo-egg.com/ |
カード利用 | |
個室 |