大船方向に向かう途中の「関谷インター」、一般道なのに「インター」と呼ばれているのはなぜ?
ココがキニナル!
国道一号線の「影取町」交差点から大船駅方面に向かう道の途中に「関谷インター」があるのですが、料金所が無く高速道路でもない一般道路なのになぜ「関谷インター」という名前なの?(かまっこさん)
はまれぽ調査結果!
「関谷インター」という場所は存在しない! 正式名称は「関谷陸橋」。インターチェンジと形が似ていて通称となった。バス停の名前にもなっている。
ライター:すがた もえ子
では、実際に関谷インターへ!
それでは実際に関谷インターと呼ばれている「関谷陸橋」へ向かってみることにした。
藤沢駅からバスに乗り込む
バス停は高架下にある
藤沢駅から関谷陸橋の位置
辺りを見渡してみたが、このバス停以外に「関谷インター」という表示はなかった。
20分ほどでバス停「関谷インター」へ到着した(写真提供:藤沢土木事務所)
バス停のすぐ上には関谷陸橋が巨大な姿を見せる
あまりの巨大さに圧倒されそうになる。交通量も多そうだが、はたして徒歩で登れるのだろうか?
しかし心配は無用だった
バス停のすぐそばに関谷陸橋へと上って行く歩道が用意されていた。取材日は小雨だったこともあり、筆者以外この歩道へ向かう人はいない。
「関谷歩道橋」と書かれている
頭のすぐ上が陸橋! かなり近い
関谷歩道橋を上りきる(写真右手の通路が駅や歩道橋方面)
歩道のすぐ横を走る道路が関谷陸橋の一部だ。
「関谷陸橋A-Lane」の表示が
関谷陸橋を構成する4本の道路には全て名前が付けられている。
Aレーン:藤沢→国道1号線方面
Bレーン:大船→国道1号線方面
Cレーン:国道1号線→藤沢方面
Dレーン:国道1号線→大船方面
といった具合だ。
Aレーンは402号(阿久和鎌倉)へ繋がっている
この日の交通量はものすごく多いというわけではなかったが、車が途切れることは無かった。
交差する部分を下から見るとこんな感じ
関谷陸橋の入口
取材時は関谷陸橋は塗装の塗り替え作業中だった
塗り替え作業のため、一部シートで覆われていた
こちらは藤沢駅へ向かうバス停
バス停からは関谷陸橋の裏側が丸見えだった
陸橋の下には防災用の土のうが置かれているようだ
巨大さがよく分かる(写真提供:藤沢土木事務所)
後日「関谷インター」というバス停の名称について神奈川中央交通に伺ってみると「昔のことになるので記録が残っていないが、今の名称になる前のバス停は“関谷”という名称だった」という回答をいただくことができた。
記録の保存期間が過ぎ、すでに当時の記録は残っていないとのことだった。
結局「関谷インター」の名称の出所は分からなかった
残念ながら誰が関谷インターと言い出したのか、バス停の名前がなぜ関谷インターなのかは記録が残っておらず分からなかった。